代表取締役社長 松本 光一

設立 平成17年3月25日
事業内容
  • 安全で機能的かつ衛生的な「成人用玩具」の研究開発及びその販売
    (TENGAブランドの販売)
会社HP http://www.tenga.co.jp/

起業ストーリー

元々私は愛知にて12年間程整備の仕事をしていました。日本車、外車、
ヴィンテージカーなどを扱っていました。

日本車は輸出していたのですが、その当時から諸外国を相手にしてきて、
世界中のものに触れ、興味をもっていました。特に、ヴィンテージカーは
モノ作りの醍醐味が詰まっていました。

給料だけがやりがいじゃない。

12年間整備士をしていましたが、6ヶ月間程給料が出ていない時期なども
ありました。
ですが、給料が無くても、
クラシックカー好きが世界に一台しかないものに目を輝かせて買っていく。
それが楽しくて、やりがいを感じる事が出来て仕方ありませんでした。
しかし金がない・・

雇い主に金がないというと3千円だけくれる、そんな生活をしていました。

そして会社を辞め静岡に戻り自動車の中古車販売をしました。

私はそれまでに培ったモノ作りへの思いと、
ヒトに喜んでもらいたいという思いがあったので、
プロとして中古車の具合などを丁寧に説明していました。

そうしたら3年間ずっとトップセールスを続けられました。
モノ作りへの欲求。そして世の中に新しいものを生み出したい。
トップセールス時代はお金はありました。
しかしモノ作りは存在しませんでした。

体の中からモノ作りへの欲求が沸き出るんですね。
新しいものを発明し世の中に生み出したい。
そう思い、セールス時代にお金を貯め始めました。

その資金を元に自主制作を始めました。

Made in Japanって工夫があってすばらしい。

やはり日本製ってすごいと思うんですよ。

色んな種類のプロダクトを見るために色々なショップを回りました。
そんなある日、アダルトショップに行き、
アダルトグッズコーナーに入った時に違和感を感じました。

そこに陳列してある商品はデザイン、ブランド、
カタログ、バーコード、問い合わせ先の記述、HPアドレスなどがなく、
そこには一般性がありませんでした。

そこで、「俺がやるべきことがいっぱいあるな」と思ったのです。
革命を起こせるな、と。

なぜか買う人が不安感や後ろめたさを感じる。
この産業にはやることが山ほどあるなとその瞬間に思ったのです。
それからというもの、ひたすら自主制作。

まずはモノがないと誰にも相手にしてもらえないと考えたからです。
ひたすら作り続けましたが、そう簡単には相手にされませんでした。
1年目は相当苦しかった。

ただこれで終わったら,
ただのモノ作りをしようと思ったオッサンで終わってしまう・・・。

その製作期間には全く他の仕事に手を出さず集中しました。
勝負しました。

そしてまた半年が過ぎました。
この時はさすがにキツかったです。

このまま続けていいのか。
追い込まれた自分でしたが、一つ気が付きました。

「成功するまでやればいいんだ。」
「途中でやめるから失敗したって言われるんだ。」

答えはとてもシンプルでした。

諦めないで、必ず失敗から学ばないといけません。

少ない経験でいっぱい学ぶこと。
これが努力のコツです。

何か始めるのであれば、
今あるシェアだけを奪いに行ってはダメ。

新しい市場ごと作り、支持をもらう。
そこに山があるから登るのではなくて、
そこに登りたいから山を作るんです。

転機

やっとのことで東京の販社から、
商品プレゼンのチャンスを一回もらう事が出来ました。

そしてプレゼンでは商品を面白いと言ってもらう事が出来、
東京に出てきてスタートしました。

諦めなければ全てが叶う訳ではない。
でも諦めたら何も叶わない。

いつも正しい努力と挑戦、
そして工夫した挑戦をしていけば1つずつ叶っていきます。

心が折れそうになるときもありますが、
そんな時は以下の7つの心得を覚えていて下さい。
きっと役立つ事でしょう。

元気
勇気
根気
熱意
笑顔
勢い
お客様に喜んで頂けるものを誠実に作る

TENGAのポリシー

常にイノベーティブな製品を開発すること
高い製品クオリティーを維持する事
お客さんと良いコミュニケーションをとること
正直さと真面目さと情熱を持った方と働きたいですね。

学生さんに言える事は、
面接とは勝負の場であるということ。
面接は試合です。

試合に勝つためには練習が必要。
会社にとっては今後一緒に働く仲間を見つける大切な場です。
お互い真剣勝負です。
もっともっと世界中の人に喜んでもらいたい。
TENGAが世界平和に繋がってほしい。

これからも皆様に喜んで頂けるよう、
革新的な製品を誠実に作り続けます。