代表取締役社長 金谷元気

代表取締役社長 金谷元気

設立 平成21年2月
事業内容
    • インターネットメディア事業
会社HP http://galaxy-agency.co.jp/

バイト探しがきっかけで個人事業主に

私は小学生の時から22歳まで、サッカーに没頭する日々を送ってきました。
高校卒業後も実業団へと進み、平日の夕方からは毎日練習。
そして、土日となれば試合という、まさにサッカー漬けの毎日でした。

もちろん給与もありましたが、そこは実業団…。
プロとは違い、生活をしていく為にはアルバイトの両立が必要でした。
とはいえ、サッカー中心のスケジュールですからみんなバイトを探すのに相当な苦労をしていたんです。

そこで、僕はチームメイトの仕事探しを手伝っていました。
いろんなところに飛込んでは、
アルバイトはないですか?こういう人がいますけどどうですか?って。

もちろん、無償で探していたのですが、
ある時、親に「それ求人誌にしたら稼げるんじゃないの?」
と言わたのがきっかけで、自分で求人のチラシを作り新聞折り込みを入れていくようになったのです。

その事がきっかけで、個人事業主となり
僕自身もサッカーに没頭しながら生計をたてられるようになっていきました。

サッカーから、就職。そして起業へ。

個人事業主として活動はしていたものの、
当時、起業には全く興味もなく常にサッカーの事だけを考えていました。
ただし、22歳までにプロの契約がなければ引退することだけは心に決めていました。

その最後の年となる22歳。
群馬のJリーグサテライトチームの練習生となりました。
その時は、さらにサッカーに集中するために求人誌の仕事も辞めて挑んだのです。

時間がある時は、サッカーの参考になればと様々な本を読む毎日。
そんな時に、1冊の経営の本と出会い
起業もなかなか面白いなと思った事がありました。
もちろん、目標はサッカーのプロ契約。
しかし、決めていた22歳という期限までにプロ契約にいたらなかったんです。

そこで気持ちを切り替えました。
考えたのは、いきなり起業ではなく
世の中の事を知るために就職をすることでした。
とはいえプロ契約ができないとわかったのが1月。
同級生たちは、就職活動も終わっている時期です。

そこで、僕は行きたいと思っていた上場企業に
飛込みでアプローチをすることにしました。
結果は、入社決定!
飛込みで来る人間もなかなかいないしという感じだったみたいで…(笑)
ラッキーですね(笑)

この会社で多くの経験を積むことができましたが、
ここでも入社する時に1つ決めていたことがあったんです。
マネージャーになったら辞めて、起業をしようと。

24歳でマネージャーになった時、迷わず退職をし起業への道と進みました。

『収穫逓増型』への変革

起業当時から弊社は、求人事業で成長してきました。
いわゆる『労働集約型』です。
人の労働が中心となって業務が行なわれていく形で成長してきたのです。

それは、例えば新しく営業担当が1人入ると
月間で100万円の売り上げが伸び、
営業が10人入れば1000万円の売り上げになるという形です。
売上を増やすには、人を増やすしかないことに強い危機感も持っていました。

そこで、もっと大きく成長していく為にと考えたのは、
『収穫逓増型』で勝負していくことでした。
人をシステムに置き換え、多くのトラフィックを集めて
そこから自然に売り上げが上がっていくような仕組み作りです。

それが弊社の求人サイト『リバイト』であり、
現在主軸となってきている、シェアリングエコノミー事業の「あきっぱ!」です。
「あきっぱ!」は、全国の空いている個人や月極の駐車場を、予約して使えるサービス。
それまでは、営業マンが営業に行かないと売上げがあがらなかったものが、
駐車場に予約が入れば売上が上がっていく仕組みとなっています。

”なくてはならぬ”をつくる

2011年、スティーブ・ジョブズが亡くなった時に、
心にひっかかるものがありました。
ジョブスはきっと、思い残した事がいっぱいあったであろうと…。
それと同時にこのままでは終わりたくないという気持ちが生まれてきました。

心の中のひっかかりを持っていた私は、
2013年の始めに、何の為にこの会社をやっているのかと疑問を感じ始めました。
少し儲けてご飯が食べれるだけでは面白くない…。
社会の為だけに仕事をするのも違うと思う…。

そこでビジョンを設定し、考えを整理することにしたのです。
スタッフと集まり考えたビジョンは、
「indispensable to the world ”なくてはならぬ”をつくる」です。
ゲーム等はもちん楽しいツールだと思いますが、
電気・ガス・水道のほうが無いと困りますよね。
私たちは、そんな電気・ガス・水道のような存在になることを目指していくという、
新たなビジョンを掲げ、改めて進み始めました。

日本で根付き、世界中で必要とされるために

弊社は今後も”なくてはならぬ”を作り続けていきます。
そして、今主軸となってきている、
「あきっぱ!」を世界中で使われるサービスとしていくことを目指しています。

そのために必要な事はもちろん何でもしていくつもりです。
必要に応じて、上場も視野に入れていきますし、
海外進出の準備も進めています。

日本では、まだまだシェア文化がありませんが、
アメリカでは、自分の家の空いている一室を貸したりできるサービスが、
とても流行っています。

そういう意味で、「あきっぱ!」は、
このシェア文化を広めていく一歩だと考えています。
そして、駐車場は世界中にありますから、
世界中にニーズはあるということになります。

考える前に飛び込める人

私は、例え最悪の事態が起こったとしても、
「自分は大丈夫だ!」という心さえ持ち続けていれば、
どんな事でもできると思っています。

例えば、希望通りの就職できなかったとします。
でも、できないから終わりという事ではなく、
できない事を恐れず、その時に考えていこう!
と思えるような強いメンタルを持つことが大切だと思うんです。

自分の希望通りじゃなくても、
その違う場所でスキルアップすればいいだけなのですから。
世の中には、何もかも深刻に考える人が多い気がしますが、
まずは、考える前に飛び込め!と声を大にして言いたいですね。

それこそ、弊社はベンチャー企業ですから、普通の会社とは異なるかもしれません。
常に変化するんです。だからこそ、立ち止まってはいられません。
現状維持は衰退だと考えていますから。
社会が変わったら順応し、常に変化をしていきます。
そういう変化を楽しみ、順応できる人と今後も仕事をしていきたいですね。