代表取締役 久保 良介

株式会社オンデック 代表取締役 久保 良介

代表取締役 久保 良介

株式会社オンデック
設立 2007年12月28日
事業内容
  • 中小・小規模事業M&Aアドバイザリーサービス(スモールM&A)
会社HP http://www.ondeck.jp/

起業経緯

私は、小・中・高とずっと野球をやってきました。
大学でも、野球ばかりの生活を送る毎日。
将来何になりたい、なんてまともに考えたこともなかった学生時代でしたが
就職活動の時期を迎えた時、初めて自分が今何をしたいのかを考えました。

今までの人生を振り返った時、私の周りには

「才能があるにも関わらず、外的環境のせいで機会を失っている」

このような人たちが多くいたのです。

例えば、家庭に問題があって、中卒で就職を選択せざるを得ない人間。
実家の事業が行き詰まって、それに引きずられて進路が限られた人間。
犯罪や事故に巻き込まれて、何かを失った人間。

そんな友人達を目にする度に、いつも何かやりきれない想いに駆られていました。

気が付くと私の中に、

「機会は誰にでも平等にあるべき」
「外的環境に振り回される人間を少しでも減らしたい」

そんな気持ちが強く根付いていました。

結果として、当時興味を持ったのは「国際協力」でした。
JICAやOECF(現在の国際協力銀行)等の、発展途上国への国際貢献ができる
団体に興味を持つようになったのです。
貧困に苦しむ人間は、外的環境に振り回されている典型的な境遇だ、と考えたわけです。

しかし・・・

この2つは英語ができなくてはいけないことを知らず、
野球しかしていなかった私は、歯が立たず、落ちてしまうという結果に。

一方で、一般企業からはたくさん内定をいただけました。
そこで、今はできなくても、チャンスが来た時すぐに行動できるよう、
社会人としてのスキルを高めつつ、自分のやりたいことの勉強にも時間を使える
バランスの良い会社で働こうと考えました。
自分の考えを、もっと練り上げる必要もありました。

結局、某大手カード会社に入社。ここでは1年間半働きました。
休日には、様々なボランティア活動にも参加してみたりしました。
日々過ごす中で感じたことは、

・ 自分が正しいと思うことを
・ 正しいと思うままに
・ 何の慣習にも制約にも振り回されずにやっていく

ためには、お金も必要だし、人脈も必要。
それも、生半可なレベルでは無理。
これは普通の生き方では到底辿り着けないな、と思いました。
試行錯誤の末に行き着いた結論は、「起業しよう。」です。

起業を志した時点で、もっと「商売」の流れの全体像を理解しなくてはイカンと思い、
それを知るために、「作る〜出荷〜プロモーション〜売る」のトータルの流れすべてが見れる商社へと転職をしました。

何で起業をするべきか

5年間商社で働きながら、一体何の事業で会社を立ち上げるかを考えました。
市場がこれから伸びる見込みがあり、競合が少なくて、あらゆる分野の業種に
関わりを持ちつつ発展できる可能性のあるもの・・・

この3つすべてと合致したのがM&Aだったのです。

そして、2005年に前職の仲間だった舩戸と起業を決意しました。

※舩戸と私は、大学時代に一緒のリーグで試合をしていて昔から面識があり、
偶然にも就職先で同期になったという不思議な関係です(笑)

100年続く会社にするには

30年続く会社はいりません。

そうではなくて、次の世代に受け継がれるような、100年続く会社を作りたいのです。

30年続く会社なら、創業メンバーが力のあるメンバーであれば、簡単にできると思います。
ちょっと商売上手であれば、力技で行けますからね。
しかし、100年続く会社を作ろうと思えば、世の中に確かな価値を組織として提供できなくてはなりません。
そのためには、足元を見た経営をしてはいけないと感じています。

例えば、ほぼ契約確実という案件に、小さな不都合を見つけたとしましょう。
ただ、それが報告しなくても支障がないレベルだとしたら、
皆さんはどうしますか?
報告しないで見逃せばそのまま契約は成立するかもしれません。利益も上げられるでしょう。

しかし、それをしてしまうと「まぁええやん」という文化が会社にできてしまいます。
そんな文化を持った会社は、100年続く会社にはなりませんよね。

100年続く会社は、そのような行動を律する風土としくみが浸透しているものだと思います。

100年続く会社を作るという先を見た経営を考えた時、目先の利益より
100年後の会社の在り方を尊重するべきで、それを脅かす行動や選択は
一切するべきではないと考えています。

私は、次の世代の在り姿を想い浮かべた経営をします。

どんな人と働きたいか

世の中を変えていきたい、自己実現のために成長したい。
そんな先を見据えたモチベーションを持った人と一緒に働きたいですね。

お金を稼ぎたい、女にモテたい。
これも立派なモチベーションだとは思うのですが、こういう類のモチベーションは
お金にならないことはしない・・・
女にモテないことはしない・・・
そうなりかねません。

目先を大切にするのではなく、先を見据えられる人、
是非一緒に働きましょう。