グローバルシステムズ株式会社 代表取締役社長 吉原 新一

グローバルシステムズ株式会社 代表取締役社長 吉原 新一

代表取締役社長 吉原 新一

グローバルシステムズ株式会社
設立 1995年9月18日
事業内容
  • ヘルスケア事業
  • 企業、スポーツクラブ、老人ホーム、各種団体の運動・レクリエーシンプログラム企画・運営、パーソナルトレーニングの導入、インストラクター、トレーナー派遣、高齢者運動プログラム開発、各種研修
会社HP http://www.g-sys.co.jp/hc/

起業ストーリー

私は20歳のころに、5年ごと35歳までの計画、目標を立てました。
それは収入面や、習得するスキル、仕事の領域など細かく決めたんです。
幸い独立するまでは決めた目標をほとんどズレることなく達成できたと思います。
1つ1つの目標をクリアしていきたいという考えがあり、長期の目標を立て、
目の前のことをしっかりとクリアした先に成功があると信じています。

自分自身が社会にでて何ができるかということも強く考えていました。
いつか独立するということを視野にいれつつ、
仕事を通じて何を学んでいくのかというテーマを持って会社選びをしました。

1社目は銀行系の会社に就職し、金融関係のシステムを管理、開発をする仕事に就きました。
この会社は純日本的な雰囲気の会社でした。全国の銀行にオンラインが通っていて、
止める事が許されない金融系のシステムを取り扱っていましたのでとてもシビアな環境でした。
日本的な会社の運営方法と、シビアなシステムがどのように運用されるのかを
身をもって理解できたと思います。
2社目には外資系の自動車会社でITのシステム管理者の仕事をしました。
その会社が日本に進出するにあたり、日本での法人の立ち上げと同時にシステムの
立ち上げも行なう必要がありましたので、そのシステムの立ち上げを担当しました。
上司も担当するシステム開発者もそれぞれ別の国から日本に来ているスタッフだったので、
当時の私の英語力も不十分で、前の会社とは全く違う環境となった為、
最初の頃、仕事の進め方やコミュニケーションには相当苦労したのを覚えています。

当時は今ほどITが活用されている時代では無かったのですが、私は中学生のころから
将来はもっとITが重要になると確信があったので、その頃から勉強はしていました。
この自動車会社では5年ほど働きました。
ある程度システムの開発もひと句切りがつき、30代は何か新しいことに挑戦しようと考え、独立を決心しました。

今まで自分が勤めていた会社のみに提供していた仕事を、もっと多くの会社に使っていただける機会、
需要があるのではないかと考え独立にチャレンジしてみることにしたんです。

弊社は1995年に立ち上げたのですが、最初の仕事としてイギリスのソフトウェア会社の
日本における総代理店契約を獲得しました。
その後は幸い仕事に恵まれ、大手の自動車会社のシステム開発を複数手掛けました。
しかし大きな仕事だけに、仕事の忙しさの波が大きいという問題もありました。

そこで2000年に既存の事業に加え何か新しい事業をやろうと、今メインになっている
GreatShape(グレートシェイプ)事業の研究をはじめました。
当時はヘルスケア事業部と言っていたのですが、当初はなかなかうまくいかず、
そこから試行錯誤を繰り返して2004年から新たに理念やビジョンを創り、
GreaShape事業部と名称を変更して、現在のグローバルシステムズに至ります。

昨年この事業モデルにより東京都より経営革新企業の承認をいただくことが出来ました。

人生は精進!!

日々是精進!の考えを貫きます

『日々是精進』ですね。周りの環境は日々変化するのが当たり前で、
会社も、自分自身も絶対に完成することは無いと考えています。
逆に自分達はまだまだと思う事ばかりです。

常に慢心することなく、気を引き締めている必要があると思っています。
これで大丈夫だと安心してしまうと、必ず足下をすくわれます。
毎日少しでも前進、進化出来るように精進していくことを強く意識しています。
このような考えに至ったのは今までにいろいろな失敗から学んだからです。
成功したと思って安心したら、それが失敗の始まりだった みたいな経験は
1度や2度ではありません。

そうした経験からこの『日々是精進』という考えは、
現在も、そしてこれからも一生貫いていきたいと思います。

相手の立場に立てる人材は貴重

お客様の目線、相手の目線になって人と接することができる人は本当に貴重だと思います。
仕事をつくったり、サービスをつくったりする上では自分の価値観や目線を
しっかり持っている事はとても大事なことなのですが、それだけではダメで、
本当にそれが、相手にとって価値があるものなのかを1番に考えなくてはいけません。
自分の価値観と相手の価値観とを目線を交互に切り替えながら、
客観的で独りよがりにならないように組み立てる事がとても大切です。
そのような事が自然に出来る人材は弊社のようなサービスを提供する会社に限らず
とても貴重な人材だと思います。

学生へのメッセージ

自分の可能性を信じてください。
人は自分が思っている以上に大きな可能性を持っていると思います。
“自分はまだまだ出来るはずだ!“と自分を信じることが大切です。
それと同時に冷静に、謙虚な気持ちで自分の位置、能力、現実を知って、
自分の目標と現状とのギャップを埋めるため努力を惜しまないことです。

自分の可能性を簡単に諦めないでください。
それと同時に行動する事がとても大事です。自分からアクションを起こして世の中や、
他の人に働きかけなければ何も始まりませんし、道は開きません。
いくら正しいことを考えていても、それを外に向けてアウトプットせず待っているだけでは、
知ってもらう事も評価してもらう事もなく、埋もれてしまいます。
積極的に行動してみましょう。頑張ってください。