代表取締役 湯田大介

代表取締役 湯田大介

設立 2008年10月3日
事業内容
    • WEBシステム開発事業
    • インフラサービス事業
    • DBマネジメント事業
会社HP http://www.three-waves.com/

学生時代から起業まで

学生時代は芸術系の大学に通っていました。
将来社長になろうとか、そういう気持ちは全然なかったですね。
当時を思い返せば勉強に集中していたというわけでもなく、
とにかく頭にあったのは毎晩仲間と遊ぶことでした。
いろいろな分野の進路を目指す学生が集まる大学だったので、
すごく刺激に溢れ、楽しい日々を過ごしていました。

そんなこともあったためか、就職活動は積極的に活動せず、
最初に勤めた会社も、
たまたま受け入れてくれたから入った、というのが実際のところ。
勤めてからもはじめは学生気分が抜けないでいました。

社会人としてのスイッチが入ったのは、
2年目、3年目になって、徐々に仕事を任されるようになってから。
一からプロジェクトを立ち上げるポストに就き、
社内ルールを創ったり、人を集めたりということから始めました。

やりがいが増えてきたのも事実ですが、自分の仕事が増えてくるにつれ、
一つ一つの仕事のクオリティが保てなくなり、
お客様に迷惑をかけているという気持ちが強くなってきたのも、また事実。
これからも会社のこのポストにいるよりも、
自分の能力の範囲で期待値を満たすような仕事がしたい。
独立したのは、そういう考えが固まった結果でした。
家族もいるので、転職をして手堅く、ということも考えたのですが、
自分の裁量で質の高い仕事をするという意味で、独立の道を選びました。

設立以来の「仲間」への意識

「スリィ・ウェイブ」という社名は、
立ち上げ時が3人からのスタートだったことが由来です。
この3人の力で挑戦、発展、成功という
3つの波を起こしたいという気持ちから名づけました。
点と線と円に繋がるように、個が仲間で繋がった大きな縁を作りたいと思っています。
設立以降、会社の規模や事業のあり方はどんどん変化してきましたが、
仲間意識の強い組織作りをすることは今も変わらず心がけています。

重視しているのは、社員が強く団結して、同じ方向を目指していることであり、
その上で、最新のトレンドを見極めながら良いサービスを提供していくことです。

2008年に設立してから、2014年で6期目を迎えます。
今のところ、10期までの計画は社員皆に伝えており、
方向性と規模感は会社全体で共有しています。

10期以降は、サービス面をもっと強く打ち出していく予定です。
2020年東京オリンピックに向かって
これから日本の経済は活性化していくと思いますが、
下降の波が来た時にも、生き残っていくような会社にならなければと思っています。
その為にも組織の規模を大きくし、大手企業のお客様も開拓していく、
もっと自社サービスも世にアピールしていければと思います。

事業の柱と社員教育

事業内容としては、アプリケーション・システム開発、
インフラの構築・運用、データベースのマネジメントの3つが柱となっています。
そのなかで目下力を入れているのが、インフラの監視運用の部分です。
弊社はシステム運用のプロジェクト経験の豊富なメンバーを大勢擁しているので、
管理、監視の事業が他社に対する強みになり得ると考えています。
会社を大きくしていくにあたっても、この事業が大きな軸になるでしょうし、
自社サービスを提供していく上で、礎としてもしっかり固めていきたいです。

一番の会社の強みとして自信を持てることは、
社員の人間としての質の高さです。
私から常々社員の皆に言っているのは、
「言動、振舞いのすべてがスリィ・ウェイブが提供するサービスである」ということです。
仕事のお付き合いでも、たとえば自分から率先して挨拶するだとか、
身だしなみや仕草を正しておくとかいうことが、直接的に仕事の成功につながってきます。
基本的な点でのマナーにはすごく気を配っているので、
お客様にとっても仕事しやすい社員が揃っていることは断言していいと思います。

会社の競争力は社員全員で作る

私は、「会社の競争力は社員全員で作り出す」
ということを1つの指針にしています。
とにかく意見を言いやすい会社にすることを心がけていて、
バーベキュー、キャンプ、雪合戦といった社内イベントも頻繁に開いています。
オフィスでお酒を飲みながら話し合いをすることもあるのですが、
その中で上がってくる意見は「皆で作ったもの」という感じがもてるからです。

皆で会社を作っていくという意味では、
社員に会社の改善すべき点を出してもらってリスト化を行い、
各主任が主体となって直していくという最近始めた取り組みも挙げておきます。
会社が大きくなるに従い、これまでの規模感と同じ仕事の仕方では非効率だ、
という場面が出てきたため、
社員に自ら変えていってもらおうとういう工夫です。
経営者として、働きやすい職場にしていく為、
社員の発言しやすい環境作りはどんどんしていきたいです。

それとは逆に、会社の空気が悪くならないように特に気を使うのが、
社員に仕事の注意をするシーン。
私としては、先述に言ったような会社の基本的なルール、
社会人としての最低限の身だしなみを守っていれば問題ないわけです。
それが守られてさえいれば、もし上手く行っていない人がいても、
それぞれの個性を尊重して、たとえば「強い言葉を使わないようにしよう」とか、
こちらから気を使って声をかけてあげたりします。
がみがみ叱りつけるとあからさまに落ち込んでしまう人もいますからね。

学生時代の経験を重視

現在、10期までの目標として
「社員100人で10億円」の企業にする、ということを掲げています。
現在の社員数は30名なので、これからもっと増員していくことになるわけですが、
その際は、基本的に新卒や未経験の若手社員を入社させていきます。
これまで中途採用でどんどん社員を増やしてきましたが、
これからは社員教育によって会社の理念を浸透させていく段階に切り替えていきます。

入社条件の一つとして、「何ができるか」ということよりも、
「学生の頃にどんな経験をしてきたか」ということを重視します。
文系・理系、ITスキルの有無は問いません。
私個人としてもスイッチが入るのが人より遅かったほうなので、
きちんとしている人じゃなくても全然問題ないです。
なにより、勉強以外でも一生懸命経験を積み、よく遊んだ人。
そういう方に入社して頂きたいです。

「スリィ・ウェイブ」は、給料が高いが力を発揮できなければすぐにクビ、
というような”短距離走型”の会社ではありません。
やはり基軸にあるのは仲間の意識であり、人と人との関係です。
そういう団結力の強い環境で、自分が成長していきながら、
同時に会社も育っていくところに立ち会えるというところは、
職場としての大きな魅力だと思います。