株式会社ブックマークス 代表取締役 山村 宙史


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代表取締役 山村 宙史

代表取締役 山村 宙史

設立 2008年8月
事業内容
    • コミュニティ要素を加えた自習室「勉強カフェ」の運営
会社HP http://bookmarks.co.jp

『勉強カフェ』に改名したのがターニングポイント

「会員制書斎空間BOOKMARKS」
そんな店名からスタートした事業ですが、
そもそも、この空間は一言で表すと何なのか?
これを経営者である僕自身が答えられないこと。それこそが問題でした。

そんなことだから誰にも響かない。
事実、お客様からも
『何してるところなのか、よく分からない』という声も上がるくらい。

この頃ちょうど猫カフェとかが流行っていたので
ウチもカフェにしよう!
ということで『Progress(進歩)Cafe』と店名を変更してみたものの、
ただカフェにするという安直な考えでは何も変わらず。

では、この空間を一言で、簡単に言うと何なのか?
それを、改めて考えた時、浮かび上がったのが『勉強』の二文字でした。

それが勉強カフェが誕生した瞬間でした。
とはいえ、会員様から『イケてない』と不評のお言葉。
しかしインパクトを重視!
道行く人が勉強カフェの名前に『え、なにこれ』と足を止めてくれる。
それが狙いでした。

実際、店名を変更したことによる効果は予想以上。
たまたま新聞社の目に止まり、朝刊に掲載されると
各メディアから取材依頼が殺到し、それを見た方もいらっしゃってくれる。

そんなこんなで、ギリギリの経営状況から何とか持ち直した勉強カフェ。
この時、僕はネーミングの重要性を改めて思い知らされたのです。

ありそうで、案外無かったのが「勉強カフェ」

自宅じゃ勉強できない、という方は多いかと思われます。
僕自身、受験や資格取得の勉強が家ではできず、
仕方なく外に出て、落ち着いて勉強できそうな場所を探していました。

でも喫茶店は長時間居座るとお店に迷惑をかける。
かと言って図書館は混雑、特に土日はほぼ満席状態。

ちなみに調べてみると、
有料自習室という場所があることを知り一度利用したのですが、
無音の空間。
その中に机があり、すぐ隣には別の人。
物音立てたら迷惑で、肘がぶつかれば舌打ちされる。
そういう空間を好む方も居るのでしょうが、僕には無理でした。

そう、実は世の中には勉強する場所があまりにも少ないのです。
だったら、その場所を自分で作っていけばいい。
それが起業の一つのきっかけだったと思います。

そこから取り組んだのは、とにかく採算度外視で想像していくことでした。
僕が、こんなものがあったら便利だろうな。
そう思うものをどんどん取り入れ、カタチにしていく。

そうして、株式会社ブックマークスを立ち上げたのです。

頑張っている人のお手伝いなら出来るかもしれない・・

会社を立ち上げるまでは、ひたすら試行錯誤の日々でした。
ただ自分は役立つ資格がたくさんあるわけではない。
かと言って特技があるわけでもない。
起業とは、世の中には無いものを生み出すこと。
であるのに、何も持っていない自分に、一体何が生み出せるのだろうか。

・・・と、以前はそんな風に肩に力を入れていたから何もできなかったのだと思います。

自分は何も生み出さなくていい。
でも生み出す力のある人を手伝うことくらいなら、自分にもできるのでは?
その想いを実現できるのが『勉強カフェ』でした。

勉強カフェとは、要は自習室です。
ですが従来のそれとは違い、隣で勉強している人との会話もOK。
むしろ、会話から交流を深めることこそ目的の一つ。

音楽をあえて流し、アルコールの販売もする。
勉強会を開き会員様同士で知識をシェアし、より多くのアイデアを生み出す。

そうやって、自分が思い描く理想の勉強場所を作る。
そこから、日々頑張っているお客様のお手伝いをする。
それこそ勉強カフェというものの事業になっていきました。

常識にとらわれない独自の出店スタイル

店舗ビジネスにおいては店舗数を増やすことが重要ですが、
ここでも大事なのは我々の想いを発信することです。
今でこそ立地にも拘っていますが、創業当初は資金的にも限りがあります。
創業当時は、自分達の想いをビルのオーナーさまに伝え、
そこから協力者を募る形で店舗を増やしていきました。

我々の「学びを通じて幸せになる大人を増やす」というミッション、
そしてビジネスモデルに共感頂いたビルオーナーさまにご契約いただき、
そして現在でも店舗を構えることができています。

また、2013年からは、従来のフランチャイズとは異なる
「アライアンス」というモデルを開発しました。
1年で北は北海道から南は沖縄県にまで出店することとなりました。
(2014年6月現在、全国12店舗)

フランチャイズと異なるのは、
金太郎飴のようなどこでも同じ画一的なサービスを志向するのではなく、
あくまでその土地で、自分がやりたい勉強カフェを、
ブランドとノウハウを使うことで自由に表現できること。
フランチャイズのようなロイヤリティも敢えて頂いていません。

私達の店舗開発における強みとは、テナントを借りて店舗を増やしていくのではなく、
相手に、自分達のミッションや熱い想いを理解してもらうことで、
仲間づくりをしていくこと。

「学びを通じて幸せになる大人を増やす」というミッションを達成するため、
共感頂ける方と共に、これからも各地域に出店を続けていきます。

クレドを強く発信する

弊社の様に、多数の店舗を抱えるビジネスの問題点。
それは、店舗が増えるにつれ、社員の方向性もバラバラになってしまうことにあります。

店舗が一つなら問題ないのです。
しかし、店舗が増え、社員は各店舗へ配属される。
すると他の社員と接する機会が少なくなり、各勤務地で自分なりのルールを作る。
そうして、会社と社員がバラバラになってしまいます。

勉強カフェもどんどん店舗数を増やしていきつつも、
そうやって気持ちの部分でバラバラになってしまってはいけない。

だからせめて、理念や想いの方向性だけはしっかりと一致させておく。
そういう意味でもクレドの部分をしっかりと固めているのです。

そのことが中小企業で、且つ敬遠されがちなサービス業にもかかわらず、
多くの方に働く場所としても共感いただいています。

「学びを通じて幸せになる大人を増やす」というミッションに、
そして勉強カフェという事業に共感してくれる方。
そんな方と共に会社を盛り立てていきたいと考えています。

学びは人生を豊かにする

「勉強」と聞くと、受験勉強が思い出されがちですが、
人生80年の今、勉強は若いうちにすることではなく、それこそ死ぬまでできるもの。
今後は、おそらくは社会に出ても学び続ける人は増えてくるでしょう。

ただ、学生時代の受け身な勉強とは違い、
社会に出てからの大人の勉強とは、自分から掴むもの。

それこそ、閉じこもって自習していては駄目。
外へ出て、人と出会い、そこから新しい知識を獲得する。

そういう学び方がこれからの社会では必要であり、
そして、それが人生を豊かにする秘訣なのです。

そう、勉強は決して退屈で苦手なものではなく、
勉強は人を幸せにし、人の人生を豊かにすることもできるのです。

その為には、まずは勉強に対する視点の切り替え。
学びとは、実はとても楽しいもので人生を豊かにできるんだ。
そういうことに気付くことから、始めてみましょう。

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