取締役社長 上野 みなこ
取締役社長 上野 みなこ
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| 設立 | 2006 年 5 月 |
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| 会社HP | http://www.cross-hearts.com/index.html |
仕事大好き！社長になりたい！！
学生時代から社長になりたいと思っていました。
大学の卒業式では「将来は社長になる！」と宣言したのですが、
銀行から既に内定を頂いていたので周囲からはクスッと笑われてしまいました。
社長に、と考えてはいたものの、まだその頃は「社長」という目標が漠然としていて、
とりあえず思う存分働けそうな銀行を選んでいたのです。
銀行には17年間務め、金融業界一筋。仕事が楽しくて仕方ありませんでした。
仕事が好きな性分なんですよね。
17年間、部署移動もあり、様々な仕事を経験しました。
例えばベンチャー企業に投資をする事業部で働いていたこともあります。
そこでは日々、様々な方々が起業し、
上場し、企業を成長させてゆく姿を目にしていました。
会社員ながらもベンチャー企業の経営の様子に触れることができ、
こんな世界もあるんだ、と新鮮さを感じていたものです。
銀行での仕事は楽しかったものの、やはり、大企業はトップダウン体質。
自分の意見が通らないなど、物足りなく感じることが度々ありました。
上の方が決めたことを事務的にこなさなければならない場面が多く、
事を自分で決断する機会にはなかなか恵まれません。
年を重ねるごとに、自分の本当にやりたいことについて真剣に考えるようになり、
「いつかは社長になりたい！」と考えていたことを思い出します。
自分の力を試してみたい。自分の責任は自分で負ってみたい。
17年間勤めた銀行を辞め、起業を決意した理由です。
やりたいこと探し −仕事は世の中の不便・不満のなかにあるはずだ−
とは言うものの、やりたい事業がすぐにあったわけではありません。
何をしようか、何がしたいのか。
仕事は世の中の、生活の中の不便・不満の中にあるはずです。
生活の中の不便を探しながら3年間という日々を過ごしました。
そしてある夏。
猛暑の中、いつもペットボトル飲料を持ち歩くのですが、
ペットボトルに入った飲み物って、外が暑くなるとすぐにぬるくなってしまって嫌ですよね。
ペットボトルをなんとか冷やせないかと
ペットボトルカバーに更に四角い保冷材を無理やり詰め込んだりしていました。
そのとき、思いついたのです。
保冷ができるものでもっとかわいいデザインのものがあれば、きっと保冷材の使用の幅が広がるはず。
ここにはニーズがある、と思い、全く未知の分野だったけれども、
「デザイナーズ保冷材」を作ることに挑戦しようと決めました。
何もかも知らない、何もかも無い！ −ゼロからのスタート−
はじめは「何だってできる！」と思っていました。
けれども、とんとん拍子に事業を展開できたわけではありません。
はじめは経験も人脈もなく、手段も知りませんでした。
そうなると事業として成り立たせることはとても難しいのです。
しかも調べていくうちに形を変えた保冷材を製造している場所が
どこにもないと知り気持ちは焦るばかり。
だからといって、もうできない！とあきらめるわけにはいきません。
国内シェアＮｏ１の大手保冷材企業に飛び込んで手法や現状について相談したこともありました。
ただ今までの四角保冷材は大量生産。
同じ手法では２〜3万個からでなければオリジナルの可愛い保冷材は作れません。
クロスハーツがこだわったのは小ロットからでもお客様のオリジナルの可愛い保冷材を作ること。
かわいい絵柄のついた保冷材をつくるためには、
浮き輪のようなビニール容器に保冷ジェルを入れればいいのです。
日本国中ビニールの溶着が出来るところに何百件も電話して
「こういうもの作ってもらえませんか？」と聞き回りました。
最終的に東京下町の職人さんとの出会い、工場との出会いによって
ほぼ手作りに近い工程での「デザイナーズ保冷材」の生産の目処がやっとたったのです。
製造工場を探すだけで1年間はかかりました。
そして、現在
設立から4年の月日が経過した現在、クロスハーツの保冷材は大手雑貨店に並んでいます。
手作りのお菓子と一緒に添えてくださるお客様や、こどものお弁当の保冷に使ってくださるお客様が多いのです。
広告をかねたデザイナーズ保冷材をケーキショップでご利用いただける「冷えせん」という保冷材宣伝事業もこの秋から展開をスタートさせました。
今後は夏だけでなく、冬のクリスマスシーズンにもたくさんご利用いただければと考えています。かわいい保冷材が当たり前のように流通するようになればいい。
クロスハーツは女性目線で、よりお客様の不便や不満を解消し、デザインを付加することによって保冷材の使い捨てがないように、何度も使いたくなるような雑貨としての保冷材を作り出せるよう取り組んでいきます！
こんな方と働きたい
●バランスが取れていて器用な方
小さい会社では、「何かひとつだけならできます。」では活躍するのに難しいんです。
例えば弊社なら、保冷材の製造から販売まで全てに関わらなければならないのです。
様々なことに取り組めるバランスの取れた方がいいですね。
●ヤル気があって、いかに社会や会社の役に立てるか考えられる
お金のため、アフター５のため、でなく、自分の成長や会社の成長のために働こう、
と思える方がいいですね。
メッセージ
若いころから目標をもっていれば、それだけ実現するのも早まります。
人生に無駄な時間なんて無いとはよく言われますが、
若いころから日々目標に向かってひとつひとつ積み重ねていけば、
なんとなく過ごすよりも違う10年後が待っているでしょう。
時間を無駄にしないよう頑張ってください。