代表取締役 野澤 敏通
設立 | 1988年4月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.q-co.jp/index.html |
「ただひたすら目の前の仕事を真剣に、懸命に。」駆け抜けた20代。
学生の頃から広告業界でアルバイトをしていました。
卒業後は外資系の広告代理店に入社。入社後は大きな組織の中で
「自分でもできる!」と思う仕事でも任せてもらえないことに悶々としていました。
当時はまだ「終身雇用「年功序列」の時代。
そのため年齢によって任される仕事が決まるということが当たり前でした。
「自分のやりたいと思う仕事をしたい!」そんな想いが募る中、
尊敬していた上司が他社へヘッドハンティングされました。
これを機に数ヶ月しか勤めていない広告代理店を退職。
新宿の雑居ビルに六畳一間の部屋を借りて独立しました。
当時はバブル期で、時代の風潮から「何とかなる」と考えていました。
しかし、そう簡単に仕事はもらえず…。
自分で独立してみて、初めて自分の無力さを知りました。
そこで、低いギャラでも、納期が迫っているものでも、
とにかく何でも頂いた仕事はやろう!と決めました。
「仕事は断らない」これを信念に、どんなに忙しくても断らずに
真剣に取り組んでいきました。
徹夜をする日もあったり、20代は目の前の仕事を真剣に、
懸命にこなしていく毎日でした。
30歳になり、気がついたらオフィスが大きくなり、
仲間やスタッフが増えていました。
会社の方向性などをしっかり考え始めたのはこの頃から。
これまで一つ一つの仕事に真剣にやってきた結果、
今ではお客様から自然とお仕事を頂けるようになりました。
“創造の創世記を楽しむ”
私たちはどんなに利益の出る仕事であっても、
自分たちが創造(クリエイティブ)できるものでなければビジネスにしません。
創造は答えのないものを創ること。人との関わりの中で生まれます。
なので、関わり方が変われば自ずと結果も変わっていきます。
だからこそ私たちは「現場」を大切にします。
それは、「“創造の瞬間”に立ち会いたい」という想いから。そこにロマンを感じるのです。
また、今後会社の規模を大きくしていく考えはありません。
バブルの頃とは異なり、大きな会社にしか出来ないこと、
小さな会社だからこそ出来ることを選択できる時代になっています。
その中で私たちのやるべきことをやっていきたいと考えています。
座右の銘
「日々是好日」
禅の言葉で「毎日がよい日である」という意味です。このように思う気持ちはとても大切です。
世の中には『自然の流れ』とも言うべきものがあり、人は上手くいくようになっています。
先の見えないことを心配するのではなく、「毎日がよい日」にしていくことを大切にしたいですね。
「素直さ=吸収力」
成長する人は「素直」な人だと思います。
「素直さ=吸収力」であり、自分が無知であることを知っていれば
知識に貪欲ですし、無力で素直な人は周りが助けてくれるものです。
学生へのメッセージ
好きな仕事をやって欲しいです。好きな仕事でないと続きません。
しかし学生の頃から自分は何が好きなのか、何が合っているのかを
わかっている人は少ないです。
また現在では選択肢が増えたため、「選ぶ」という贅沢ができる。
給与・待遇が良い、休みがある、オフィスがキレイなど、贅沢を言い出せばきりがありません。
贅沢を言っていないで、目の前のチャンスに飛び込んでいくべきです。
そしてその仕事を好きになる努力をしていく。
この道を極めて行こう!という「覚悟と決断」が20代には必要です。
すると他の人よりも頭一つ飛び出し、40代の頃には抜くことの出来ない大きな差になります。
選択肢の多い時代だからこそ、
「シンプルに、目の前のことを懸命に、素直に頑張っていく。」
これが大切だと思います。