ベリテワークス株式会社 代表取締役・代表カウンセラー 浅賀 桃子


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代表取締役・代表カウンセラー 浅賀 桃子

代表取締役・代表カウンセラー 浅賀 桃子

設立 2010年3月10日
事業内容
    • メンタルヘルス・キャリアカウンセリングおよび関連サービス
    • 労務相談、給与計算・人事制度構築コンサルティングサービス
    • 情報システム開発サービス
会社HP

企業の人事担当からカウンセラーへ

学校を卒業後、新卒で入社した会社では
眼科の視力検査員や眼鏡店の販売員として働いていました。
アルバイトさんの現地採用にかかわったり、
自分よりも一回り以上年上のアルバイトさんとの接し方に
悩んだりする日々を過ごすうちに、
人事や採用といった仕事への興味を持ち、転職。

転職先のIT系企業では、人事・採用全般にわたる業務を担当していました。
業務のなかで、離職を考えている社員さんとの面談を多くするうちに、
カウンセラーとして仕事をしたいと考えるようになったことが弊社設立のきっかけです。

これは業界の改善しなければならない問題点でもあると思うのですが、
IT企業全体としてみると、他業種に比べ離職率が高い業界です。
私は人事担当として、転職・離職希望者の相談に乗るわけですが、
来る方の多くは「今すぐ辞めたい」というようなことをいきなり切り出すことが多く、
相談に来る段階では既に相当深刻な状況に追いつめられているのです。

そこまで思いつめるに至るプロセスがあったはずで、
事前に相談してほしいと思うところではあったのですが、
社会の風潮に立ち返って考えてみると、第三者に相談すること自体が、
何かダメな人間のすることだというような土壌があることに改めて気づきました。

そもそも日本では、
各先進国に比べてカウンセリング文化が浸透していないのが現状。
そこに切りこむような仕事をしてみたいという気持ちが強くなり、
会社を設立し、カウンセラーとして活動し始めたことが起業の経緯になります。

独立したからこそできること

カウンセラーになるにあたり、起業の道を選んだのは、
人事という枠の中だけではカウンセリングの仕事をするのには限界があるからです。
いくら相談が出来ると言っても、会社の中のシステムに対してということになると、
やはり心理的にどこか遠慮してしまうことになります。
相談したせいで、もしかしたら自分の評価が下がるのではないか?
その様な勘ぐりが無意識に働いてしまって、本音を言い出せないのです。
会社の中の人間ではなく、
企業体からは独立した第三者として、社員の方と向きあいたい。
このような意図が、会社を設立することに繋がりました。

具体的なカウンセリングに関しては、
個人向けと企業向けの2つのタイプがあります。
企業向けに関しては、各企業の顧問カウンセラーという形で契約を結び、
第三者への相談窓口として、社員の方との相談に乗る、といった形をとっています。
もちろん個人のお客様の相談も、個別で受け付けています。

それに加え、独立していることを活かした企業へのコンサルティングもしています。
個人個人の悩みや相談に乗るだけではなく、
その方々のストレスの背景になっているそれぞれの企業文化、
その組織のあり方にまで踏み込んだ対策は非常に重要です。
IT業界をはじめとした現場の勤務経験もあり、
また自身が人事だったということで、会社としての立場も容易に理解できる分
それを活かした細やかなアドバイスをご提案できるはずだと考えています。

スヌーピーをヒントにセミナーも開催

カウンセラーにかかりたくても、人の目が気になってかかれない。
このような感覚は、記事をご覧の皆さんにも共通してあるのではないでしょうか。
先述にもお伝えした通り、現在の日本ではカウンセリングを受けることに対し、
何か抵抗感のようなものがある人が非常に多いです。
「カウンセリングなんか、私には関係ない」
【メンタルケア】という選択肢を切り捨ててしまっていると思うのですが、
先ずは興味を持ってもらおうと、
月に一度、セルフ・メンタル・ケアに関するセミナーを開催しています。
何か興味のない方へのとっかかりを作らなければということで、
私の長年の趣味でもあるキャラクターのスヌーピーと絡めて、
様々な角度からお話させてもらっているんです。

スヌーピーが登場する『ピーナッツ』という漫画は、ふと読んだときに、
日常生活での心の持ち方を考えさせられることがしばしばある、素晴らしいコンテンツです。
スヌーピーは、日本でも広く愛されているキャラクターですし、
カウンセリングに抵抗がある方にとって、入り口として入って行きやすくなります。
だから、話のヒントとしてスヌーピーの力を借りながら、
メンタル・ケアをより日常的で気軽なものにしていければと思っています。

定期的なメンタルヘルス・ケアを

メンタルヘルス・ケアは健康診断と同じで、本来は全ての方にとって必要なものです。
自分では何も異常がないように感じていても、
定期健診で精密検査を受けることで、初めて病気が分かるということもありますよね。
心の場合も同じで、定期的に第三者の専門家にあたって、
自分の状況を話しておくことが、病気を未然に防ぐためにも大事なんです。
寝られなくなるとか、食欲がなくなるとか、そういう些細な体調の変化は、
自分で「大丈夫だ」と判断して放っておいてしまうことも多いと思うんですが、
それが実は精神的な症状の兆候であったりもします。
相談した段階では深刻な状況になっている、というのでは手遅れです。

私がセミナー等で常々強調しているのは、
自分だけで何でも解決しなければならない、とひとりで悩み続けるのではなく
カウンセリングを受けてみるという判断をできることも含めて「自律」なのだということ。
カウンセリングを選択肢に持っておくことは決して悪いことではないんだよというところは、
これからの活動で広くアピールしていきたいと思いますね。

今後は、上記に加え、誰もが気軽に相談しに来られるような場所を持ちたいと考えています。
「スヌーピー・カウンセリング・カフェ」というようなアイディアもあるのですが、
カフェのような場所でお茶を飲みながら、
軽く相談したり、あるいは単に仕事の愚痴を言ったりというような場を作って、
そこから何か問題が見つかればカウンセラーとして専門的に対処していく、
というようなことをしていきたいです。
スヌーピーをメンタルヘルス・ケアに活用したカウンセラーのいる癒しのカフェ、
このようなサービスはまだ作られておらず、
同じ思いを持っているような方がいらっしゃれば協力して、
一から広げていきたいと考えています。

ムダな経験は何もない

これから就職したり起業する学生の皆さんには、
社会の中で積極的に経験を積んでほしいと思います。
それらの経験は、とらえ方ひとつで、その後の人生に意味づけをすることができるのです。
仕事を通して人と会う中で、自分の考えや方向性は変わっていきます。
方向性がどの段階で定まるかが、人生のカギになるのではないでしょうか。

勿論、目標が決まらないからダメということでは全くありません。
私自身もはじめから人事職やカウンセラーを目指していたわけではありませんでした。
目標のない、あるいは今はっきりみえてきていない人も、会社に入って何年か働くなかで、
自分が本当にしたい仕事が少しずつ固まってくるものですし、それはそれでいい経験です。

起業をしたことで、改めて感じたのが、
やはり「ムダな経験は何もない」ということでした。
人事部での仕事の経験、さらにいえば、眼科や眼鏡店での勤務経験も、
現在カウンセリングをするときに役に立っています。
自分自身が企業の現場で働いた経験があるという意味で、
顧問先社員の方々と感覚を共有でき、できるアドバイスの幅が広がっているからです。
社会人としての態度も、周りで働く人の姿を見ることで吸収できますし、
とにかくたくさんの経験をして、多くの人と触れ合ってみることが大事だと思います。

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