代表取締役 CEO 岩田 進

株式会社ロックオン 代表取締役 CEO 岩田 進

代表取締役 CEO 岩田 進

株式会社ロックオン
設立 2001年6月4日
事業内容
  • Eコマース関連ソフトウェアの企画・開発・販売
  • インターネット広告関連ソフトウェアの企画・開発・販売
会社HP http://www.lockon.co.jp/

「大学はおもしろくない」

関西学院大学商学部に入学した私が初めに感じたこと。
それは、「大学はおもしろくない」ということでした。

いきなりですがまずは休学しようと考え、国際感覚を身に付けるため
バックパッカーとして4カ月間、東南アジア・シンガポール・マレーシア・タイ
を旅行しました。
(4ヶ月分の生活費はアルバイトの掛け持ちで貯めました)

この経験から「日本人の常識は、世界の常識とは違う」という大きな価値観を得た私は、
「仕事がしたい」と思い旅を終えました。

帰国後に学生を続けながら地元の飲食店で仕事を始めたのですが・・・

私はハイテンションで意欲満々、ところが、従業員はやる気なし。

いたたまれなくなった私は、
「自分に店を任せてほしい。失敗した分は自分が責任を負う」とオーナーに頼み、
店長を任せてもらいました。

しかし、包丁を持ったこともない私が、いきなり飲食の店長というのも難しい話で、
売り上げ計算から仕入れまですべてをやろうとし、1年であえなく失敗に終わりました。

失敗はしましたが、ここで得た気付きは大きかったですね。
なぜ失敗したのかが、自分の中で整理をつけることができましたし、
改めるべき部分を知ることができました。
まず精神的な弱さ。辞めても他の世界があるんじゃないかという甘さです。

あと、スキルが無いことですね。精神力を養う、責任を持って成し遂げる・・・
そういうことを身に付けながら、とりあえずスキルを身に付けようと思いました。

そこで付けたスキルがITです。
まずはパソコンの組み立てから始め、その次に電気量販店でアルバイトをし、
機材の知識を学びつつPCスキルを高めていきました。

そして、旅行コンテンツビジネスの会社を立ち上げました。
当初は自宅をオフィスとして使い、すぐに尼崎市塚口にオフィスを借りました。

が、しかし。

ここもまた失敗に終わりました。
ほとんどすべてがアウトソーシングになるので、利益率が低くスピード感がない。
やはりビジネスで勝っていくには、自らの手に技術力を持って、
それを生かさないといけないと思いました。

そういった経緯からコンテンツビジネスは辞め、かわりに始めた会社がロックオンです。

立ち上げ当初は相当の苦労をしました。
今は毎日家に帰れますが、その当時は家に帰れませんでした。
サーバ管理から、営業から、ホームページ製作とフル活動をしていて
60時間寝ずに働いたりもしていました。

それでも未来が見えていたので、しんどいという感覚は全くなく、
むしろ楽しく毎日を過ごしていました。

これがロックオンの設立に至るまでの経緯です。

2009年の目標

2008年はロックオンにとって、例年にも増して大きく動いた一年となりました。

・1億8,600万円の第三者割当増資を実施
・役職員数が25名から41名へと増加
・大阪本社と東京支社をそれぞれ大規模に拡張移転

このように組織基盤は、強く固めることができました。

しかしながら、昨年に掲げておりました目標の達成においては未達となっております。
「効果測定の次の市場を開拓」につきましては、SEM自動入札ツール”アドエビスAutoBid”の
リリースが計画から遅れたことで、新たな市場を開拓するには至りませんでした。

「オープンソースビジネスモデルの確立」についても、”EC-CUBE one!”のリリースが
同様に遅れたことにより確立することができませんでした。

「管理体制のさらなる強化」については、人員体制やその運用結果から
前年の目標を唯一達成できたと言えます。

2009年は、昨年未達に終わった2つの目標を再度掲げ、不退転の決意で取り組んで参ります。

学生へメッセージ

時々、自分にまったく自信を持てていない学生に会うことがあります。

「内定がもらえない自分はダメなんじゃないか」

きっとそんなことも考えているのでしょう。

しかし、人は必ず1つか2つ魅力を持っています。
辛い時、人は自分の良いところを見ずに悪いところを見てしまいがちです。

自分の魅力を理解し、それを生かせる会社選びをすることで、よりベストマッチングな
会社と出会うことができますし、就活で迷っていた人も道が開けると思います。

就職活動、頑張ってください。