代表取締役 高山 晃

株式会社ファンワークス 代表取締役 高山 晃

代表取締役 高山 晃

株式会社ファンワークス
設立 2005年8月8日
事業内容
  • アニメーション、映像の企画、制作
  • クリエイターの発掘、育成、マネージメント
  • キャラクターの企画、開発、育成
  • ウェブサイトの企画、構築、運営
  • ウェブメディア連携、PR業務
  • CGM、ユーザーコミュニケーションの企画
  • 商品化展開
  • 権利関係処理、契約書締結
  • これらを総合した企画、コンサルティング
会社HP http://www.fanworks.co.jp/

質の高いコンテンツを世の中に広めたい

大学卒業後に広告代理店へ就職し、空間プロデュース、ゲームメーカーのプロモーション、
アニメーション番組のメディアミックスなどを行い、映像制作会社に移り、ドラマ、
CMの製作などを担当しました。
その後、親子で楽しめるエンタテインメントに興味を持ちで
アニメーション会社への転職を経て、起業に至りました。

しかし、最初から起業を視野にキャリアを積んできたわけではありません。
仕事で素晴らしい作品を作るたくさんのクリエイターと触れ合ったことで、
彼らと共闘して世の中にアピールする作品を
つくりビジネスをプロデュースしていきたいと思ったのが、
起業するきっかけとなりました。

3年早いと言われた企画を個人で展開する

インデペンデントに活躍するアニメ、キャラクター系クリエイターの作品を
広めていくビジネスを展開しようと決め、26歳の事業パートナー
(当時、自分は40歳でした。)と事業計画をプランニングしている最中に、
業界の先輩方にアドバイスを求めたりもしました。

ある先輩から言われて特に印象に残っているのは、
「企画自体は○、だが発想が3年早い」という言葉です。

今でこそ一般の方々にも受け入れられていますが、
一般的な知名度がないキャラクターや数分間のアニメ作品を公開し、
それをきっかけにコンテンツビジネスを展開しようとするビジネスプランは
非常に突飛な発想であると捉えられましたし、仮に出資者を募ったとしても
実績のないコンテンツやクリエイターを元に説得するのは難しい状況でした。
しかし、私はこの先輩の言葉に力付けられ、

「3年早いなら、先ず自分たちで始めてみよう!」

そう思ってファンワークスを起業しました。

戦略的にクリエイターを束ねる

ファンワークスの事業の一つとして、
クリエイターのオリジナル作品のプロデュースがあります。
単なるモノづくりに留まらず、メディアや企業の方々と
パートナーシップを組み、PR戦略、WEBサイトづくり、
契約の締結などトータルにクリエイターをサポートしていきます。

バトンを渡す仕事

様々な方々と仕事上で交流する機会がありますが、
私は自分の役割を「バトンを渡す仕事」だと考えています。

ここでいう「バトン」とは人と人との「縁」を表し、
仕事を通して相手に繋がっていくものだと捉えると分かりやすいと思います。

何かの仕事で関わったことをきっかけに、その人との「縁」という
バトンが生まれ、他の方にその人を紹介したり、また私を紹介していただいたりと、
繋がれるバトンが次々と増えていきます。
私のバトンを次のランナーに繋いで、そのバトンをまた次のランナーに繋ぐ、
そうしてランナーを増やしていくことで、「縁」という輪を拡げ、
次のビジネスに繋がっていくのだと思います。

自分を漢字一文字で表すなら「開」

私を一文字で表すなら「開」という漢字がしっくりきます。

たとえば「ウェブとアニメーションの融合」という
誰もやったことがないジャンルを切り開いていくという意味でも、
また様々なクリエイターや企業やメディアの方方といったパートナーに対して
私自身を常に開いておくという心掛けを忘れないためという事も、
この漢字を選んだ理由です。

テーマカラーは「白」

常にフラットかつオープンでありたいというスタイルから、
白は私の事を一番良く表す色だと思います。
ビジネスという観点から、どんな球が来ても打てるように、
どんなパートナーでも付き合っていけるようにフラットでありたいと考えています。

どのような人材が求められるか

ベンチャー企業では企業規模の性質上、人材登用において
経験者が優遇されがちですが、私は未経験者こそこの業界に向いていると感じます。
培ってきたノウハウ、コネクションは時にマイナス要素をはらむこともあります。

常に需要の変化に対応することが求められるため、
「昔はこうだった」では変化に対応し切れないからです。
現在、各種メディアにおいて様々なコンテンツが評価され、
そして衰退していっています。

フットワークを軽く、今現在のことにこだわりすぎない柔軟さを持つ新卒学生で、
クリエイターとビジネスの橋渡しをしたいと思う方は是非チャレンジしていただきたいと思います。