代表取締役 谷口 義隆

シーエステック株式会社 代表取締役 谷口 義隆

代表取締役 谷口 義隆

シーエステック株式会社 代表取締役 谷口 義隆
設立 1999年
事業内容
  • フィルム・テープの精密加工からアッセンブルまで
  • 工業用部品トレーの製造
会社HP http://www.cstec-jp.com/

起業までの道のり

高校生までは剣道一筋でした。今思えば礼儀作法や上下関係など、
いわゆる「道」と呼ばれる日本の古き良き文化を自然と習得できた気がしています。
大学入学後は今までと打って変わり、経済大学の中でも比較的女の子が多いという
よこしまな理由で簿記会計研究部に入部しました。
しかし、ここがまたきびしい!ほぼ毎日簿記や財務諸表論文の勉強、
議題によっては2カ月近くディスカッションを続けることもしばしば。
とにかく厳しい部活でしたが、最後まで妥協せずやり抜いたことは、
一つ自分の自信となりました。

就職部の先輩のコメントを頼りに就職活動を進め、
最終的にテープ商社に入社を決意しました。
もともと営業職希望での入社だったのですが、簿記会計研究部での経験が買われ、
私の新卒入社は業務部でのスタートとなりました。
必死で業務を担当し、社長に直訴できるチャンスを得て、
営業への転属を果たしたのは入社して1年半後のことでした。

それから水を得た魚のように営業にのめり込んでいきましたが、
その時大きな助けとなったのは、業務部での1年半の経験でした。
他の営業マンに比べて私はお金や伝票などの業務の流れを体得している。
これは業務の流れが複雑な商社の営業にとって非常に武器となることだったのです。
見る見るうちに成果をあげ、気が付いたら10年、
最後は最年少で京都所長に抜擢されるまでになっていました。

楽しくなければ仕事じゃない

30歳を過ぎたころから、独立されて成功されている仕入れ先の方をよく見るようになり、
知らず知らず自分でもできるんじゃないかという想いが生まれ、
35歳、会社の強い反対を押しのけて起業を決意しました。

その時たまたま声をかけてくださったある仕入れ先の社長から
サラリーマンでは有り得ない高額な年収でスカウトされ、
起業準備の意味も込めて一度そちらにお世話になることに決めました。
この会社が大変な会社だったのです。
詳しくは言えませんが、その社長の傍若無人ぶりにはいくら大金を積まれたとしても
我慢ならないほどのものでした。
結局2年間働いて独立を果たしましたが、その2年間はとても学びになりました。

いくら年収をもらっても、楽しくなければ仕事じゃない。
そこにやりがいや喜びがなければ良い仕事なんて、良い商品なんてできるわけがない。
人に自慢できないような仕事だったらやらない方がいい。そう思うんです。
だから私はとにかく社員が楽しく働ける環境を心がけ、
それでいてしっかり報酬ももらえる、そんな仕組みを整えています。

ChallengeのCとSpeedのS

当社は両面テープやフィルムの打ち抜き加工を、高品質・短納期で供給していますが、
商品での差別化が困難なこの業界で、私たちはいかに早く対応するかで
差別化を図ってきました。
ですから今後も既存事業をますます深掘りし、並行して新しい事業にも
挑戦していきたいと思っています。
ちょうど今始めたばかりの工業トレーを応用した
おしゃれなコレクションケースもその一つです。(http://www.cs-onode.com/)

そのためにも当社では新たな戦力を必要としています。
ハングリーで、明るくて、ロジカルに物事を考えられる若き人材、
ぜひ一緒に働きたいですね。