代表取締役社長 千葉 伸明

代表取締役社長 千葉 伸明

設立 2004年10月
事業内容
    • インターネット写真サービス「はいチーズ!」事業
    • インターネット写真販売支援サービス「はいチーズ!+」事業
    • 事業者向け機能提供サービス 「sen+」
会社HP https://sencorp.co.jp/

自分のこの手で、世界を動かしたい。

幼い頃の夢はプロのサッカー選手でした。それを断念したのは高校二年生の時。
自分の実力ではプロとして通用しないだろう、と気づいたのです。

夢をあきらめて新たな目標を探していた時、
経営者であった父の書庫で出会ったのが
「藤田 田」氏の著書『ユダヤの商法』でした。 
「現在の世界のルールを作ったのはユダヤ人である」
「ユダヤ人の人口は世界人口のわずか0.03%であるにもかかわらず、
ノーベル賞受賞者の三人に一人はユダヤ人である」
・・・こうした記述を読み、
当時の私は「ユダヤ人というのは凄いんだなぁ」と思ったものでした。

しかし、この本から受けた感銘はそれにとどまりませんでした。
さらに読み進めていくと、世界を動かしているのは「ユダヤ人」、「華僑」、
そしてそれに並んで「日本の総合商社」と書かれているではありませんか。
「凄い」と思ったユダヤ人に、日本の総合商社は匹敵するのだ!そう考えると、
自分もまた仕事を通して世界に羽ばたくことができるというビジョンが湧いてきました。
経営者になろうと決意したのはこの時です。

自分で会社を立ち上げようと決めた私は、
高校を卒業してすぐ営業会社に就職しました。
まずは営業力を養うことが必要だと考えたのです。
20歳になるころには他社の社長とお会いする機会も増え、
自然と人脈も広がっていきました。

そうして社長に会う度、私は決まって3つの質問をぶつけていました。
「なぜ会社を作ったのか」「なぜこの事業なのか」「今後どんなビジネスが流行しそうか」
彼らの答えから、ビジネスのヒントを得たいと思っていたのです。

千株式会社を立ち上げるまでに出会った300人を超える社長たちに、
これらの問いを投げかけました。
社長たちとのそうした対話の中で頭に残ったのが、
「子どものピアノ発表会の様子を動画で撮って親に渡したら、とても喜ばれた」
というエピソードでした。
それまでもっぱらBtoBのビジネスを考えていた私にとって、
BtoCビジネスの面白味を聞くことはとても新鮮な体験でした。

みんなが幸せになれる正のスパイラル

前職を辞める日が近づいていたとき、子ども関係の事業を展開するある会社の社長から、
何か新しいビジネスのアイデアはないかという打診を受けました。
そこで思い出したのがあのピアノ発表会のエピソードでした。
これを事業にできないか、と提案してみたところ、一緒にやらないかと誘われました。
正直なところ最初はまったく乗り気ではありませんでしたが、
「これも何かの縁だろう」と考えて始めたのが
当社の基幹事業である「はいチーズ!」の前身となるサービスでした。

サーバーの利用にコストがかかるということで、
動画ではなく静止画でサービス提供を始めました。
当初は同業他社もおらず、
事業として成り立つかどうかの見通しすら立っていません。
事実、最初の1,2年は赤字でした。
このままでは会社が立ちゆかない。焦りから別の道を模索していた、そんな頃のことです。
お客様から「こんなにいい写真を撮って頂いて、ありがとうございました」
というお礼のメールが度々寄せられるようになりました。

私が経験してきたような法人営業では、
エンドユーザーから感謝されるということはあまりありません。
ですからサービスを喜んでいただけるという体験に、純粋に感動を覚えました。
スタッフの中にはお客様からの言葉を励みに頑張るのだと言う者もいました。

お客様に感謝され、それがスタッフの活力になる。
このビジネスなら、お客様の喜びの声を糧に楽しく仕事をし、
サービスをよりよいものにし、さらなる満足を生み出す…
という正のスパイラルを作りうるのではないかと考えるようになりました。

自分だけが幸せになるのではなく、スタッフもお客様もみんなで一緒に幸せになれる。
これこそが私が目指した経営スタイルでした。
それが、このビジネスなら、きっと実現できる・・・
そう考えた私は、他事業構想からいったん離れ、
この写真ビジネスに集中することにしました。

「千」に込められた思い

千の努力をして、初めて次のステップが見えてくる――私はそう考えています。
逆に考えれば、千くらい努力すれば、きっと希望が見えてくる。
そう信じて、これまでやってきました。
社名の『千』にも、そうした思いが込められています。

当社の理念は「日本の記憶を残す 世界に記憶を遺す」です。
グローバル化が進み価値観が多様化する現代だからこそ、個人や集団のうちに刻まれ、
そのアイデンティティを形づくる「記憶」こそが大切になってくると私は思っています。

わが国に関して言えば、”真面目さ””勤勉さ”を重んじるあり方が
そうした「記憶」のひとつと言えるでしょう。
たとえば、戦後の高度経済成長期から経済大国としての地位の確立に至る日本の発展は、
これらを尊んだ先人たちの努力の賜物です。
現在の日本にはそうした美徳が失われつつあると私は感じており、
未来のためには今こそ取り戻されるべきだと考えています。

当社のサービスが人々の中に宿る素晴らしい「記憶」を残し、
さらにはそれを呼び起こすきっかけを作ることができるとすれば、
そのことを通して社会をよりよいものにしていくことができるはずです。
もちろんそれは、日本国内にとどまるものではありません。

「記憶」を通して世界をよりよいものにするという大きな使命を胸に、
現在は海外展開を構想しています。
すでに視察も終えており、来年には本格的に海外進出の計画を始動させる予定です。

次の10年、飛躍の年にする

千株式会社は、今年で会社設立10周年を迎えます。
私たちは10年かけて、
会社の核となるインターネット写真販売サービス「はいチーズ!」を
揺るぎないものとしてきました。しかし、まだスタートラインに立ったに過ぎません。
現在日本全国の学校団体で、ネット写真販売を利用しているのは10%と言われています。
「はいチーズ!」のシェアに限ればわずか5%。まだまだ未開拓の市場です。

これまで10年かけて真剣に取り組んでもたったの5%ですから、
確かに道のりは長く厳しいものとなるでしょう。
しかし私は、「はいチーズ!」がそれだけ伸びしろのある
サービスだという確信を持っています。
また、社内のメンバーと対話を重ねる中で、
その確信を分かち合うことができてきていると思います。
多くのメンバーが「どうすればより速く、より大きく成長できるのか」と
前向きに・自主的に考えてくれています。

もちろん、これまでと同じやり方では、これまでと同じ成果しか生まれない。
さらなる成長どころか、いずれ停滞という結果をもたらすことになるでしょう。
だからこそ今までとは全く違う、新しい発想が必要なのです。
それこそ、新たな事業を考えるのにも等しい、強い思いとエネルギーが求められます。
なにも奇抜な着想ばかりが必要なわけではありません。
もしかしたら、誰もが思いつくようなアイデアからパワフルな何かが生まれるかもしれない。
そんな風に考え出すと、楽しくて仕方がありません。

ここからは、現在のサービスをさらに展開していくとともに、
多くのお客様との出会いから受けた刺激を種として、
新しい事業を創造し育んでいくステップです。
千株式会社の未来をともに考えチャレンジしてくれる仲間が、
私たちに加わってくれることを願ってやみません。

あなたの勇気が、明日を変える。

「待ち」の姿勢での成長には限界があります。
学生であろうと社会人であろうと、
チャンスを待つのではなく自ら掴み取りにいかなければ、変わることはできません。
たとえば、人の話を聞いたり教えを請うたりするなかで得る知恵や知識を、
自分の血肉とするかどうかは自分の行動次第。
ただ漫然とそれらを享受しているだけでは成長できないのです。
ですから起業を目指す皆さんには是非、自主性を持って行動してほしいと思います。

現在活躍中の名だたる企業の社長の多くが20代での起業を経験していますが、
彼らのような成功を収めることは確かに困難です。
また、起業という一大イベントに対して、周囲の反対もあることでしょう。
しかし、どうやったら先人たちを超える人材になれるのかを、
日頃から考えて準備することこそが大切なのです。

加えて、どんな道を選ぶかを思い描く想像力も重要です。
21世紀の100年間には20世紀の200倍の革新が起こるのだそうです。
特に2030年は人工知能が人間を超える、
技術革新の転換点であるとも言われています。

来るべきこの未来を迎えるにあたって、私は今、2030年までに何が出来るのか、
またどんなポジションを確立できるのかを想像しています。
是非一緒に切磋琢磨して、皆さんと世界を舞台に勝負したいですね。

我々は「日本の記憶を残し、世界に記憶を遺す。」ために
これからも全力で前進していきます。
こうしたビジョンを掲げていると、自分が仕事を通して世界に貢献できている、
という自信と勇気が湧いてきます。
この勇気が、我々の明日を作っていくのではないでしょうか。