ピーシーフェーズ株式会社　代表取締役社長　吉田和弘

代表取締役社長　吉田和弘

私が学生の頃はバブル期で、学生時代にはいろいろビジネスをやりました。
家庭教師を集めたりMade　in　Italyのシャツを売ったり。
バブル期だったので何でも売ることができたんですよ。
だからビジネスは簡単だな、と甘くみてましたね。

就職活動の時期になって、商社で３年くらい働いたら独立でもしようかなと思っていました。
大手の商社も見ましたが、縁があってインテルに就職しました。
自分の性格と外資の文化が合っていたのかも知れませんね。

入社してからはめちゃくちゃ働きました。トップセールスも２回なりましたし、
30代前半で大阪の営業所長にもなりました。そのころは天狗になってましたね（笑）

でも、「このままでいいのかな」と考えることもありました。
同じ30代で起業して面白いビジネスをやっている人を見て、
自分にもできるのかなと考えたりしました。

そんな中、ある時、モバイルの技術開発の会社を経営している兄から、
会社を手伝わないかという話がありました。
これからはモバイルの市場が大きくなるだろうと思っていたので、
自分で何か挑戦してみたい！と思い、この会社を引き継ぎました。

事業の目標としてはモバイルを使った新しいサービスを生み出したいですね。
パーソナルツールとして企業が消費者にリアルタイムかつ最適な情報配信が出来る
ようなプラットフォームを作って行きたいです。

また、社員（仲間）がやりがいがあって、笑顔の絶えない会社になりたいです。

「白」

真白な綺麗な白が好きですね。凝り固まらずに純粋にいたいですね。

「良いこと悪いこと半分ずつ」
悪いことが続いても、投げ出さなければその後良いことが続くと思うんです。
例えば２回続けて嫌なことがあっても、次は２回良いことが来るんでだと、
楽しみにするんです。

昔上司に言われたことですが、人間の成長は、緩やかな上り坂なんかじゃなく、
階段のようになっていて、上の段に上がるまでの道のりは長く感じる。

仕事をしていて苦しいときもありますが、そこであきらめたらもったいない。
もしかしたらあと少しで上に上がれるかしれない。前に進んでいればちゃんと
成長できると思います。

大事なのは「受け入れる姿勢」と「等身大」でいること。
一番良くないのは嫌なことを聞きいれない人ですね。
自分の考えや常識以外は受け入れない人は、成長は難しいですよね。
自分のことを等身大に見れないと、自分の課題なんてわからないです。

またこれからは、マッシュアップな仕事の進め方のできるバランスのとれた人。
特にｲﾝﾀｰﾈｯﾄ業界などは、すごく早くビジネスが起きたり変わったりします。
そんな中、ＡとＢを混ぜてＣを生み出せるような発想がないと、
このスピード観についていけないですよね。

「走りながら考える」

今の若い人は結構真面目で、やりたいことが見つからないとか悩む人が多いですよね、
やりたいことは変わっていくし、やりたいことがみつからなくてもいいんじゃないかな、と思います。

人生のスパンは長いし、とりあえずチャレンジしてみる姿勢も大切。どんな環境でも
とりあえず頑張ってほしいし、どんなに酷い会社だったとしてもその経験は
プラスにしかなりませんからね。今の世の中、走りながら考えることが絶対必要だと思います。