有限会社トライ 代表取締役 近藤 展幸

有限会社トライ 代表取締役 近藤 展幸

代表取締役 近藤 展幸

有限会社トライ
設立 2002年1月
事業内容
  • リラクゼーションサロンの運営
  • アラムバリカフェの運営
  • 癒しグッズの販売
  • ボディケアセラピストの養成(スクール運営)
会社HP http://www.yumemisi.com/

失敗、借金、そして退学を経験

大学に入り、「何かしたい」そう漠然と考える日々を送りました。
しかし、裕福であるわけでもないし、卓越した能力もない。
それでも行えることはと考え、イベントサークルを立ち上げました。
大きいものでいうと、大阪城公園に4000人を集めたイベントを行ったりと、
スタッフもいつのまにか何百人と増えていきました。

しかし、しばらくして大きな挫折を味わうことに・・・
学生起業家として活動をし、
「何かしたい」という想いに少しずつ近づいていると感じていた矢先、
大きな失敗をしてしまったのです。
それによって大学を辞め、半こじき状態にまでなりました。

もうその時は「負けたくない、絶対に見返す」という気持ちだけで、
歩合の良いアルバイトや仕事を掛け持ち、
ひたすら借金返済のために働きました。

「癒し」との出会い

その当時に出逢ったのが、クイックマッサージの仕事でした。
最初はアルバイトでしたが、少ししてからマンションを貸りて小さなお店を始めることに。
そんなある日、店舗を立ち上げるチャンスが訪れました。
よくお店に来てくれるお客さんから、
「2年間だけ店舗が空くから、安く貸すし、やってみないか?」
と声をかけて頂き、1999年3月7日、のちの“ゆめみし第1号店”がオープンしました。
それからは色々な事をやりました。
翌年にはショットバーをオープン、イベントサポート事業を復活させるなど、ひたすら事業を拡大しました。

人は想いについてくる

しかし、働けば働くほど人が付いてきてくれないことを感じました。
ビジネスライクに仕事を考えすぎていた事に気づきました。
「想い」を持たずして経営は出来ない。
2000年末にはショットバーを閉店、イベント事業も撤退し、
クイックマッサージ業に事業を絞り、
癒しをテーマに「ゆめみし」の店舗展開に奔走しました。

「癒しとは、人を元気にしていくためのプロセス」である事に気づき、
事業定義を癒し提案元気創造業と改めました。
2005年、リラクゼーション業界が競争時代に突入する中、
より多くの方を元気に出来るよう、
そして真に強い企業を確立するために
レストラン事業やスクール事業など事業拡大を進めました。

全ての事業を進めて自分自身が社会的にも評価を受けていく中で、
このまま事業拡大を進める事が
本当に人生の目標なのか疑問を持ち始め、
改めて自分自身と向き合うために、インドへ単身で渡りました。
そこで感じたのは「日本の豊かさ」、「生命が保証されていることのありがたさ」でした。
自分がいかに満たされた環境で生活しているかを痛感しました。

また「マザーハウス」というマザーテレサが作った場所で
大きな衝撃を受けました。
そこには貧しい人を救うために、
世界中からボランティアの人が集まっていました。
この人たちは自分たちの全財産を使って、
ボランティアに本気で取り組んでいるのです。
一体彼らは何のためにやっているのか。
そう考えた時に気付いた答えは、「使命感」でした。

「自分の命を何のために使うのか」
今まで、すべての行動においての主語が
「自分」だった私からすると大きな衝撃で、
同時に「自分は今何のために経営をしているのか」
ということに対しても深く考えさせられました。
帰国後私が行き着いたのは、
学生の頃から自分の心の奥底にあった「自己実現」という言葉でした。

「社員が夢を叶える機会を創って行こう」
企業理念を「自己実現のステージを創造する事」と改め、
クレドを作成しました。
これからも現状に留まる事無く、
より大きな自己実現のステージを創造すべく経営を進めて行きます。

<ゆめみしHP>
http://www.yumemisi.com/