代表取締役 出井 武泰

しょうすけグループ 代表取締役 出井 武泰

代表取締役 出井 武泰

しょうすけグループ
設立 1981年1月
事業内容
  • 飲食店経営
    ◆ 魚・酒と十割蕎麦 しょう助 -sono-
    ◆ 個室ダイニング しょう助
    ◆ 焼鳥おでん惣菜 庄助
    ◆ 炭火焼鳥 庄助
    ◆ 炭火焼鳥Bar 庄助
    ◆ 土間 庄助
    ◆ やきとり酒蔵庄助
会社HP http://www.shousuke.jp/

男は仕事!


大学在学中にオーストラリアでワーキングホリデーを経験。
仕事も何もないところから自分の足で歩き回り、
自分の話せる限りの英語を駆使して、仕事探しをしました。
日雇いで、モーテルの窓ふきや、バナナの房運び、
DUTY FREEの裏方の仕事など、何でもやりましたね。

その後帰国するも、周りにまともに就活をしていた仲間がいなかった私は、
親に言われるがまま、あるスーパーの面接を受けに行くことに。
面接には、白いポロシャツにチノパンという服装で行きました。
スーツを着ていくなんて知らなかったので。笑

面接官に「何ができるの?」と言われた私が言ったのは、
「バカになります。1から教えて下さい。全て吸収します。」という言葉。
本当に熱意だけでしたね。それでも、なんとか採用していただきました。
最も忙しい店舗に配属され、がむしゃらに働く日々を過ごしました。

ある日、同じ店の従業員の方が、肉を買いに来た時、
大きさがバラバラの肉を見て、「どうせ出井が切ったんでしょ。」
と私の上司に言った時、私の上司がこう言ったそうです。
「肉を切るのは、出井の仕事じゃない。
ああ見えても、精肉部での仕事はきちんとしている。」
後日談でしたが、この話を聞いた時は本当に感動しましたね。
この時に、自分の仕事がきちんと評価されることの喜びを知り、
「男は仕事!」だと思えるようになったんです。

その後も、大手ハンバーガーチェーンに転職するも、
ここでも過酷な現場で、厳しい上司のもと、鍛えられました。
どんなにきついことを言われても、
「怒られているのではない、叱られているんだ。」
と自分に言い聞かせて乗り越えてきました。

最初は本部で働いていましたが、実家のFC店舗の業績悪化で、
急遽、実家に戻ることに。
経営を立て直すべく、必死に働きました。
必死の努力の甲斐あって、売り上げを大幅に伸ばし、
経営の立て直しにも成功しましたが、
私の中で、「人のふんどしで商売している」という感覚は拭えませんでした。

ちょうど同じ時期に、実家の経営する自社ビルを改装して店舗を増やす、
という話が舞い込んできたため、ハンバーガーショップを後輩に譲り、
自分の店を持つことを決意。
これが、しょうすけグループの始まりです。

ここまで来ることができたのは、私に沢山のことを指導してくれた
上司の方々との出会いがあったから。
彼らとの出会いには、今でも本当に感謝しています。

社員のやってみたい!を応援していきたい。

「起業」に対してはあまりお勧めはできません。
できればやらない方が良いと思います。笑
でも夢のある人には勝てませんからね。
やりたいと思ったなら挑戦してみるべきだと思いますよ。
諦めたらそこで終わりですから。

私自身、ここまでくるのに何度も気持ちが折れそうになったことがあります。
でも、そこで私が負けてしまったら、社員が生活できなくなる。
彼らと、彼らの生活を守るためにも、私が踏ん張らないといけないんです。
ですから、「経営者になる」というのは覚悟が必要ですし、責任も大きい。
それでも、やってみたい!という強い思いを持った社員に対しては、
支援をしていこうと考えています。

会社に残って長く貢献していきたいという社員はもちろん、
会社から独り立ちして自分の道を歩んでいこうとする社員も
応援していきたいですね。

情熱の太陽のように

テーマカラーは「オレンジ」。

太陽のように燃えている色なので。
太陽のように燃えるような心で常に情熱を持ち続けていたいですね。

これからの人生で今が一番若い。

明日に比べたら、今日の自分の方が若い。
つまり、これからの人生の中で、
「今」という時が一番若くいられるのです。

これは、年を重ねるほど強く感じるもの。
だからこそ、年をとることを言い訳にしたくないですし、
「今」を大切にしたい。

今できることを今やる!
そんな気持ちにさせてくれる、大切な言葉で、
私の名刺の裏にはすべて直筆でこの言葉を書き込んでいます。

未来を担う若者達へ

今の時期に就職活動をするというのは、大変なことだと思います。
でも、こういうときこそ真面目になりすぎちゃいけない。

企業側も、真面目すぎる人材よりも、
多少遊びがきいてる人材の方が期待も大きい。
ですから、これからの日本を担う皆さんには私から
「バカになれ!」という言葉を贈りたいと思います!