代表取締役 金森 清美
設立 | 2005年4月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://cubecube.co.jp/ |
医療事務の経験が今に繋がる
子供の頃から経営者である父を見て、自分も社長になりたいと思っていました。
自分で責任を取ることの厳しさや難しさを知っていたわけではありませんし、
今もまだまだわかっているとは言えませんが、子供の頃から憧れていましたね。
「自立すること」が私にとっての第一の目標で、
「金銭的にも精神的に自立したい」いつからか、そう考えていました。
その手段に起業があったのだと思います。
だからといって、社会人経験もなしに独立できるほどの度胸も能力もないので、
10年はどこかに勤めて社会人経験を積み、30歳になったら起業しようと考えていました。
しかし、どこで働き社会人経験を積むか?
そう考えている間に、なんとなく目にした求人広告で、医療事務に応募してみました。
パソコン操作は得意だったので、無事に雇っていただくことができ、医療事務として働きました。
なんとなく始めた医療事務でしたが、とても厳しい毎日で、負けん気が強い私は
必死になって仕事をしていました。
社会人としての基礎は全てそこで学ばせていただきました。
そして当時使っていたレセコンというシステムが、私を今の道に導いたきっかけです。
システムがどのように動いているのか?なぜデータが呼び出せるのか?
そんなことが気になり始めてから本屋に足しげく通いプログラミングの本を手にしては、
「プログラマー」という仕事に憧れました。
プログラミングができる会社へ行こう。
そう考えた私は、できるだけトップとの距離が近い会社を探し、就職活動を始めました。
当時5,6人でやっていたソフトウェア開発会社に就職することができ
「これで、プログラマーになれる♪」などと気楽に考えていた私でしたが
経験がまったくない私は仕事を手伝えるどころか迷惑ばかりかけてしまい、
毎日自分の足らなさに歯がゆいばかりでした。
「私が居ると、皆が困る」そんなことを考えてしまい、思い悩んだ結果、社長に伝えました。
「私、辞めます」と。
それを聞いた社長は、「なんでそんなに焦ってるの?」と、私に言いました。
その日、そんな私のために、社長は色々な話をしてくださいました。
社長の寛大さと私の努力不足を心の底から感じ、胸が熱くなったのを覚えています。
私は心を改め「即戦力になれない分、何かで皆の役に立とう!!」
そう決めました。
それからは、社長と会社への感謝の想いを持ち、
みんなが働きやすい環境作りを考え、できることからやり始めました。
ゴミ捨てや買い出しなんかはもちろん、社内の雰囲気作り、
雑用や社長のお手伝いを先回りしてやったりと、自分にできる限りのフォローをし続けていました。
それからは周りの人たちに喜んでもらえるようになったり、笑顔が増えたり、
そんな変化を感じることができました。
それでも、仕事としての足らなさをどうにかしたいと考えていると、会社に居る時間が必然的に増え、
会社大好き・仕事大好き・みんな大好き、そんな私になっていました。
「過労死できるなら、してみれば?」
なんて自分に言ってみるくらい、仕事ができることに喜びを感じていました。
やりがいある仕事を経験し起業へ
そんな私も数年経った時には、案件を任せてもらえるようになりました。
エンドユーザーから直接要望を聞くことができ、それをシステムに反映できること、
それを使ってもらえること、その一連のことに関われたことで、
お客様に会える喜びを知ることができました。
私は昔から相手が求めることや考えていることを察することに敏感で、
お客様への初めてのヒヤリングにも苦手意識がありませんでした。
その性格があったからこそ、社員のみんなが笑顔になるような雰囲気作りができたのかもしれません。
システムにおいて、求められた機能を誰が作ろうと結果的にはだいたい一見は同じです。
ならば、それ以外の付加価値を創り出したい。
自分を通して出来上がったものだからこそ、使いやすさがあったり喜びがあったり、
そんな仕事を目指したいと思い、有限会社CUBEを設立しようと決意しました。
ゼロからの実績作り
思い立ってからの行動は早く、あっと言う間に起業してしまいましたが、
人脈も実績もなにもない私でしたので、営業活動が大変でした。
まずは、少ないながらも知っている方々に起業したことを報告しながら、
営業資料としてお見せできる実績作りに奮闘していました。
しかし24歳の私に対して、何十万もかけて仕事を依頼してくれる方はなかなかいませんでした。
どうすれば信頼していただけるか、どうすれば喜んでいただけるか、そんなことばかりを考えていました。
そんな毎日を過ごしていると、本当に少しずつでしたが、仕事のご依頼をいただくことができ、
一つ一つ、心を込めて真剣に取り組みました。
私に任せてくださった気持ちを、絶対に裏切りたくない。
絶対に喜んでもらいたい。
お金は問題ではなく、がむしゃらに頑張れたのは、その想いがあったからに尽きます。
継続することが実績に繋がると、身を持って経験しました。
今、金森社長の情熱はどこに向けられているか
CUBEの仕事はWeb制作・Webシステム開発ですが、
これはデジタルっぽく見えて十分アナログなサービス業だと思っています。
お客様の要望を叶えること、良いと思っていただけること、
これは人としてのアナログなサービスなしでは満たされません。
サービス業として心から喜んでいただけるサービスをご提供すること、
それに情熱を注いでいます。
そのためにも、できるだけの情報は吸収するように意識しています。
Webに関する情報はもちろん、人との情報交換など、CUBEならではのノウハウを貯めて、
皆が幸せになる会社にしていくことを目指しています。