代表取締役 野口 卓也
設立 | 2009年2月20日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.hotsource.jp/index.html |
起業
会社を立ち上げるまでの間、一時期は小説家になろうと思っていました。
中学・高校と厳しい全寮制の学校で、テレビも携帯も禁止だったので、
自然と小説などの本を沢山読みました。
そこでなぜか「自分の方が面白いものを書けるのではないか」
という根拠のない自信が溢れてきて(笑)、自分で小説を書くようになったんです。
15歳の時に集英社の小説新人賞で入賞し、それから19歳まで小説家として雑誌や企業のウェブサイトに
連載を持ったり、カタログのライティングの仕事をいただいたりして過ごしていました。
20歳になって起業しようと思ったのは、単純に自分の意思のみで法人登記できるようになったからです。
昔から、いずれは経営者になると決めていました。会社を経営する両親を尊敬していたのですが、
「男なら親を超えなくてはならない」という思い込みが強かったんです。
しかし高校3年生のとき、このまま小説家になるか、経営者になるか、大学に進学するか、
いろいろ悩んだ時期があります。考えたあげく、勉強ができないから進学しなかったと思われたら癪なので、
とりあえず大学は受験しようと決めました。
慶應義塾大学の環境情報学部に合格したのですが、
在籍したのはわずか3か月。通学した日は通算2週間。
中退してからはもう一度小説家として作品を書き、今度はフィールドを広げて
ケータイ小説の賞なども頂きましたが、1年ほど経って会社を立ち上げることにしました。
当社の取締役CTOである土屋と共同出資で設立したウェブ制作会社がホットソースです。
もともとはIT企業ではあるのですが、エンターテイメント系のコンテンツ制作から
離れる事ができず、iPhone専用コミックスの出版社となったわけです。
今後のビジョン
まず、iPhone向けコミックとして大手出版社を含めてもトップのシェアと
クオリティを目指します。次に売上の9割を海外から獲得できるよう展開します。
これらの目標が達成されたら、MANGA SOURCEをiPhone以外の全キャリアにも対応させ、
国内にも広めてゆく予定です。いわゆる逆輸入的な見せ方ですね。
従来の電子書籍(特にコミック)では、既に出版された作品を配信するスタイルが一般的ですが、
当社は新人の漫画家さんを発掘したり、マンガの企画を立てることで、完全オリジナルの
作品だけを配信します。ここが当社は出版社でもあるという所以です。
社長のイメージカラー
「青」
会社のイメージカラーで、清潔、公平といったイメージです。
座右の銘
「商売は人が腰を抜かすほど儲けなくてはだめだ。」
これは日本マクドナルドの創業者、藤田田氏の「Den Fujita の商法」という本の中で
出てくる言葉です。今から20年以上前に書かれた本ですが、当時の風潮を気に介さず
ズバッと言い切る鋭さがすごい。
これから求められる人材
「仕事以外を全て切り捨てられる人」
決められた仕事の時間だけを仕事と考えている人は評価されにくいと思います。
逆に、他のすべてを切り捨てて仕事を選ぶ人は就職に強く、出世もするでしょう。
学生へのメッセージ
やりたいことが見つからないという人が多いですが、
自分が何をしたいのかをはっきり言えることは絶対に大事なことだと思います。