専務取締役 佐藤 元昭

株式会社メガネの金剛 専務取締役 佐藤 元昭

専務取締役 佐藤 元昭

株式会社メガネの金剛
設立 1971(昭和46)年
事業内容
  • メガネ・補聴器・光学などの眼鏡に付属するものの小売、販売、修理
  • クリニック・眼科・コンタクト・メガネなどの眼に関する総合店舗「視力総合センター」 
  • 眼科医開業・眼に関する総合コンサルティング事業
会社HP http://www.opt-kongo.co.jp/

まずはやってみる

私が通っていた神戸商船大学(現神戸大学)では、
大学4回生になると、そのほとんどの生活が船の上となります。
3ヶ月かけて世界1周することもあります。

そこでは小部屋に男6人で共同生活、さらに、上からの命令には絶対に従うという、
まさに軍隊のような環境でした。

何をするにも、「考えるより先に行動しろ。やり抜いた後に発言しろ。」
と訓練されてきました。

今思えば、この時の経験が、組織の中での人間関係やリーダーシップの重要性、
言葉遣いや周りへの気配りなど、組織を作っていく上で基礎となることが
自然と身についていった気がします。

組織を整備する

卒業後すぐに父が創業したこの会社に入社し、
最初の1年半は接客や販売、加工や検眼といった、
当社の事業の基礎となる部分を経験し、
その後仕入れや販促などのマーケティング業務にも携わっていきました。

ようやく業務一通りを覚え、落ち着いてきた頃から、
将来を見据えてもっと経営について深くかかわっていきたい
と思うようになりました。

そこで経営を学ぶために専門の大学院に入学し、
MBA取得も兼ねて今も勉強しています。
組織の仕組みを勉強すればするほ
ど、当社が組織としてまだまだ未整備であることが露呈してきました。

遠いビジョンを立てることも重要ですが、まずは当社では、
社長が「眼のことに関しては誰からも頼られ、
ワンストップサービスを提供していきたい」という想いで作ったこの会社を、

もっと組織として強靭な体質にしていく必要があると思っています。
自動車を整備するように、一つ一つしっかり整え、
ちゃんと走るようになってから、今度はもっと速くなるためにはどうするか、
どこに向かっていくかなど、着々と考えていきたいですね。

“小売業”ではなく、“サービス業”

当社では設立当初から、地域密着型、ワンストップサービスを掲げ、展開してきました。

最近ようやくその一つの形でもある総合センターMOCA富田林店を開業しました。
今後さらに地域密着型で南大阪を中心に拡大を図るため、
また、私の理念や考えに共感し、浸透させていくために、
当社も3年前から新卒採用を開始しました。

そこで私が見ているのは、共感力です。
想像力と言ってもいいでしょう。
結局サービス業というのはいかにお客様とイメージを共感できるか、
それによって大きく提案の幅が変わってくるのです。

当社は常に単一商品を売ればいいというわけではなく、
お客様が何に困っているのか、レンズとフレームの組み合わせはどうなのかなど、
かなり幅広い提案が求められます。
ただの“小売業”ではなく、“サービス業”である、ということを自覚し、今後も展開してまいります。

専務のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/megane_kongo