CEO 胡桃沢 精一

CEO 胡桃沢 精一

設立 2014年1月30日
事業内容
    • 家事代行、ハウスクリーニング
    • オフィス・店舗・ビル清掃
    • Webサービスの開発及び運営
会社HP https://casy.co.jp/company

起業の経緯

理系の大学に行っていた私は、卒業後は環境省か経産省へ行き、
環境の政策を作って、世の中を変えていきたいと考えていました。

しかしある友人から就職を勧められた時から、徐々に考えを変わり始めました。
要は世の中の課題に対して、自分で自分なりに解決策を考えて、
それを自分で作っていき、世の中を変えていく。
この方が大変かもしれないけど、クリエイティブで面白い。

そんな思いから起業という選択肢を頭に入れて、就職活動を開始。
入社したのは凸版印刷株式会社。
起業支援に力を入れており、環境関係の事業もやっていることが決め手でした。

入社後も、将来自分がやりたい事業のことを考えている中。
ふと気付いたのが、自分自身に経営の知識が全く無いことでした。

だから今度は起業する前に経営のことを身に付けておく為、
みずほ銀行へ転職することに。

そこの社内制度を活用し、経営はもちろんのこと、
株式や投資のことも勉強して、起業するタイミングを待ち望んでいました。

そして2013年7月。
グロービス経営大学院大学の「ベンチャーキャピタル&ファイナンス」という
講義で現在の創業者二人と出会うことに。

彼らとビジネスモデルを500個くらい考え、最終的に一つにまで絞り込んだのが、
クラウド家事代行サービスというビジネスモデル。

これを本格的に始めるべく2014年6月にCaSyサービスの本格稼働を開始しました。

大切にしている想い

世の中を変えたい、と思うに至ったきっかけは、実はヒップホップなんです。

中学時代に好んで聴いていた当時のヒップホップは一つの全盛期と呼ばれ、
その楽曲には政治的な意味合いや社会に溢れる問題、それを変えていきたい。
そんな想いが歌詞に籠められており、そんな生き方に私も憧れました。

とはいえ、それは私の経験談。
他の二人の創業者とは違うでしょう。
しかし彼らにも彼らのバックグラウンドがあり、そこから世の中を変えていきたい。
そんな共通の思いが重なり、起業することができました。

ではどうやって変えていくのか?
それを果たすために家事代行サービスを始めました。
我々が家事を代行し、それによりお客様に時間ができる。
その時間を活用し、お客様は家族であったり大切な人と過ごす時間が増える。

そうすることで、お客様に笑顔が生まれ、幸せが生まれる。
それを日本だけでなく世界中に広げていく。

つまり、我々のサービスを通じてお客様に幸せな時間を過ごしてもらう。
そのお手伝いをすることで、世の中を変えていこう。

これを『Gift of Happiness』という我々が果たすべきミッションとして、
日々取り組んでいます。

事業内容、強み

家事代行とテクノロジー。
一見、マッチしない気のする二つの言葉ですが実はそうではなく、
弊社の家事代行サービスは従来のそれにクラウドソーシングの仕組みを利用したことで、
利用料が高く、利用者も限られるという印象を持たれるこの業界でも、
最安値水準の低価格を実現することができました。

一つの強みとしては、
世の中の最新テクノロジーにも柔軟に対応し、様々工夫・アイディアを重ねることで
常に自分達の事業を改善し続けられることだと思います。

ただ、日々自分達の事業が変わっていく中でも
Shine:常に、自分を輝かせるように努力すること。
Smile:常に、笑顔で前向きでいること。
Sincerity:常に、誠実であること。
Scrum:常に、チームワームを重要視すること。
Satisfaction:常に、お客様の満足がどこにあるのかを考え、それを超えるように心がけること。

これら5つの事だけは、どんなに変わっても必ず守っていこう。
という思いで、社員全員が日々頑張っている。
そんな姿勢は、弊社の自慢でもあります。

今後のビジョン

家事代行という市場は1000億円という規模であり、今後も成長が予想されます。
これから業界に参入してくるであろうライバル企業のことを考えると、
会社を現状維持することも大切ですが、ステップアップしていくことはより重要でしょう。

その為にも、まずは会社を変えていくこと。
世の中に柔軟に対応していけるという強みを活かし、事業を改善していく。

その結果が、事業の横展開や全国展開、さらにはアジア進出の足掛かりになればと思い、
これからも進化し続けること。

そして、弊社のサービスを通じて、
世界中の過程から笑い声が聞こえ、それが世界中に連鎖していく。
そんな世界に変えていくという目標を達成できれば、と考えています。

メッセージ

部活をしてアルバイトをして、インカレやサークル活動もする。
そんな忙しい学生生活を送ることも、大切かもしれません。

ですが、そんな生活の中でも何か一つに注力し、
その中に自分なりの工夫がバリューを取り入れる。
そうやって、何か一つでも『やりきった』経験をしておく。

この経験は、必ず自分のステータスとなり自信にも繋がるでしょう。

こういう努力をするのって、きっと学生時代にしかできないと思います。
社会人になってからでも出来ないわけではありません。
ですが、社会人になるということはリスクを背負うということ。
リスクとは家族や、社会的責任のことなど、人それぞれにあるでしょう。

それが学生には無い。
それはつまり、学生のうちならば何でもできるということ。
これは社会人には無い、学生の強みではないでしょうか?

今の時代、あるいはこの先の時代。
それがどんな時代であっても、やろうと思えば何でもできる。
私はそう思っています。

学生ベンチャーを立ち上げるもいい、インターンをやるのもいい。
好きなことをとことん極めても構いませんし、それら全てやるのもいいでしょう。

何でもいいから『やりきった』と自信を持って言える経験をしておく。
それが、私が学生の皆さんに言えることです。