映像作家 大嶋 佳太
設立 | 2002年5月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.arex.tv/ |
建設現場から映像業界へ
今でこそ映像の仕事をしていますが、
専門学校卒業後、大手複写機メーカーのサービスマンとして働き始めました。
そんな私が今なぜ、映像業界に籍を置いているのか。
その転機は、複写機メーカーから建設会社に転職し、2年が過ぎた頃にあります。
休憩中に聴いていたラジオから、高校時代に共にバンド活動をしていた友人の歌声。
自分の努力で夢を現実のものにした友人と比べて、今の自分はどうだろうか・・・。
そんな思いから、建設会社を辞めたものの、進むべき道も見つからぬまま、
芸能界で活躍する友人と同じ土俵に立つことができうる、映像プロダクションへ再就職。
映像が好きと言うよりは、友人に追いつきたい一心で仕事に邁進し、
3カ月が過ぎたころ、その友人と一緒に仕事をする機会を得ることができました。
以来、好きなタレント、アーティストなど、誰かに会いたい、
こんな仕事をしたいという、実現可能な目標を掲げて仕事をしてきました。
起業のキッカケ
様々な理由で、一部上場企業の映像制作部門に移籍しましたが、ほどなく
本体事業の業績悪化で営業職以外を対象としたリストラが行なわれました。
リストラ対象の社員たちが次々と有給休暇の消化と就職活動に明け暮れる中、
残った映像制作の残務を、私ひとりで最後まで全うすることを条件に、退職後も
フリーランスとして映像制作の下請けを続けられるよう、会社に約束を取り付けました。
この退職を機に、今の屋号であるアレックスを掲げました。
リストラされた会社の下請けとして1年ほど、細々とやりすごす中、
以前に会社紹介ビデオを作った企業の担当者や、お世話になった広告代理店の方々など、
様々な人たちから、私個人に映像制作の依頼を頂戴するようになりました。
生きていく中での人間関係の重要性を再認識する毎日でした。
このとき以来、人の信頼を決して裏切らない映像作品を作ることを信念とし、
1+1=2以上、期待以上の結果がアレックスの宿命だと考えています。
アレックスの映像制作では、作品内容の詳細を詰めてから、その制作に掛かる費用を
予算として提示しています。
予算決めから引算を行なうのではなく、必要な費用を足し算する考えです。
荒稼ぎこそできませんが、いつも同じ率の利益を確実にあげることができ、
クライアントにとっても明朗会計で、ニーズに応じた作品を提供することができます。
お金がたくさんあるから、いい作品ができるとも限りません。
クライアントが求めるクオリティを見定め、それに対して適正な価格で映像を作る、
これがアレックスのモットーです。
大嶋社長が情熱を傾けるものとは・・・
今でこそ、立派な学歴・経歴を持つ方々とともに仕事をさせていただいていますが、
私自身、4年制大学を卒業したわけでなく、幾度となく転職も繰り返し、
世間で言う「負け組」に属していたと思っています。
しかし、自分の負けを認めたときから、すべては始まりました。
自分のことを棚に上げて、職場が合わない、職種が合わない、会社が悪いと、
転職を繰り返し、いつまでも「不幸せな主人公」のフリをしていても駄目なのです。
一度、自分の負けを認めてみてはいかがでしょうか。
アレックスでは、求人を行なう際は正真正銘、学歴不問です。
自分の学歴にただ単にコンプレックスを持つだけでなく、自分の負けを認めた上で、
戦い、這い上がっていく努力ができる人は、きっと結果が出せます。
アレックスで働いてくれているスタッフにも、そんなメッセージを日々伝えています。
10年後、20年後に自分の歩んできた道に胸を張れる人間になってほしいと考えており、
その成長プロセスそのものが、アレックスにとって大きなプラスになっています。
職場は、人と人とが互いに成長しあえる場所でなければなりません。
少しずつでもいい、成長する努力の気持ちが途切れてしまわないことが大切。
そんな思いを多くの人に理解してもらいたい、と日々考えています。
常にミーハーであれ!!
私が映像業界に入るキッカケも、ひとつのミーハーな気持ちから。
ミーハー=情熱、と言えるでしょう。
想像してみてください。就職活動をしている中で、「こんな会社で働いてみたい」、
「この人と仕事がしてみたい」と感じることはありませんか?
ミーハーという言葉の聞こえは軽いですが、ミーハーは大きな目標にもなり得るのです。
今でも私にとって、“ミーハーはモチベーションの源”です。
憧れたり、尊敬したり、今皆さんが抱いているミーハーな気持ちを大切にしてください。
いつか自分も・・・という熱い情熱を持って、これからの就職活動に励んでください。