代表取締役 林 正孝

代表取締役 林 正孝

設立 2012年7月
事業内容
    • 経営コンサルティング
    • 人財投資教育
    • 資産運用アドバイス
    • リスクファイナンス
会社HP http://wadowingx.co.jp/

レールには乗らない

レールに乗った人生なんてまっぴらだ。
私は、常にこのように考えて行動してきました。
まずは、高校時代にまで遡ってお話いたしましょう。

私が入学したのはいわゆる進学校。
しかし、先程の思いも相まって、
ろくに勉強はしない高校生活を送っていたのです。
当然、大学に受かる事は出来ず、浪人の道を進むことになります。
そして一年がたち、再び受験となるのですが、なんとここでも不合格。
一年前とは違い、しっかりと勉強し、合格できると思われての
不合格だったせいで、親はショックを受けていましたね。
しかし、たまたま落ちてしまった事が、私の人生の良い転機を生んだのです。

その後私は、どうやって東京に出るかという事だけを考えた結果、
上京することができました。

東京に出た私はアルバイトとして働きながら、
日々を送る事を決めていたのです。

住まいは物置を改造した様な場所。
そこに住みながらも、日々を数多くのアルバイト共に過ごしていました。
しかしある日、同じアルバイト仲間に、高卒であることを馬鹿にされ、
悔しかった私は、再び大学へと入る事を決めるのでした。

人・もの・金で、コンサルを。

選んだ大学は、とにかく入れる場所。
そしてしばらくすると、卒業と共に、就職活動が近づいてきます。
その当時は、証券会社や商社、あるいは銀行やコンピューター関係の仕事が
いわゆる花形と言われる職業でした。
時を同じくして、世間で「経営コンサルタント」などという言葉が広まったのも、
ちょうどこの時だったのです。

私が目を付けたのはまさにこの経営コンサル。
今の私への道が定まった瞬間でしたね。

しかし、様々な大手企業に面接に行くはいいものの、
いまいちぴんと来ないのです。
過去のデータを基に未来を予測。
その様な会計監査的な手法があまりにも普通に思えてならなかったのです。
「それならば、自分で作ってしまおう。」
これが、私の出した答えでした。

キーワードは人・もの・金。
これらを学んで自分で新たな経営コンサルの形を作るために、
私は学ぶ期間を設ける事を決めたのです。

始めに取り組んだのは「もの」。

システム会社に入社し、そこで「もの」について学び始めました。
その場所は、プログラムを作るといったことではなく、
それよりも上流工程を主として担当する場。

そこでの学びは、私に流通の流れや金融の流れの知識を与えてくれました。

全くできない事との出会い

とはいえ、システムの会社で全くプログラムに触れないという事は出来ないもの。
最初の一年間は、プログラムを作る仕事に従事していましたね。
しかし、正直に言って、プログラムなど全くできませんでした。
当時は文系がパソコンを使うなど珍しい時代。
数多くのバイトの中でも経験したことのない、
「全くできない事」に直面した瞬間でしたね。

その後はしばらくして営業へ。
アルバイトで営業も経験していた私は、初っ端から上に楯突き、
あまり好ましく思われていませんでした。
しかし、その中でも大切な出会いはあるもの。
今現在でもお世話になっている、
当時の常務との出会いもここで果たしました。

次に目を付けたのは「人」。
会社を辞めた私は、縁もあってリクルートへと転職します。
周りに驚くほど優秀な人間が多くいる環境。
その場所で、私は早く上に上がっていこうという気概を持ったのです。
数多くの努力が報われ、二か月でリーダー、半年で主任。
そして一年三か月でマネージャーという
スピード感をもって昇進を果たしました。

しかし当初、このマネージャーという立場として、
私は失格だったのです。

中小へのサポートは保険のみにあらず

マネージャーという立場は、どれだけのフォローをしてあげられるか、
どれだけ人の話を聞いてあげられるか、
自分でやらずどれだけ我慢して部下に任せられるか。
これらの要素が重要となります。

私は当初、全てその逆を行ってしまっていたのです。
この失敗に気付き、まっとうなマネージャーになるため時間をかけたことが、
今の私の基礎を作ったと言えるでしょう。

そして最後に「金」。
ヘッドハンティングという形でソニー生命へ移った私は、
金融機関に関わる事となります。
莫大な金を集め、機関投資家として運用をしていく事が
金融機関の仕事。

しかしそこでは、
どうもお客様である中小企業や個人への視点が失われている様な気がしたのです。
しっかりとした中小へのサポートをするため、私は独立を決意しました。

前社で中小企業に対して行っていたのは、保険商品の提供のみ。
それに対し、弊社では経営コンサルをベースとした仕事を行っています。
大企業が儲かると、数字上は国が豊かになったように見えるもの。
しかし、実際は国民が豊かになっていないのが現状です。
本当の豊かさの為、私たちは保険とは違うサポートを中小へ提供していきます。

根本からの改善を目指す

自分が持っている技術を提供することでの問題解決。
これは欧米型のコンサルに他ならず、西洋医学の方法と同じです。
要は、胃が痛ければ胃薬を出して終わりというものです。
それに対して、根本の解決を提案するのが弊社の方法となります。
胃が痛い原因は暴飲暴食か、あるいはストレスか。
話を聞くことで本当の原因を明らかにすることを、
弊社はコンサルとして行っています。

コーチングによって、企業が潜在的に秘めたものを引き出す。
この様な全く異なった視点から、サポートにあたっているのです。

また、昨今叫ばれることの多い「グローバル」という単語。
この言葉に関しても、弊社なりの考え方をもって当たっています。
まず知っていただきたい事は、
この言葉が決して「アメリカナイズ」と同義ではないという事。

製造業がベースとなり、安い賃金の国でものを作ると言った方法は、
これから先、必ず変化していく事になります。

今、必要となっているのは日本の持つ良さを世界へと発信していく事でしょう。
現在活発になっているアジアマーケットへの展開。
その展開に関わる企業に、
日本の良いところを伝える力をエッセンスとして注入していきたいですね。

求めるのは「猛獣系」

先述したようなサポートをしつつ、あるコミュニティを作っていく事が、
現在私が持つビジョンとなります。

日本で作ったお金が海外に出ていき、それをどの様に再回収していくのか。
お話したコミュニティとは、その様な事を共に考える人で構成されるものとしたいですね。
そのコミュニティから生まれるであろう、およそ一兆円の規模の資金は、
かなり大きなことを可能とします。
それを日本に向けてどの様に展開させるのかをしっかり考えていきたいですね。

既にお話した、
視点を変えたコンサルの展開も含め、
これからの拡大には共に働いていく人材が必要となります。

その際に求めていきたいのは、「猛獣系」の人間。
狩りをすると言ったら、狩りをする。
その様なシンプルな人間です。

例えば、欲しいものを伝えるとき、具体的に、
そして明確に伝えられると言った事が挙げられるでしょう。
「車が欲しい」ではなく、どの様な車が、いつ欲しいと、
皆さんは言えるでしょうか。
そして、その車を手に入れるために行動を起こせるでしょうか。
今の若い皆さん、特に男性には、
「猛獣系」の人間が不足しているように私には思えます。
シンプルに具体的に、自分を出していける人間を求めていきたいですね。