代表取締役社長兼CEO 角田 千佳
設立 | 2013年5月 |
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事業内容 |
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会社HP | https://anytimes.co.jp |
小学校のころからの起業意識
世界の開発途上国で、現地の人たちと共に、
教育やまちづくりに関する持続可能な事業を興したい。
私の起業意識はこの想いから始まりました。
原点をたどれば、この意識は既に小学生のころから持っていました。
大学を卒業した私は、抱いていた想いを形にする為に、まずは証券会社に勤めました。
単純に、世間知らずな私には、証券会社は経済や世の中の流れに非常に敏感で、
様々な産業やビジネスに関わることが出来ると考えたからです。
しかし、サラリーマン生活の中で、一緒に働いている仲間が会社や社会の枠にとらわれすぎてしまい、
次々に過度なストレスを抱え、様々な病気になっていく姿を目にしていきました。
もっと自由に自分らしく人生を送ってほしい。
私の問題意識の方向が変わり始めました。
世界の貧困地域の開発に関わる前に、もっと身近な所で変えていきたい事があるのではないか。
この考えに至った私は、一度世界の貧困国の問題から離れ、
身の回りに潜む問題を解決する方向へと転換していきました。
コミュニティが生む安心感を日本に
貧困地域と呼ばれる場所には、実際何度か滞在した経験があります。
その中で感じたのは、決して不幸ではない現地の人々の感性でした。
平日に都内を歩いていて見かける人々よりも、ずっと幸せそうにしている人々。
日本は幸福度が低いとは言われていますが、まさにその通りなのだと実感できます。
生活が苦しかったとしても、生活の豊かさと人の幸せとは比例しないのだという事がよくわかりました。
その中で、私は、現地の人々が幸せそうにしている理由は、
コミュニティの中での助け合いが生む安心感ではないかと感じました。
日本においても、かつてはこのようなご近所さんコミュニティの助け合いはあり、
重要な役割を果たしていました。
このご近所コミュニティを再構築し、
人とのつながりや親切心で得る幸福感を取り戻せないかという観点から、
今行っているサービスが誕生しました。
これによって幸せの尺度が豊富な社会を作り出していきたいと考えているのです。
今の日本はマンションに住んでいても
隣に住む人を知らないという事が当たり前になってしまった時代にあります。
本当は、ちょっとしたことはご近所さん同士で助け合う事が出来るのに、
それをしない現状が、幸せの尺度を狭めてしまっている原因の一つだと思ってます。
これを、インターネット上でのコミュニティから、
リアルなつながりに変えていくという所に私たちの意図があるのです。
社会貢献は身近にあり
地域貢献、社会貢献と聞いて、今の若い人達は自分とは縁遠いイメージを抱きがちかと思います。
しかし、それは決して遠いものではないという事を知ってもらいたいのです。
私たちの事業を通して、価値観を変えていきたいと考えています。
しかし、その貢献も無償のボランティアだけではありません。
対価が生まれることで、出来る幅も広がります。
その様な文化を、私たちは広めていけたらと考えています。
具体的には、例えば家事代行、買い物代行からご高齢の方との話し相手まで。
幅広い展開を行っています。
今後の展開としては、幅広い世代や海外から来た方々にも便利に使って頂けるよう、
アプリ化などを含め、多言語化も考えています。
地域のコミュニティサービスとして
私たちのサービスの競合相手として、
先程も少し出てきました家事代行業者を想定する人は多いかと思います。
しかし、実際の所、家事代行などの業務を行う企業さんとも協力し、協業することは可能です。
私たちが提供するのはあくまでも地域のコミュニティサービス。
それは人と人とのつながりが原点にあるからです。
家事代行、修理専門等などとは違ったサービスで、ジャンルの垣根はなく、
ちょっとしたことから近所の人に頼み事が出来るサービスであろうとしています。
ここから助け合いを生み、最終的には人と人との絆を生み出すという事を目的としています。
今まで敷居が高いように案じていた人が、気軽に頼みごとが出来るサービスとしてありたいですね。
しかし、その中で本物のプロの技量を望むユーザーも確かに存在します。
その様な時に、家事代行業者との連携が取れるのではないか等考えています。
また、インターネット上のやり取りであるが故に生まれる、信頼の低さをカバーする対策も取っています。
例えば、サポーターの方々のプロフィールや評価を充実させることなどもその一環。
他には、サポーターに認定制度を設けて、
安心して頼める相手を見つけやすくする工夫や、スマホが家の鍵になるスマートロックの連携なども行っています。
スマホを用いた時間限定の入室管理・鍵の後付型スマートロックとの連携は、世界初の取り組みになります。
オペレーションに力を
先程述べたとおり、今後多言語対応を考えている弊社のサービスですが、
来るオリンピックの時までに定着させたいと計画しています。
その為には、システムだけでなくオペレーションに力を入れる必要があります。
各地域コミュニティとの密なコミュニケーションや、
想定外のトラブルが発生した時にいかに素早く対応していけるかなど
様々な対応力を身に着けなければなりません。
それを実現するために組織力も高めていかなけらばなりません。
弊社が求めているメンバー像は、一言で言えば「阿ねない人」です。
既存の枠にとらわれて、仕事をしたり生きていくのではなく、
個々が違う考えをもち、自由にその個性を生かすことができる人です。
弊社では、インターネットを駆使するサービス柄、
ITリテラシーの高いメンバーが集まっていると思われがちですが、
実の所そんなことはなく、アナログなメンバーも多いです。
ですので、日ごろからIT企業とは思えないような様々なアイディア、意見が飛び交います。
お互いを尊重し、意見を言い合える仲間が集まるこの環境が、
弊社の一番の魅力だと感じています。
自由な発想で人生も仕事も楽しむ
皆さんが本当に望んだり幸せを感じることは、人それぞれです。
自分にとっての幸せや成功を知るとき、その基準になるのは自分が好きなこと。
その好きなことを追っていく先に、その人なりの幸せや成功があるのだと考えています。
そして、そこから生まれた自分のルールや価値観というものを、人へ押し付ける事をしてはいけません。
人が違えばその数だけ、その人なりの異なるルールや価値観を持っています。
それらを認めるところにも、新しいアイディアの創出があるものです。
会社や社会の枠にとらわれずに、正直に自由な発想を常に持ち続けてください。
何が自分や家族、友人にとって幸せなのかを考えて、
社会人としての出発を頑張ってほしいと考えています。