代表取締役社長 後藤 順

株式会社ビッグイーツ 代表取締役社長 後藤 順

代表取締役社長 後藤 順

株式会社ビッグイーツ
設立 2002年6月
事業内容
  • 丸の内カフェease 店舗運営
  • ドーナッツプラント 店舗運営
  • ドーナッツプラント 商品卸販売
  • イート モア グリーンズ 店舗運営
  • イート モア グリーンズ 商品卸販売
会社HP http://www.bigeats.co.jp/

「できると信じたことは、絶対できる!」
「諦めない気持ちが実現させてくれる」
ドーナッツプラントを日本に出店させた後藤社長の情熱インタビュー!

起業ストーリー

ニューヨークのドーナッツプラント

ニューヨークのドーナッツプラント

起業する前は、仲間と一緒にカフェやレストラン等の飲食店プロデュースをやっていました。
クライアントの理想の店舗になるようにプロデュースするのですが、やっていくうちに
自分のブランドというか、自分のテーマで飲食店をやりたいなと強く思うようになりました。
やはり、オリジナルを目指すことは夢でもありましたから。

ドーナッツプラントとの出会いは、NYから、レストランを持ってくる仕事をしているときに、
宿泊先の1階に「DEAN&DELUCA」があり、そこで、初めて「DOUGHNUTPLANT」の
ドーナッツを食べて、非常に美味しくて、虜になりました。
東京に帰国して、ある雑誌に「DOUGHNUTPLANT」のコンセプト「自然素材中心のドーナッツ」
「季節に合わせた素材をしようしたドーナッツ」という記事が載っていて、ドーナッツプラントの創業者、
マーク・イズリアル氏に、彼に会いたい!という想いでいっぱいになっていました。

できたてのドーナッツ

できたてのドーナッツ

思い立ったら即行動。日本から電話連絡を取り、2週間後にはアメリカに会いに行っていました!
そこからマークとの関係が
始まるんですが、彼と出会って日本での出店にこぎつけるまでには、丸3年掛かりました。

1年目はビジネスの話なんて全くできませんでした。
どのドーナッツが美味しかったか、どうやって作っているのか、材料は何を使っているのか、
本当にドーナッツの話ばかりです。ビジネスの契約の話がでてきたのは3年目になってからです。
その3年間、彼のいるニューヨークには1回3泊5日、年に5回くらい通い続けました。
ドーナッツを食べ予習して、マークと何時間もドーナツについて話し、勉強し、の繰り返しでした。

そして2004年、ついに念願の白金台に日本で1号店をオープン。
半年間は、僕も現場で休まずに働きました。それがマークとの約束でしたし、マークも、
僕が本当に理念を共感して、ドーナッツプラントの味を出せるのか見ていたんでしょうね。
3年間ニューヨークに通ったのは、マークの理念に惚れ込んだのもありますが、
自分で行って食べて、見てみないと、本当の良さはわからないと思ったからです。
実際にそこに行って、自分の目で見て感じることが私の信念でもありますから。

ドーナッツプラントじゃなきゃならない、必然的な商品を作り続ける

社会に必要とされる商品を作っていきたいと思っています。

先日、ドーナッツプラントにきたお客様が、卵アレルギーを持つお子様のために、
ケーキドーナッツを買いに来ました。でもそれはただのおやつではなく、
大事なお誕生日会のケーキでした。

それまでその子はみんなと同じケーキを食べることができなかったけれど、
初めてみんなと同じ買ってきたケーキを食べることができたんです。
ドーナッツプラント店員も、この日のためにメッセージカードを作ってお祝いしました。

これはドーナッツプラントにしかできないことだと思います。
社会に必要とされて、意義のある商品やサービスを提供し続けて行きたいと思っています。

後藤社長のテーマカラー

特にはありません。
好きだなと思うのは、自然の中にある色です。
夕焼けの空や海の色、キレイだなと思うその瞬間や色を大切にしたいです。

座右の銘

特にこの言葉というものは持たないようにしています。
持つと縛られてしまいますし、自分がネガティブになっている時は、
自分が欲しいと思っている言葉を探して本を読んだりします。

これから求められる人材とは?

キャリアよりも、気持ちが前向きなことが大切だと思います。
たとえ難しくできないだろうと思っても、前向きにチャレンジして努力することです。

また、今は情報がたくさんあって、“知っているつもり”でいる人が多いと思います。
でも、自分の目で見てみようとか、肌で感じてみようという、深堀りしていく“行動力”もとても大切だと思います。

学生へメッセージ

『失敗を恐れずに、チャレンジしてください!』

「これできるかな、大丈夫かな?」ではなく「やってみよう!」に変えること。
20代のうちはいっぱい失敗して大丈夫です。果敢にチャレンジして、失敗して、なぜ失敗したのか学ぶ。
そして30代でその経験を活かしてまた挑戦していく。そうすると、40代でいい大人になれますよ。

『自分探しの旅、自分と友達になること!』

20代の若いうちに、自分にいっぱい時間を使ってください。自分と友達になるまで、自問自答して下さい。
自分と友達になるということは、人と群れずに、一人で自分と向き合って答えを探すということです。
私もニューヨークに行く時はいつも一人で行き、一人でニューヨークの町を歩いて考え事をしたりしました。
何かを決める時、最後は自分です。「本当にこれでいいのか」自問自答します。
自分と向き合って友達になると、自信も出てきますよ。