株式会社Skeed 代表取締役CEO 明石昌也


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代表取締役CEO 明石昌也

代表取締役CEO 明石昌也

設立 2005年4月26日
事業内容
    • 分散コンピューティング技術やネットワーク 制御技術などを用いたソフトウェアによる、ネットワークソリューションおよびデータマネジメントソリューションの製品の企画、開発、販売
会社HP http://skeed.jp/

大学で学んだ「技術立国・日本」の工業化の歴史

学生時代はバンド一色の生活で、
いずれプロになりたいと思ったこともありました。
その中で持っていた
表現したい、それに対する反応がほしいという生きる上でのスタンスは
今も続いています。
いざ就職を真剣に考えるにあたり、両親は商売をしており、
大きな組織の中で働くというイメージはありませんでした。
しかし、最終的には大企業に就職しました。

入社した日立製作所は技術系のトップ企業ですが私自身は、商学部出身で文系。
ただ、学生時代に専攻したのが産業政策と企業グループ研究でした。
資源の乏しい日本が明治維新以降、世界を相手に技術立国として発展してきました。
その中で、特に先進技術分野に投資していく日本の企業グループが
どのように発展していくのか関心を持ったのが決めてでした。

その先端分野の”事業化”の部分を特に学びたいと思い、
日立では常に最先端の技術・事業に携わらせていただきました。
学生時代からのそういった好奇心が、今にもつながっていると感じています。

新しい事業を作りたい、発信したい

日立に入社後、事業部門に所属し技術と営業の「橋渡し」役を担いました。
優秀な技術者と一緒に働き、学ぶことの多い日々でした。
2000年頃に新規事業の企画開発のため、西海岸のシリコンバレーを中心に、
大手やベンチャー企業との提携を任されたのですが、
行ってみるとサン・マイクロシステムズなどの大手にいた人が起業し、
フラットに意見交換しながら、新しいビジョンを語る文化がありました。
日本では見られないその文化に不思議な物を感じ興味を持ちました。
今振り返れば、これが今のグーグルのような会社が生まれる潮流で、
新興企業を生み出すパワーとなっていたのです。
この経験から、投資家や地域の人々、学生などが一体となって実現する
シリコンバレー型のスタートアップに興味を持つようになりました。
その頃、日立時代の上司が
アメリカのスタートアップだったアイシロン・システムズ株式会社の日本法人トップにおりまして、
日立を退職し参画。
上場までの2年間在籍し実務経験を積む中で、
新しい事業をつくり、世に問うていく面白さを再確認しました。
社長・経営者になりたいというよりは、
新しいものをつくり世の中に発信していきたいという思いが源泉にあり、
それが今も強くつづいています。

クラウドを支える次世代ネットワークシステム

その後、新規事業に携わりたいという想いの元で、
独立系SI企業であるCSK(現SCSK)のシンクタンク部門で
戦略投資による新規事業開発担当の統括責任者を務めました。
その関係で、(株)ドリームボート(現Skeed)に投資を行い、
社外取締役を経て2010年に 代表取締役に就任しました。

Skeedは 2005 年の設立以来、
分散コンピューティング分野における卓越したノウハウ・技術力を活かし、
独自アーキテクチャーによる安全で確実、高速な通信基盤技術開発で市場を牽引しています。
急速に拡大するクラウドコンピューティング市場ですが、
それを支える新たなネットワーク技術として我々のテクノロジーが生かされています。
2013年、北米、欧州、アジアで革新的なテクノロジーベンチャー企業に贈られる
「2013 Red Herring Top 100 Global」を受賞しました。
過去には、GoogleやYahoo、Salesforce.com、YouTube、eBay なども受賞した賞であり、
ベンチャー企業の登竜門と成る賞に認められたのは嬉しいですね。

トップクラスの技術者集団

Skeedの魅力は、まず素晴らしいエンジニアがいること。
ベンチャーとして始めたにもかかわらず、
今や大企業の研究所などが新製品を開発していくのと
変わらないレベルのスピードと開発能力を備えています。
しかも独自性があって、とてもユニークです。

創業メンバーのひとりが、Winny開発で知られる故・金子勇さんです。
インターネットでサーバを介さずに
パソコン同士で直接ファイルをコピーする「P2Pソフトウェア・Winny」は、革新的なシステムでした。
Skeedは、そんな彼の技術を世の中に問うという目的で設立され、
10年以上経った現在も革新的なテクノロジーとして注目され続けています。
金子氏は昨年、心筋梗塞で42歳の若さで亡くなってしまいましたが、
彼にひけをとらないエンジニアが集結し、彼の技術を引き継いでいます。

私は当初社長になるつもりはなく、就任にあたっては随分考えました。
しかし、金子さんの
「こんなすごいエンジニア集団は二度と集まらない。ここで解散させてはいけない」
という言葉が強く心に残り、引き受けることにしました。

世界300億台インターネットデバイスの時代へ

2020年、世界300億台のデバイスがネットにつながる時代が来ると言われています。
インターネットの登場からクラウドへのシフト、そしてビッグデータの活用にまで至り、
情報の産業革命は、あらゆるモノがインターネットにつながる
IoT(Internet of Things)の時代に突入したのです。
人と人、人とモノ、そしてモノとモノが結びつくことで、
いわゆるビッグデータが形成され、
これまで人がコンピュータを意識して使いこなしてきた「情報化社会」は、
コンピュータが人や環境に寄り添う「アンビエント社会」に変化していくでしょう。

ただし、その基盤となるネットワークには、
これまでにない爆発的なデータトラフィックが発生することが予想され、
厳しい要件に耐え得る新たな技術革新が要請されています。

Skeedはこうした期待に応えるため、
データの流通基盤となる自律分散コンピューティングや通信経路・通信帯域の動的制御機能など、
これまで培ってきた技術をさらに深化・発展させていきます。
そして、新しい商材技術を世に問い、ユーザーの意見を取り入れながら何度も変化し、
皆さんが「技術を体感」できる会社にしたいのです。

世の中の評価を面白がれる人こそ

製品はただ作って終わりではなく、
ユーザーへのしっかりとしたサポートが大切です。
そのための課題は、強力な事業パートナーの形成と関係構築であり、社内人材のレベルアップです。
競争が激化するなか、技術だけでなく、グローバルに対応できる人材も必要です。
社内では、「市場との対話」を重視した事業を進めていけているかを、常に確認し合っています。
ユーザーの声を聞くことで、製品が導かれる。
それが、次々と新しいものを生み出す力になります。

「起業に向けて早く経験を積みたい」
「何か表現してその反応がみたい」
という挑戦する意欲のある人とは是非共に働きたいですね。
Skeedではたくさんの実践を積めますが、
理論やベストプラクティスをどう活かして自分なりに工夫するのか、
その経験は他社との比較や業界の中でどういう位置づけになるのか、
実践できるからこそ理解を深めていける。
その過程を面白いと感じられる人を求めています。

ひとりよがりになるのではなく、
トライ&エラーを繰り返し、それをチームで共有してまた次に進んでいくのがベンチャーの醍醐味。
そこに魅力を感じられる若い人に期待しています。

また、自分のなかにあるものを生み出したい、伝えたいというモチベーションがある人、
更にそれに対して反響をもらう事に嬉しさを感じる人には、起業は有効な手段だと思います。
経営者になりたいというよりは、
新規事業の立ち上げを早く経験してみたいという人は是非挑戦してみてください。

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