代表取締役 武永 修一

株式会社オークファン 代表取締役 武永 修一

代表取締役 武永 修一

株式会社オークファン
設立 2007年6月
事業内容
  • メディア事業
    月間ユニークユーザー数300万、総PV5,000万以上を誇る国内最大のオークション統計・検索サイト『Aucfan.com(オークファン)』の運営を中心としたメディア事業
  • ソリューション事業
    オークション関連のデータ分析・出品支援ツール提供を行うプロダクト事業およびオークション関連の仕入れ・商品管理・販売テクニックなどのノウハウをeラーニングを中心にセミナー、教材を用いて行う個人向け育成事業
  • データコンサルティング事業
    国内・海外のオークション取引データ(約8億件以上、総流通額約7兆円)を生かした個人向け/法人向けのマーケティング支援事業およびデータコンサルティング事業
会社HP http://aucfan.com/

学生時代〜最高に楽しかった

学生時代は、サークル(テニス、イベント、法律相談)を3つ運営。
2つは長を行って、その他に塾講師を行っていました。
毎日あくせく楽しく過ごしていました。最高に楽しかったですね。

将来の夢はなく、就職にも興味なく、司法試験もどうかと思って。
法学部に所属していたので、行く行くはロースクールへ行き司法試験を受けることが
流れではありましたが、弁護士として社会の役に立ちたい情熱はありませんでした。
ロースクール設立までの期間、アルバイトしながら海外旅行でも行こうかと
思っていた矢先、「オークション」に出会いました。

昼のワイドショーで特集コーナーがあり、レポーターが「ネットオークションで買いました。
定価で200万の物を30万くらいで」と。衝撃を受けましたね。「これだ」と。
早速、ネットでオークションを調べたところ、個人が自由に取引できる
「24時間365日、日本全国のフリーマーケット」に興味がわき、
「自分でも売ってみよう」と友人にデジカメを借り、私物を売ってみました。

当たり前ですが、写真の取り方、商品説明の作り込みにより、結果がまるで違います。
徐々に、物の相場、WEBのアクセス数などを調べるようになると、
売れる仕組みが分かりさらに儲かるようになってきました。
もっと物を売ってみたい欲求にかられ、私物や友人の不要物を売り、
京阪神のフリマ・質屋・輸入業者など飛び込み営業を開始し、
商品購入→オークションで売ることを始めました。
当初の軍資金は、自分のPCなどを売った15万円のみ。これが”始まり”でした。

「社長になる気はなく、それ以前に社会人になりたくなかった。
何にもなりたくなかったんです。当時はもっと将来に対して考える時間が欲しかった。」

4年間で大学を卒業するにはあまりにも早すぎると
その後2年間休学し、このビジネスを続けました。

事業開始〜デファクトスタンダードになる

何が一番儲かるかと考えた際、ネットで需要は多いが供給の少ない
男性物のブランド品に目を付けました。
つまり、出品すれば売れやすいし大手がいなかったので
プライスリーダーになれると思ったのです。
個人的には、ブランド品には全く興味がなく、ずっとノーブランドを着ていたのですが。

それから社内で、ブランド品の価格調査と営業部隊に分かれ、
紙ベースでデータベースを創っていきました。
それで個人事業をつくり、リサイクル業界のデファクトスタンダードになろうと決意。

その後も3年くらい売り上げが上がり続け東京へ進出を考え始めた時、
「君たちいつまで紙でやってるの?」と同業者に言われ、
真っ青になったことを覚えています。

ネットで過去のオークションの取引履歴が一覧で見れるサイトが登場していたのです。
いわば小売業界のロイターやBloomberg端末。
それを見れば、他の人間でも相場を知り同じ事業を始められる。。正直焦りました。

しかし、これは自社にとっても、他ジャンルを扱える契機になると考え直しました。
男性物のブランド品以外の分野を攻めていこうと毎日あらゆる商品のネット相場を研究しました。
海外での買い付けも本格化し、それをオークションで売りさばきました。
24歳の頃でした。

東京進出〜思い出したくないハードな年

拠点を東京へ移し、大阪10名東京4名で運営していたとき、
売上額や財務の面から税理士から会社にした方が良いとアドバイスを受け、法人化。
今まで個人事業でやっていたので、組織になじめない人も出てきましたね。

「何で○○より立場が下なの?」
「会社にしたら儲からない」
など5名くらいいっきに辞職することも。
朝メールを見たら5通の新着が、「私たち独立します」と辞職願だったときは驚きましたね。

仕入れから販売後のCSまで全く手が回らず、
ビジネスを始めてから順調に貯めていた貯金がみるみる減り…半年後にはゼロに。
自称コンサルタントにも騙され、26歳、2004年の秋、この6年前が1番ハードな日々でした。

正直起業して失敗した、と思った矢先に当時のライブドアから
オークションについてのセミナーを依頼されるなど、
何とか希望の光を見出しながら細々とやっていました。

その後セミナーでの聴講者や外部の方々のフィードバックを元に、
いつまでもブランド品のリサイクルショップではなく、
データや業務ツールなどインフラを提供していくビジネスに転換しなくてはと気づきました。
2005年の事です。

とは言え急には事業モデルを転換できない時期が続きましたが、
縁あって有名な「オークファン」のサイトを創設者から譲渡してもらう事に成功。
物販とメディア事業の2本柱でリスタートをきりました。
物販事業の方も優秀な幹部が入ったおかげで盛り返し、
毎月売上の最高記録を更新していました。

その後、物販事業を営むデファクトスタンダード社はサイバーエージェントグループに事業売却。
オークファンの事業を別会社(現?オークファン)にし、今に至ります。

今後〜ぶっちぎる

ブログ、SNS、ゲーム、グル―ポンなど競争の激しい業界の中で、
弊社のビジネスは競合もなく独自路線として、着々と成長してきました。

これから先は、一点集中突破でグローバルニッチを目指しています。
既に米国eBay(世界最大のオークション企業)との合弁会社や
中国taobaoとの連携など、確実に布石を打ってきています。
人材も、ネットワークを駆使し、優秀なメンバーが集まってきています。
「オークファン」は月間350万ユーザーを超える巨大サイトであり、
世界で唯一日・米・中のEC取引データを保持しています。

私個人は、自分で開発も営業もできません。
サイトも自分で作ったものではありません。
でもだからこそ、余計なこだわりやプライドなく、
優秀なメンバーと戦略を実行できると自負しています。

中期的・長期的に新しい価値を創造し、各国のあらゆる商品について
「インターネット市場取引履歴」を世界に広めます。
いずれは経済指標にしていこうと思っています。