高輪ヂーゼル株式会社/株式会社ジャパンメインテナンス 代表取締役 杉崎 武春


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代表取締役 杉崎 武春

代表取締役 杉崎 武春

設立 1948年
事業内容
    • リビルト事業
    • ディーゼルエンジンの修理・メンテナンスおよび再利用を目的としたリビルド事業
会社HP http://www.takanawad.co.jp/
http://www.japamen.com/

アメリカ、AIU、そして高輪ヂーゼルへ

ちょうど私の大学受験のときは、学生運動が盛んな時期でした。
私の父親は日本にいても勉強にならないだろうと非常に心配していて、
それで私はアメリカに留学したのですが、今思うとこれが良かったですね。
アメリカの大学で4年半学んだことが人生の1つの転機になったように思います。

当時は「コンピュータがこれから流行る」という時代で、
私もコンピュータを作りたくてアメリカでプログラミングの勉強をしていました。
そうしてアメリカで就職先を探したのですが、やはり留学生となると難しく、
結局友人の勧めで帰国して日本で就職することに。
たまたま新聞で見つけたのが外資系保険会社のAIUの求人で、
アメリカの大学を卒業したということもあり外国部に配属されました。

大学を卒業した時点で、父の会社である高輪ヂーゼルへの就職も選択肢にありました。
しかし、父親から「うちの会社は3年もたない」と言われてしまい、
自分で職を探してAIUに就職。
その後30歳になったときに、当時の高輪ヂーゼル役員から
「親父も70歳だから、早く来ないとだめだ」と説得され、
父親の会社である高輪ヂーゼルに入社するにいたりました。
それからちょうど10年経った40歳のときに社長を交代しました。
当時はとにかく業績がそんなによくなかったので、それを何とかしなければという思いでしたね。

次のステップは、300人100億

社長を交代した当時、会社の目標はいつも前年比10%で、
経費予算も何もありませんでした。そこでまずは経営計画書を作ろうと思い、
勉強して41歳のときから作り始めました。それから5年で目標達成です。

社長の約束として”経常利益達成時には10分の1を従業員に還元する”としていまして、
5年目で初めて払ったときには会社がガラッと変わりましたね。
今まで2ヶ月分のボーナスしかもらえなかったのが、
一気に4,5ヶ月ほどもらえるとなると変わりますよね。
社内の雰囲気も良くなりましたから、本当にこの経営計画書を作って良かったと思います。
会社の方針書ですから、会社としての方針や課題を十分に話し合って、
社員全員に浸透させるというのが大事なんですよね。

経営というのは、基本的に1と3の組み合わせなんです。
30人だと10億。100人だと30億。今のグループ全体で40億と115人くらいなので、
これをM&Aを進めていくことで徐々に100億に近づけていくということになります。
次のステップは、300人100億です。
3年後で70億達成するとして、100億は10年後になりますね。

参考までに、現在社長の約束として掲げているのは、以下の5つがすべてです。
一 会社の利益責任は、社長ただ一人の責任です
二 社員の皆さんと家族の生活の安定と向上を図ります。
三 広く社会に貢献できる会社を実現します。
四 目標経常利益達成時にはその1/10を社員の皆さんに還元します。
五 高輪ヂーゼルで働いて本当に良かったと思える会社にします。

豊富な製品と安心のクオリティー

高輪ヂーゼルグループとしては、
まず商売になるには噴射ポンプやエアコンのコンプレッサーのような、
製品のコアと言われるリンク品を持っていなくてはいけません。
そのリンク品の所有率は、おそらく日本ナンバー1でしょう。
必要な技術と、必要な製品を持っている。
だから、高輪ヂーゼルグループしかないと全国から注文が集まってくるのです。
そういうところが強みなのだと思います。ジャパンメインテナンスも同様です。

さらに、我々は多くの代理店権を持っています。だからどこの製品でも扱えます。
さらに、我々は純正部品で修理しているので、断然クオリティーが高いです。
その点で安心感があることも強みと言えるでしょう。

元気が出る朝礼

高輪ヂーゼルでは毎朝「元気が出る朝礼」を行っています。
作ろうと言ったのは私なんですが、
各支店から8人集めて好きなものを作らせたら素晴らしいものを作り上げてくれました。
最近それをやり始めてから朝礼がとても長くなってしまいましたが、
雰囲気がガラッと変わって良くなりました。
みんなやらされている感もなく、これが当たり前というふうになっていますから、
今では高輪ヂーゼルの文化ですね。

ちょうど今年の経営発表会で、朝礼コンテストというものを行いました。
それをお客様に評定してもらって優勝者を決定したのですが、
今までこんなに盛り上がったことないというくらいに盛り上がって、
お客様にもとても喜んでいただきました。
拠点ごとにアレンジした部分は特徴があっておもしろかったですね。
毎年朝礼コンテストをやってもいいかなっていうくらいです(笑)

全ての中に誠実がある

求める人物像としては、全ての中にまず誠実があって、
エネルギッシュでコミュニケーション能力がある人が好ましいですね。
誠実というのは、具体的に言えば真面目であることです。
掃除を一生懸命やる人などは、基本的に真面目だと思います。
ですから、当社は基本的にみんな誠実ですね。

高輪ヂーゼルでは毎週月曜日から金曜日までの毎朝ボランティアで清掃を行っています。
この取り組みによって大田区の優工場として評価もしていただきました。
一人ひとりにこのような良い習慣を付けさせるというのを会社として一生懸命行っています。
良い習慣というのは第二の天性と言われるくらいですから、
しっかりと良い習慣を持った人は良い人生を過ごすこと間違いなしです。

積極的に自己投資を

学生にはぜひ積極的に自己投資をしてもらいたいです。
そして新聞と本を読み、旅行へ行く。できればお金を貯めて海外へ行ってほしいですね。
一度自分で行ってみて、海外のものを直接体験した方がいいでしょう。
日本で美徳とされる「謙虚さ」は海外では決して良いことではなく、
自己主張しないと置いていかれてしまいます。
私はアメリカへ行ってから自己主張が強くなり、
帰国してから「もう日本人じゃないみたいだ」と言われたことがありましたが、
自己主張つまり自分の考えを持つということが日本人にとって大事なものではないかと思っています。
多様な価値観、日本に居続けたらわからない価値観というものを、海外でぜひ学んでほしいです。

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