代表取締役 猪俣 恭子

コーチングプレス株式会社 代表取締役 猪俣 恭子

代表取締役 猪俣 恭子

コーチングプレス株式会社
設立 2006年9月15日
事業内容
  • パーソナルコーチング(個人対象)
  • ビジネスコーチング(法人対象)
  • 企業・団体向けコーチング関連研修の企画・運営
  • セミナー・講演会の企画・運営
会社HP http://www.coaching-press.com/

起業について

もともと「人を育てる」ことや「教える」ということが好きでした。
ただ、独立するという気持ちは当初はまったくといっていいほどありませんでした。

大学卒業後はある地方銀行に就職しました。
その頃から研修関係の仕事が実はしたかったのですが、面接時に配属の希望が言えず
「営業店でお客様の応対をしたい」と伝えていましたら、その通りに営業店勤務になりました。
しかし「やはり研修の仕事がしたい」という思いが捨てきれず、
転勤希望を伝え続けていたら入行して3年目に異動が叶いました。

研修の仕事は思っていたとおり、非常にやりがいがありました。

しかし、結婚を機に退職しまして
その後は専業主婦を半年ほどしていましたが、父が経営する印刷会社を手伝うことにしました。

本当のところは、研修の仕事を引き続きやりたいと思っていたのですが、
その当時の私は、「本当にやりたいことができないのが人生なんだ」と思っていたんですね。

気持ちをきりかえてのぞんだ印刷会社の仕事でしたが、「面白い」とは残念ながら思えませんでした。
しかし、その中でも唯一やりがいを感じた仕事がありました。

それは若手スタッフの育成です。
しかしながら、彼らに業務を教えている間はいい関係でいられるのですが、(教える人、教えられる人の関係)
それ以降は上手くコミュニケーションがとれず苦労しました。
というのは、仕事も慣れてくれば若手スタッフも自分の意思を持つようになってきます。
そのような彼らに対して、当事の私は頭ごなしに指示命令ばかりしていました。

あるとき、私が信頼していたある若手スタッフに、
「猪俣さんの言ってることは正しいけれど、もっと私たちのことをわかってほしい。」
と言われました。かなりショックでした。

しかし、このことから、私は「教える」ことには長けているけれど、
本当の意味で「人を育てる」ことはできていないということに気づきました。

自分が変わらなければ何も変わらないと覚悟を決め、銀行員時代の友人から
「コーチング」の存在を聞いた私は、藁をも掴むおもいで「コーチング」を学び、
現場で実践し続けました。

それから約1年後、社員とぶつかっていたばかりの私は、
お客様から「猪俣さんはどのように若手を活かしているのか?」と質問を受けるようになり、
と同時にコミュニケーション研修の仕事の依頼も少しずつくるようになりました。
また、社員たちは私がコーチングや研修の仕事をすることを応援してくれ、
温かい目でみてくれるまでになりました。

起業したのは、コーチングの勉強会で知り合った会計コンサルタントの方に強く
すすめられたことがきっかけです。

起業して約3年。遠回りをしてきましたが、現在はコーチ、キャリアカウンセラー、
研修講師として、本当にやりたいと心から思っていたことを仕事にしています。

学生の皆さんへ

内定をもらうことが本当のゴールではありません。

自分はどうしたいのか? どうありたいのか? 何を手にしていたいのか? 
この問いかけをし続けることが豊かな人生を築くきっかけとなります。
会社に入社したら、与えられた仕事を真剣にしていってください。
その連続があなたの市場価値を確実に高めていきますから。
決して「あきらめない」「あせらない」「あわてず」に。
応援しています!