株式会社エルテス 代表取締役 菅原 貴弘


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代表取締役 菅原 貴弘

代表取締役 菅原 貴弘

設立 2004年4月28日年
事業内容
    • WEBメディアのリスク対策を支援する各種サービスの開発・販売
会社HP https://eltes.co.jp/

ベンチャー企業とは何か~学生時代の起業

東大に入れば何かすごいことが待っているだろうと思って入学しました。
しかし、入ってみて分かったのは、
本当にすごい人というのは肩書きに頼らないということ。
自分で何かを作り上げた人こそ、純粋にすごいということに気付いたんです。
それが学生時代に起業を志したきっかけです。

23歳でベトナムでオフショア開発の先駆けとなるベンチャー企業を設立。
器用貧乏な人にありがちな発想ですが、
起業なんて楽勝だと思っていましたよ。
3年もすれば上場出来るんだろうって。
しかし、現実的にはそんなに簡単なものではなく、とても厳しかったです。
ただ、ある程度の楽観主義と自信がないと起業は出来なかったでしょうね。

世の中には、サラリーマンをして身につけた技術や人脈を
利用して手堅く起業している人もいますが、
私の基準ではそれはベンチャー企業ではないと思います。
ゼロからイチを創り出す、生みの苦しみや、不確実要素が少ない代わりに、
ものすごい化け方をすることもない。
何位かの代理店が100社あったところで、
世の中に新しい価値を生み出せるわけではありません。
全く新しいマーケット、少なくとも日本に無いものを発掘しないと
ベンチャー企業としての面白みに欠けていると思います。

「どうやって社会に新しいイノベーションを提供するか」
常にそれを考えています。

現在、そして新規事業

日本の経営はそのほとんどが「タイムマシン経営」。
諸外国で収益をあげた商材をそのまま日本に持ち帰ってきて、動かしているだけ。
「そのやり方では限界がある」と感じたのは、
ネット上での広告配信に映像が使われるようになった時。
サーバーコストが格段に上がって、損益分岐点が遙か遠くなる。
赤字が目に見えているんですね。
これまでの「タイムマシン経営」では立ちゆかなくなり、
企業も自分たちで何か考えないと生き残れない時代に突入したのです。

私が事業を考える上で大切にしている発想は「逆張り」。
大手企業が正攻法で事業を進めている時に逆の発想を持ち込みます。
新しいものを生み出すベンチャー企業の本来の姿ではないでしょうか。

例えば弊社では「誹謗中傷対策」を事業の1つとしています。
インターネットが普及し、どの企業も口コミの影響力の強さを思い知らされました。
こぞってネット上での口コミを利用しようと多額の投資をする。
ところが実際には、真実か嘘かに関わらず
悪い評判に対しても強力な影響力を持つことが分かってきて、
その対策に追われるように。
私はそこに新しい市場が開けるチャンスがあると思い、
検索エンジンに入力した時に表示されてしまう
誹謗中傷への対策を日本で初めて行い始めました。
周りがSEOと騒いでいるからSEOという発想は、
イノベーションとはかけ離れています。
トレンドの真のメカニズムを見抜く、確かな目を持つことが大切です。

2010年頃からはSNSの炎上対策にも取り組んでおり、人気を集めています。
他にも、インターネット上での検索回数からブランド力を計ることも開発しました。
多くの人が興味を持つのは一般名ではなく、商品名。
ブランド力を数値化して、その上下に対して適切なアプローチを提案していくことも
事業の一環として行っています。

アジア進出

今後については目の前の数字を追いかけている段階ですが、
大きな目標で言えばアジア進出を目指しています。
なぜアジアかと言えば、海外で勝負したベンチャーがあまりないから。
あくまでも逆張りを考える私としては、
今までのベンチャーと異なる方面で勝負したいと思っています。

さらに、海外で勝負するのには理由があります。
日本と言えば世界一安全な国として有名ですよね。
そして、弊社の事業内容はセキュリティが勝負。
単純に日本のセキュリティーと聞くだけで「安心感」を連想出来るので、
それは海外でも十分戦えるブランド力だと思っています。

マーケティングだけを考えると、
人件費が安い国だったり、その他にも特色を持つ国はたくさんあります。
しかし、セキュリティ面で考えるとやはり日本が断トツでしょう。
その信頼感を損なわないように、さらにその信頼感を生かして
アジア、海外で展開していけたらと思っています。

賢くがむしゃらな人と仕事をしたい

成長したいと考えている人にはうってつけの職場だと思います。
というのも、社員の平均年齢26歳。
成長する一つの条件として、
年配の社員がいないということも非常に大きな条件なんです。

明治時代と戦後の日本は成長を遂げましたが、
その時も体制が変わって若者がどんどん出てきたから。
どの時代でも潜在的に能力を持った若者というのは強いんです。
ですが、その優秀な若者でも裁量がないと表に出てこれないのが事実。
その点、弊社では若手社員中心で仕事を動かしていますから、
能力がある人がのびのびと仕事出来る点では確実に成長出来ると思いますよ。

今働いている社員には、ベンチャーだけに
自分で開拓しようという自発的な意志を持った社員が多いです。
新しい業界、分野なので、前例がなくても仕事を創り出していく意識はとても大事。
だからがむしゃらに仕事をする人を求めますが、
ただがむしゃらで無駄な労力を使ってしまうだけではいけません。
だから、求める人物像としては「賢く、がむしゃらな人」ですね。

学生へのメッセージ

よく学生からは、
「財務の勉強をしておいた方が良いですか」とか
「組織を知るためにも大企業に就職した方が良いですか」という質問をよく受けます。
それは勉強しておくに越したことはないのですが、
全ての不安を潰していったらキリがありません。

だから、起業したいという学生達には「早くやった方が良いよ」と答えています。
時間がもったいないですからね。
気付いたらあっという間に歳はとっているものです。
後悔しないような人生を送りたいのであれば、
タイミングを逃さずに、早め早めに動いていくことが大事です。

頑張って下さい。

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