代表取締役社長 車田 宏章

株式会社トライアウト 代表取締役社長 車田 宏章

代表取締役社長 車田 宏章

株式会社トライアウト
設立 1986年4月(法人設立は1996年4月)
事業内容
  • 広告代理店
  • 雑誌取材・編集プロダクション業務
  • 各種制作業務
会社HP http://www.tryout.co.jp/

サークル活動を機に学生企業を始めました

私は小学校から高校までずっと野球をやっていました。
大学でも野球をするつもりだったのですが、私が入学したのは芸大で、
リーグにも参加していない弱小チーム。
入っても試合すらできない環境だったのです。

やることもないしサークル活動でもしようと思い入ったのが、
神戸オレンジクラブという色々な大学性が所属するサークルでした。

最初はスポーツをしたり、飲み会をしたりと、ごく普通な活動をしていましたが、
ある日、「お金儲けのできる集団になろう!!」そう決意。
今ではもう行うことはできませんが、学生ツアーや、クラブを貸し切ってのイベントを最初にやり始め、
その後は学生の意識調査などの代行を行い除々に資金を貯めていきました。

貯めた資金で行ったことは・・・

当時、このようなシステムのものはなく、色々なところで取り上げて頂きました。

そして、ある取材を受けている時にカメラマンの方から、
「そんな発想があるなら、ライティングの方もうまくできるんじゃない?」
そう言われたんです。

私、国語は3以上取ったことないですし・・・
そんなセンスがあるとは思いませんでしたが、ものは試し。
一度書き始めたら意外にも好評で、雑誌媒体の仕事が増えるようになり、
「関西モデルクラブ」という雑誌を作りました。

各大学のイケてる男女雑誌に掲載し、広告掲載やイベント告知にモデルを探している企業へ、
雑誌からお選びください!!
という方式でモデルを派遣する事業を行い始めたのです。

周りが就職をしていく中

それまで一緒にやっていたメンバーは大手企業に就職し、
関西モデルクラブは後輩に引き継ぎ、私は卒業を機にトライアウトを立ち上げました。
やっていたことは今まで通りライターです。

がしかし・・・

若いうちはいいが、自分が40、50歳になったときに同じことをしているというのは
さすがに厳しいのではないかと考えました。

昔は雑誌というと20代がメインで、若い感性がなければライターは難しい職だったんです。
もっと、自分しかできないことを考えた時、ライターとカメラマンを1人でやれば
売れるのではないかと思いつきました。
人件費が半額で、交通費も半額となれば、お客さんも喜ぶ。
そう思いすぐにカメラを購入しました。

今思い返すと、ライティングもカメラの撮り方も誰かに教わったわけでもなく、
私の師匠といえば“マニュアル本”でしたね笑

本当に自分に向いている職とは

フォトライターは結構ウケが良かったんです。
ただ、やはり両方ともプロではないですし、そんな情熱もない。
そう考えると、やはり長続きするとは思えませんでした。

そんな時、ふと今までを振り返りました。
今までマスコミ業界を見てきて、フリーの人が多く、
組織として力を発揮できている会社が皆無だったことを思い出しました。
マスコミ業界にたくさんいる自由人をしっかりとまとめて、
一つの組織を作ることができれば永続的な会社を作ることができるのではないか。

私は、書いたり撮ったりする技術に自信はないが、
野球をしていた時の経験から人をまとめる能力には自信がありました。

トライアウトの本格始動!!

弊社の強みは「人」です。

自社にカメラマン、ライター、デザイナー、営業マンがいるため、
外注をすることなくスピーディーで安価に制作が行えます。
集まるメンバーは、技術面において100点というわけではありません。

私達が目指すところは、マネジメント力100点です。
自分の技術がたとえ70点でも、100点の人間をマネジメントする力があれば、
どんな仕事もお受けすることがでるのです。

これからの目標

私はマスコミの学校を作りたいと考えています。
実践的なことを学ぶことができ、卒業後、すぐに即戦力として働くことができる。
そんな人材を育てられればと考えています。

あとは、一緒に働いているメンバーの子供が、友達から、
「お前の父ちゃんが働いている会社に入りたい!!」
そう思われる会社にしていきたいですね。

小さい会社で働くこととは

まずは、社長との距離が近いというのが大きいです。
社長が何を考えているかわかりますし、
距離が近い分、直接企画を提案することができます。
あとは、その会社の経営状況を空気で感じ取ることができることですね笑

そんな発展途上な会社で成長したいと考える学生に一つ注意!!

人数が少ない会社であれば、どこでも成長できるということではありません。
必要なのは、会社全体が成長をしようとしているか否かです。
社長のビジョンをしっかり理解し、将来の自分が描ける会社を選んでください。

皆さんの就職活動を応援しています。