インベスター・ネットワークス株式会社 代表取締役社長 杉本光生


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代表取締役社長 杉本光生

代表取締役社長 杉本光生

設立 平成16年10月18日
事業内容
    • 「IR-navi」、「株なび」の運営
    • 資本市場の調査・コンサルティング業務
    • 機関投資家意識調査
    • 株主判明調査
    • コミュニケーションツールの企画・制作
会社HP http://www.inv-net.co.jp/index.html

色々なことに挑戦した学生時代

私は学生のとき、バイト漬けの日々を送っていました。
その当時は普通のサラリーマンで一生終わるのは嫌だと漠然と考えていました。
なんとなく、社会の成り立ちを経験しておけば、将来もし起業する時に役立つのでは、
という思いでアルバイトをしていたと思います。
例えば、コンビニで勤めたり、家庭教師、塾講師などの定番といわれるようなアルバイトを経験しました。
かわったところでは、バーテンダー、ビルの管理会社で働いたこともありました。
このような経験を通していろんな世代の方と触れ合える機会があり、勉強になったと感じます。

その中で、起業しようという思いが芽生え、卒業する前、
後々起業するにはどんな企業に就職した方がいいのかということや、
これから伸びていくセクターなどのことを考慮して、
条件が一致したリクルートコスモスという会社に就職。
そんな経験がベースとなって、2004年の起業へ繋がったと思います。

2つの主軸と、3つの成長ステージ

『効率的な資本市場の実現』を目指してインベスター・ネットワークスを2004年10月に設立しました。
【2つの主軸である運営サイトの紹介】
“インターネットを介して事業会社と機関投資家を結ぶ情報インフラ”IR-navi
“事業会社と個人投資家を結ぶ架け橋となる場の提供”株なび
私たちが掲げた目標を叶えるために、
2つのサイト運営を起業時から考えていました。
しかし、初年度から作るには開発投資にリスクが大きすぎるため、
1stから3rdまでの成長ステージを設定しました。
1stステージでは、サイト立ち上げのための資金を作ることに専念。

現取締役のダレルウィッテンと2人で活動をスタートしました。
前職で培ってきたIRコンサルティングのノウハウを武器に、
効率的なIR活動の実現を目指し、
IRコンサルティングとアニュアルレポートの制作で初年度から1億3000万円の売上をつくりました。
創業当時は、1社1社、受注を積み上げていくことに喜びを感じました。
創業時は、後ろを見たら崖っぷちでしたので、
プレゼン前には、前職の時とは比べ物にならないほどの準備を行っていました。
そして、「御社にまかせるよ」と言ってもらえたときは本当に嬉しかったですね。

基盤のステージから次のステージへ

2ndステージで3000万を投資し、
“インターネットを介して事業会社と機関投資家を結ぶ情報インフラを作る”ことを目的とした、
「IRナビ」を2005年の秋にリリース。
≪2期目に感じた苦労≫IR-naviをリリースしたまでは良かったのですが、
半年間まったく売れない状況が続きました。
契約してもらうために、コンテンツの充実や、ユーザビリティの向上に務めましたが、
IR-naviは運用コストも大きかったため、資金繰りには相当苦労しました。
それでも、“この壁を乗り越えなければ3rdステージには上がれない”
そう思い、死力を尽くした結果、顧客数120社、合計売上高3億円の規模に伸ばすことができました。
ここを乗り越えるのは相当辛かったですね。

そして2007年、3rdステージ。
“事業会社と個人投資家を結ぶ架け橋となる場”として、株なびをリリース。
初めて株式投資を始める人からアクティブに企業に
関わっているファンドマネジャーやアナリストの方々までの投資家が株式投資を通じて企業の成長を応援し、
そこから得た利益を企業は社会に還元することでますます豊かな社会が形成される・・・。
このような理想的な資本市場の形成に向けて、
これからも全ての企業と投資家を応援してまいります。

大きな壁、それを乗り越えて

2008年までは計画通りステージアップしていましたが、
リーマン・ショックの影響で「100年に1度の不況」が到来し、
業績は頭打ちどころか下降の一途をたどるようになりました。
2009~2011年はその影響で踊り場でしたね。
2009年暮れにIR-naviのキャンセルが相次ぎ、赤字にまで追い込まれました。
ピーク時は220社と契約させていただいていましたが、一番底で170社まで減りました。
ここ数年は新規の受注と契約の解約合わせても解約が多いこともありました。
その間、サービスの回収を進めながら、現在ではピーク時の契約社数を回復するに至っています。

しかし、低迷した2009年以降、ただ手をこまねいていたわけではありません。
3rdステージの新規事業としてなんとか“個人投資家と事業会社の架け橋”をかけたいということで、
株なびから株主ポイント倶楽部という事業を立ち上げて、力を入れたいと思っています。
これは簡単にいえば上場企業から株主に送られる事業報告書などを郵送から電子化していただき、
ポイントを与えようというプロジェクトです。
そして、その付与されるポイントを使い、
株主優待で商品などと交換できるということも検討しています。
この2点を合わせると700億円もの市場規模を持つことになるので、
3年で軌道に乗せ、上場を目標を目指したいと思っています。

大きな視野で物事を見る

先日、海外のIR会社と交流を持つため、シンガポールへ出張した際にアジアの活気を感じました。
今の日本にはない成長期のエネルギーだと思います。
日本では、失われた20年と言われますが、その間、中国や韓国は目覚しい発展をとげました。
その原動力になっているのは、「若い世代のエネルギー」だと思います。
一方で日本では、2000年前後に盛り上がったベンチャー熱は冷め、
ライブドア・ショック、リーマン・ショックなどの影響でまた大企業に人気が戻りました。

日本がもう一度、成長力を取り戻すには、
若いベンチャー企業よる日本経済の新陳代謝が必要だと思います。
かつてのホンダやソニーが世界を目指したように、
グローバル市場を開拓していこうとするベンチャー魂を持った人を期待しています。
私自身もサラリーマンで終わるんだろうなと若い頃思っていましたが、
学生の皆さんには、漠然と就職活動をして、企業に入るということばかり考えずに、
起業するということも視野に入れて、動いて頂きたいです。
もしかしたら、それが将来何かのきっかけで起業につながることもあると信じて、
今できることをしっかり行うことだと思います。

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