ザワット株式会社 代表取締役CEO 原田大作


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代表取締役CEO 原田大作

代表取締役CEO 原田大作

設立 2011年5月24日
事業内容
    • ソーシャルメディア・アプリケーションの開発・運営
会社HP http://zawatt.com
ブランド品オークション スマオク http://smartauction.jp
みんなの募集コミュニティWishScope http://wishscope.com

音楽漬けの学生時代

私は学生時代、経営者になろうとは思っていませんでした。

というのも、高校からずっとバンドをやっており、
大学を休学してCDを出すくらい本格的に活動していたんです。

プロになろうと思っていたので、毎日5時間スタジオに入るほど音楽漬けの毎日でした。
いいところまでいきましたが、音楽で食べていくというのもなかなか厳しい世界でして、
メンバーが就職を考えはじめた時期と父が他界する時期が重なり、
自分はどうしようか考えました。

そこで、休学という形をとり、自分で働きながら音楽をやるというトライアルを1年間していました。

私はプログラミングなどを勉強する社会情報学の学科にいたので、
ITが伸びてきている風を感じながら、そういう業界も面白そうだなと思っていました。

休学中は、1日8時間・週5でITベンチャーで働き、
就業後は夜中に5時間スタジオに入る
という当時はかなり多忙な生活を送っていました。
その時はバンドでリーダーをしていて、
方向性を決めたり、集客を考えたりとプロデューサー的なことがうまかったんですよね。
結局バンドは、辞めることになりましたが、
プロデューサーとしての仕事を学びたい、
さらに仕事するならトコトン働けるITベンチャー業界がいいなと思いました。

IT業界は数字のリアクションがわかりやすく、自分の成長が客観視できるとピンと来たのです。

人と人を繋げる仕事をしたい

私は当時からITの中でもモバイル(携帯)に可能性を感じていて、
最初に就職した会社でモバイルのプロデューサーとして3年間働きました。

そこで研鑽を積んで日本の強みは、自分たちがやってきたモバイルのカルチャーかもしれない。
これだったら世界に勝てるというのがあり、外資系エンタメ系企業に転職することになります。

プロデューサー業とは、
「人とお金を集めて、皆に利益のあるものを作りだす」
ことだと思うんですね。

それで成長企業の経営者を目指そうと思うようになり、
20代のうちに新しいものを生み出して、
世の中を良くするようなもので会社を立てようと決意しました。

29歳になりいよいよというときに震災が起きました。
しかし、震災を機に、もやもやしていたビジネスモデルがはっきりとし、
その時私は、人と人を繋げていく仕事にしたいと思ったんですね。

自分の計画に確信も出て、ギリギリですが20代で起業しました。

感謝でつながる縁を創る

資本主義の次に来るのは何だろうと考えていました。

それは、お金中心の価値ではなくて、
もっと人と人とのコミュニケーションが価値になる世の中になるのではないかと。

資本主義に対して、
共栄型経済・「コラボレーティブ エコノミー」(=Collaborative economy)をやりたいなと
思ったんですね。

より簡単に、知らない人とでも繋がって、
色んなやりとりがスムーズにできる世の中にしたいと強く思いました。

そういう良い出会いを作るようなビジネスにしたいと思って、
最初のサービスである、みんなの募集コミュニティ(WishScope)を作りました。

アプリで知らない人でもお手伝いしてもらえたり、
いわゆるご近所掲示板みたいなものですが、
他との違いはFacebookの情報を利用して安全性を高めているのと、
興味関心データベースを利用したマッチングテクノロジーがある点です。

共通の友達がいるけど、繋がっていなかった人と友達になったり、恋人同士になったりと、
モノやサービスの取引を通じて、感謝で繋がる縁が生まれているんですよ。

当社では個人間取引(CtoC)を業種としてやっており、
このように個人間取引のプラットフォームを提供しています。

良いものを安く、より安全に

WishScopeは成長し続けています。
しかしユーザーの声を聞いた際に、
「良いものを安く、もっと安全に買いたい」
というニーズが強くあることがわかりました。

ただ、従来の掲示板のビジネスモデルでは難しい点がありましたので、
経験を活かし、ブランド品のオークションのアプリ「スマオク」というサービスを作りました。

個人間同士で、良いもの(ブランド品)を、安く(1円からのオークション形式)
安全に取引していただくために、
取引の場を提供するだけではなく、会社が取引サポートを行い、
安心してご利用いただけるように努めています。
スマオクも急成長していますので、
今後さらにアクセルを踏んで拡大を図ります。

サービスのスタート前に、許可をとって渋谷の路上でハンガーを配ったことがあります。
初期プロモーションとしてやってみたのですが、
歩く人は笑いながら受け取ってくれていました。

そのことがツイッターやフェイスブックなど話題になって、
メディア記事にもなったため、結果的に初期ユーザーを集めることができたんです。
何よりの収穫は、メンバー全員で『スマオクの顧客は誰か』をリアルに感じられたことでした。

マーケティングなどはみんなで真剣に考えたりしますが、
クレイジーだと思われることは、私が思いつきでやったりもします。

個人間取引の拡大、共栄型経済(Collaborative economy)を創る

「スマオク」は現在、ブランド品に特化しているのですが、
将来的には「良いものを安く、安全に、簡単に」と
学んだことをさらに拡げたいと思っています。

いずれは、高級インテリアや高級車でさえも、スマホで買えるようになるはずです。

私は、エアアジアというマレーシアの格安航空会社の
「Now Everyone Can Fly」という理念が好きなんです。
東南アジアの人たちにとって飛行機は高級なもので、一部の人しか移動には使えませんが、
その飛行機の料金を約10分の1に下げ、
格安航空として多くの人が使えるように提供したいという思いがあります。

その理念にならって、当社では「Now Everyone Can Be Rich」を掲げ、
良い物をシェアして、みんながより豊かになればいいなと考えています。

ブランド品や高級品などの良い物を、みんなで大事に使っていく。

日本は資本主義でやってきましたが、大量生産・大量消費ではなく、
良い物を循環させて、みんなでシェアして長く使うような文化になっていけたらいいなと思います。

100%熱中できるものを探す

私の場合、バンド活動を通じて演奏者よりもプロデューサー業が面白かったので、
そういった仕事をやりたいという思いがありました。

向いている向いてないよりも、好きというのが大事だと感じます。
100%、自分が熱中できるものを見つけるといいですね。
そして、好きなことを好きな人とやることです。

人生を逆算してプランを考え、
ゴールに対して足りないパーツを埋めていける仕事に取り組み、
結果を出していけば良いと思います。

私自身、周囲にはかなりわがままではありましたが、
自分の将来に関係ない仕事ははっきりと断っていました。

起業に向かって、寄り道している暇はなかったんです。
その代わり、しっかりと結果は作ってきました。

プレッシャーを感じる仕事術ですが、
起業したい人はそれくらい意思を持って尖っていった方がいいですね。

やりたいことからブレずに、
わがままを貫いてでも進んでいくことが起業家には必要だと僕は思います。

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