株式会社ベアーズ 専務取締役 高橋 ゆき


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専務取締役 高橋ゆき

専務取締役 高橋ゆき

設立 1999年10月
事業内容
    • 家事代行サービス
    • ハウスクリーニング
    • キッズ&ベビーシッターサービス
    • 高齢者支援サービス
会社HP http://www.happy-bears.com/

進むは母と同じ道

母親は女性起業家。父親は写真家。
私はそんな二人に愛されて育ちました。
物心がついたときには、既に自立心が芽生え、小学校中学校でも委員長、
部活の部長という役目を負うような、そんな少女時代を過ごしていたのです。

とはいえ、その頃は今の自分の様な姿は望んでいませんでしたね。
子供の帰りを待ちながら三時のおやつを手作り。
白いエプロンが似合うお母さん。
そんな夢を抱いていたのをよく覚えています。
しかし、やはり私が受け継いだ血は女性起業家の血。
気付けば母親と同じような道を歩んでいました(笑)

ダイナミックに、チャーミングに、エレガントに。
そしてさわやかな風と共に、楽しい騒ぎを起こして生きてゆけ。
そう家で教わった事は、今でも、私を形作る重要なものとなっているのでしょう。

そして大学生となった私は、弊社の社長である夫と出会い、
更に色々な事へ取り組むことになるのです。
将来、世のため人のためになる事をしたい。
そう、同じ想いをもって共に話せる相手と出会う事が出来ました。

その想いを持ち続け、ベアーズが誕生するのですが、その誕生には
とある出会いがきっかけとなっていました。

香港での出会い

20年前の東京で、働く女性に起きる、あまり歓迎できない出来事の一つは妊娠でした。
結婚は祝ってもらう事が出来るのですが、妊娠、育休、復帰と、
これらは今でも日本の組織社会では喜ばれない事の一つのように見えます。

その20年前、私はヘッドハンティングされる形で香港へと渡っていました。
そこで経験したのが、お話した妊娠です。
歓迎されないだろうと思い、長く夫以外の誰にも打ち明ける事のないまま仕事を続ける日々。
しかし、隠し通すにも当然限界があるわけです。

限界を迎え、妊娠をカミングアウトした私に、社長はこんなことを言ったのです。
「君はもっと仕事が出来る女性になる」
一体、日本のベンチャー企業の誰がその様な事を言えるでしょう。
そこにあったのは否定的な言葉ではなく、喜びの声だったのです。

その歓迎の言葉には理由があります。
香港の家庭には、フィリピンから出稼ぎに来る女性がメイドとしてやってくるもの。
彼女達は、何かをあきらめることなく家族を守り自己成長を可能とする存在でした。
そこで出会ったのが、スーザンという女性。
多くの女性が悩むような子育ての事を、彼女のサポートで乗り切る事が出来たのです。
私にとって心の保険だと思えるほどの存在だった彼女は、その後の私に大きな影響を与えました。

笑顔がなくなる理由

その後しばらくして、夫がアメリカへわたる事が決まり、
同じタイミングで私は日本へと帰国することとなります。
しかし、当時の日本にはスーザンの様なサービスはまだありませんでした。
ハウスクリーニングや家政婦職はあるのですが、香港にあったような
同様の使いやすいサービスが無かったのです。
様々な事を自分自身で行いながら仕事を続け数か月。
夫が日本へ帰国してきました。

その夫が私に向かって言ったのです。
「お前ブスになったな」
数か月ぶりの再会でこんな事を言うなんて(笑)。
しかしそれは、「笑顔がなくなった」という意味でした。
香港では大変な中でも明るかったのに、両親や友達、言葉の不自由もないこの地で、
どうしてそんなにこわばった顔をしているのかと。

答えは簡単でした。
日本にはスーザンがいないのです。
ただの家事手伝いを超えた存在がいなかったのです。
それを知った夫はこんなことを言い出しました。
「それなら産業を作ろう」
これからの日本は、共働きの家庭が増える。
それならば、絶対にスーザンの様な人の存在は必要なはずだ。

こうして誕生したのがベアーズ。
15年前の事になります。

大家族の様な社員

この様にして誕生したベアーズですが、この会社を構成する社員は、
とても人間臭い人ばかり。
一人一人が魅力的であり、そのチームについてなら、
私は何時間でも話せるのではないでしょうか。

この様な場所に来る社員は皆、ベアーズフィロソフィーと呼べるものを
来る日も来る日も勉強します。
ベアーズフィロソフィーのひとつ。
「お客様感動度120%のあくなき追求」
これは、社員たちにも浸透されているの一つのキーワードとなっています。
信念やポリシーをもってあきらめない心。
そこに、愛と感謝と笑顔と感動を重ねることで、ベアーズフィロソフィーが完成するのです。

このフィロソフィーを囲んで、ベアーズの社員は大家族主義で、ご家庭に、社会に、
ひとつでも多くの笑顔の創出に貢献できるよう日々邁進しています。
同じ釜の飯を食う仲間という表現が弊社にはとてもよく当てはまりますね。
その仲間の笑顔が何よりもうれしいもの。
そして、その釜の飯こそが、フィロソフィーに他ならないのです。

良い事ばかりではなく、苦しい事も辛い事も、この釜の飯を食べながら乗り越える。
そして、その先にある人生の意味に気が付いてほしいですね。

えがく理想の社会

日本の新しい暮らしのインフラになる。
これがベアーズの未来です。
「なりたい」ではなく「なる」のです。

テレビや新聞で流れてくるニュースには、様々な社会の問題が描き出されています。
しかし、それはあくまでも社会で目立つ現状を取り上げたにすぎません。
目立たずとも、課題になっている事は多く、
私が感じ取ったスーザンの様なビジネスがないという事も、例外ではありません。
その様な問題を、弊社が取り組むことによって解決する。
それが当たり前となるのが、『日本の暮らしの新しいインフラ』となるという事なのでしょう。

現在、利用客の方々から多くの声が寄せられます。
最も多いのが夫婦げんかが減った。
そして、子どもから「お母さんきれいになった」と言われた。
友達から「若くなった」と言われた。
弊社のサービスがこの様な現象を生んでいるのです。
これは心にゆとりが出来たことで生まれた”幸せ”に直結する現象。
家庭の平和に私たちは大きく貢献し始めています。

しかし、弊社がインフラとなるには、まだ壁が残っています。
まずは、日本人の「家事代行サービスは高い」という先入観。
そして、「人にその様な事を頼んでいいのか」という考え方。
この二つを解決するために、国と協力し、よりよい日本の未来を
創り出していきたいと考えています。

地感性の良い人

「地頭がよい人を求めています。」などという言葉はよく聞きますが、
そうではなく「地感性」を弊社は求めます。
「地頭が良い」というのは、素での頭の良さを示す言葉。
であれば「地感性が良い」というのは、素での感性の良さ、
つまりセンスの良さを示す言葉となるのです。

どの様な仕事をするにしても、発想力、行動力、組立力と能力を問われます。
その様な力を持っている人を「あいつセンスいいな」
などと評価することは多いでしょう。
まさに、そのセンスを素で身に着けている人を弊社は採用したいのです。

これまで弊社が求めてきた人物像は「明るく元気で素直な人」というものでした。
しかし、これからのステップを踏む際、
仕組みを作る、戦略を立てる、マネジメントを・・・・・・
などと考えると、どうしても、地感性の良さは必要なものとなるのです。
もちろん『明・元・素』も。

多少自信過剰な人間であってもいいでしょう。
「私センスあります!」「俺はセンスが良いです!」
そんなことを自信をもって言える人材が、必要です。

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