代表取締役 山田 直毅

有限会社シャープウェッジ 代表取締役 山田 直毅

代表取締役 山田 直毅

有限会社シャープウェッジ
設立 2005年7月
事業内容
  • WEBシステム設計・開発・保守
  • WEBシステムに関するコンサルティング
  • WEBサイト企画・制作(デザイン含む)・運営
  • 広告代理
  • 地域イベント企画・運営
会社HP http://www.sharpwedge.co.jp/

21歳でシングルファザーに。
ストレスフリーな会社を目指す、シャープウェッジの山田社長にインタビュー!

起業ストーリー

私は大学生の時、20歳で結婚しました。いわゆる授かり婚でした。
私は家族が出来るのがとても楽しみでしたが、出産前に、子供に障害があることが分かりました。

周りからは結婚も出産も反対されましたが、出産できるように周りを説得しました。
しかし1年半後に離婚。私は21歳で障害を持つ息子のシングルファザーとなりました。

周りの友達が就職活動を始める中、自分の現実を考えると前向きになれず、
就職活動も上手くいきませんでした。
就職もできず、やりたいことも見けられず、辛い日々が続きました。
しかし、子供のためにもしっかり就職しようと考え直し、小さなソフトウェアの開発会社へ就職しました。

そこの会社は月給制のため、残業が会社から管理されましたが、段々と残業が増えていきました。
派遣されることが多くなり、勤務地が数カ月毎にかわるようになると、
自分が働く環境が頻繁に変化する中、子供を抱えながら働くのは大変だと思うようになりました。
それでも一生懸命働きました。

そして数年後、当時派遣先だった会社から引き抜かれるような形で転職。
その会社は年俸制だったため、残業が会社から管理されない分
自分で時間を管理することができましたが、もともと残業の多い会社だった為
子供との時間を作るのに苦労しました。

そしてその後会社のリストラクチャの波に飲まれ、フリーランスへ転身。

フリーランスでやっていて感じたことは、自分でルールを決めることができる!
自分で時間を調整できる!ということです。

一般的な企業にいては月給制でも年俸制でも、結局は残業が多くなってしまって、
子供との時間がうまく作れませんでした。

「もっと残業の少ない会社は創れないだろうか」という思いから、会社をつくろう!と決意しました。

今後のビジョン


「ストレスフリーな会社を目指す」
ワークライフバランスを考えて、残業のない体制にしていきたいと思っています。
現在もほとんどの社員が残業をしていません。自分の時間を作ることは大切なことだと思っています。

また、女性のエンジニアを応援していきたいと思っていて、女性の雇用を積極的に行うと同時に、
結婚、出産、育児を会社で応援していければと考えています。

「地域に貢献していく」
企業の役割の一つに地域貢献もあると考えています。
長い期間、そこで活動するのであれば、地域の活動に参加していくことは重要です。
弊社では地域貢献の一環として“練馬えきちゃ”という練馬の情報サイトも運営しています。

山田社長のテーマカラー

「やさしい青」
会社のカラーでもある「青」は、“サポート”を表す色です。

「守 破 離」

「守 破 離」

初めは教えられたことを守って、人のマネをして基本を身に付けます。
そして今度は自分で考えて、教えにはない自分なりの工夫をしてみる。
そして、最終的には指導者を離れて自分のやり方を追求していく。
物事を修得する極意です。

これから求められる人材とは?

受け身ではなく“一緒に会社を創っていく”という意識を持つことが大切です。

ある本の受け売りなのですが、私は「おや?っとノート」というものを持っています。
これには会社や仕事、日々の生活の中でおや?と感じたことを書いています。
「おや?何でこうなっているのだろう」という気づきから、
「もっとこうできるのでは?」という発想が出てきたりします。

何かに文句を言っているのでは解決はできません。
自分も会社づくりに参加して、おや?と思ったことを改善していく、そういう姿勢が大切です。

学生へのメッセージ

私が面接をしていて想うことは、もっと入りたいと思う会社に対して質問すべきだということです。
みんな質問が少ないし“知ろう”という意志があまり感じられません。
待遇や給料のことだってとても大切なことなのに、みんな質問しません。

中小企業は会社それぞれ特徴が強く表れると思います。
その特徴をちゃんと理解しないで入社してしまったら、お互いに不幸なことになります。
もっと入りたい会社に興味を持って、調べて、質問して、自分に合う会社を見つけて下さい。