株式会社ブレイバンステクノロジーズ 代表取締役社長 山田 和則


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株式会社ブレイバンステクノロジーズ 代表取締役社長 山田 和則

代表取締役社長 山田 和則

設立 2008年12月
事業内容
  • 情報システム及び通信ネットワークの企画・設計・構築・運用・監視・保守業務
  • 情報システム及び通信ネットワークのテクニカルサポート/コールセンター業務
  • モバイルアプリ、Webシステムの企画、開発業務
  • ITエンジニアのキャリアデザイン・育成・紹介/事務業務のアウトソース
会社HP https://www.bravance.co.jp/

起業までの道のり

もともと、私はITにもパソコンにも全く興味がない人間でした。
大好きだったのはロックで、学生時代も音楽活動に明け暮れていたのですが、
やがて卒業の時が近づくにしたがって、
現実的にこれを仕事にはできないなと悟りました。

就職氷河期だったこともあり、
自分の進むべき道が分からない、苦しい時期でしたね。
そんななか、IT業界に向かったきっかけは、
テレビ番組でネットワーク機器やサーバーマシンを見て、
「何あれ?ギターのエフェクターみたいだ!」と思ったことでした。
すごく些細なところから、エンジニアへの道を歩きはじめたわけです。
以降ネットワークシステムについて一から独学し、
大手SI(システムインテグレーター)企業へと入社しました。

それからはしばらくの間エンジニアとして働いていたのですが、
起業前に籍をおいていた会社では営業職も経験することになりました。
新規事業の手伝いということで、数人の仲間と大手から転職したはいいものの、
立ち上げたばかりで、お客さんが全くいない状態だったからです。
営業の経験などなかったので、どうやって営業したらいいかも分からず、
高層ビルの上から下まで飛び込みで訪問したりもしていました。
ただ、そうやってがむしゃらに仕事をするなかで、次第にコツも掴み、
お客様も徐々に増えていきました。

独立を決意したのは、その会社に移って2年半ほど経った2008年9月。
お客様の応援に後押しされてのことでした。
その矢先にリーマンショックが起こり、予想以上に苦悩の船出でしたが、
何よりこれからしたいと思っていることに夢中だったので、
「なんとかしてやる!」と押し切って、同年12月に弊社を設立しました。

理念ある、強い企業へと成長

社名の「ブレイバンス」は、Brave(勇敢)とAdvance(前進)を組みあわせた造語です。
どんなに困難な状況でも、常に果敢に挑戦し前進し続ける技術集団でありたい。
そんな思いを込めて名づけました。

実は設立当時、不況のなかで経験者のみを中途採用していた影響もあって、
会社としてこのような志を体現できていない部分がありました。
つまり、組織としての足並みが揃っていなかったわけですが、
6年を経た今では会社としてより純度が高い、強い集団になれたと自負しています。
真剣に組織づくりを考えて、企業理念をしっかり設定し、
それに沿った行動指針、評価基準も連動させて作ったことが功を奏しました。
そのことによって、組織を作る軸がはっきりして、
企業理念に共鳴した人間が門を叩いてくれるようになったんです。

私自身も当初は、エンジニアは即戦力、技術力至上主義で採っていましたが、
考えが変わって、会社の指針に賛同してくれる人のほうを優先するようになりました。
たとえ入社の段階で技術力がなくても、意欲を持った人ならばすぐに力もつくはずだし、
今のスキルに甘んじている経験者にはあっという間に追いつき、
越えていけるものなんですよ。
そのことに気づいてからは、社長として、エンジニアを教育していくこと、
そして理念と指針を浸透させていくことに力を注ぐようになりました。

「ファンタジスタ」を増やしたい

今のブレイバンスは、ひとりひとりの団結力、情熱が高い「熱狂的な集団」です。
土日も眠らない会社で、毎日誰かしら会社に来て、
自発的に技術の講習会や勉強会をするようになっています。
私は基本的にそういう活動にも仕事の内容にも、口を出したりしません。
そこはそういった社員の情熱、自発性に任せたいと考えています。

私がすべきことはとにかく会社としての考えを浸透させることだろうと考えているので、
日頃の理念の提示、そのための仕組みづくり、そして採用活動にほとんどの時間を割きます。
月1度の報告会では皆に徹底的に話をしますし、1年の間で必ず全メンバーと食事して話せるように、
「社長と語る会」も開いているんです。

仕組みづくりの面では、たとえば評価制度ですね。
理念を理解し、成果を上げたメンバーは「ファンタジスタ」に認定することにしています。
このファンタジスタのなかから、新たな幹部を出していくことになります。
また、成果以外でも、日頃の言動に会社の理念がしっかり表れている社員は、
「MBP(Most BraVance Person)」として表彰しています。
これからMBP、ファンタジスタがもっと増えて、社員同士で啓発しあえるようになれば、
会社としてもどんどん成長していけるでしょう。

採用活動では、中途採用よりも新卒採用を重視しています。
もちろん中途も重要な採用口ですが、その場合も異業種の未経験者を採用します。
板前、アパレル店員、ギタリスト…様々な前歴の持ち主に働いてもらっていますよ。
この会社で一から学ぶことで、ブレイバンスの一員としての仕事のスタイルを、
まっさらな状態から育てていってもらいたいと考えています。

「人」を最大の強みに

会社としての最大の強みは「人」です。
現在、各社がサービス面では劇的な差を作れない状況になっているなかで、
違いになりえるところを考えると、
やはり人材一点にかかってくると思うんです。

ディズニーランドがそのいい例ですが、
お客様へのホスピタリティを徹底することで、
会社としての質の高さを生み出せます。
弊社のエンジニアも、直接お客様先に出向して、
お客様と一緒に仕事するわけですから、
そこに行ったときの見られ方、感じられ方にはこだわりたいですね。
そしてその部分に徹底してこだわった先に、
「ブレイバンスにいる人たちは違うよね」
という評判をいただくことが一番の強みになると考えています。

会社の行動指針の1つとして、
「当事者意識を持つこと」を掲げているのもそのため。
これはつまり、仕事先の職場も自分自身の職場として考えようということです。
お客様の職場=自分の職場なわけですから、
たとえば、社員さんよりも早く出勤して、
お客様先のオフィスの清掃や整頓をすることをルールにしています。

目標は、「日本で1番、仮想化技術のあるエンジニアがいる会社」になること。
何かでトップにならなければ次のステージへは進めないですから。
組織としては100人規模にすることが目標です。
なかでも女性社員の比率はもっと増やしていきたいですね。
エンジニア職は、実は女の人が働きやすい仕事だというのが私の持論です。
女性はコツコツ仕事するのが得意な人が多く、
技術を学び、身につけることに向いていると思います。
また、出産や育児で休職したあとに復帰しやすい仕事でもあるんですよ。
女性のエンジニアというとまだまだ少ないのが現状ですので、
弊社が率先して育てていくつもりです。

学生へのメッセージ

学生の皆さんにいつも言っているのが、
いくら自分探しをして迷っていても「自分」は見つからないよ、ということです。
一番重要なのは行動すること。
頭だけで考えても何も始まらないし、走りながら考えることで初めて先が見えてきます。
きっかけは何でもいいんです。

私も、小さな興味からエンジニアの世界に入って、
働いていくなかでだんだんこの仕事が好きになりました。
好きこそものの上手なれと言いますが、好きになれば自然と一生懸命になりますし、
それを続けることで「自分」が出来上がってきます。
自分の道は見つけるというより、「創りだす」ものなのだ、と言ってもいいでしょう。
とにかく、まずはやってみて、進んでみること。頑張って下さい。

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