代表取締役社長 宮地俊充

代表取締役社長 宮地俊充

設立 2011年11月1日
事業内容
    • 英会話レッスンサービス「Best Teacher」の企画・設計・開発・運営等
会社HP https://www.best-teacher-inc.com/

気ままな学生時代から

私は、大学に五年間在籍しました。

自由気ままなことをして、就職活動もせずにいたのですが、
次第にこのままではいけないと思い始めました。

それまでは、クリエイティブな仕事をしたかったのですが、
ある時サイバーエージェント藤田さんの『渋谷ではたらく社長の告白』を読み、
ビジネスや会社づくりが面白そうだと思い、この世界に行きたくなったのです。

ただ、ろくに就職活動をしていなかった為、仕事に就けるわけもなく、
誰かに紹介してもらうこともできませんでした。

そこで、卒業後に会計士の資格を勉強し始めました。
同期を逆転するには資格取得が必須だと感じたのです。

それとビジネス系で使うなら会計士だと思い、必死で勉強し、二年目で受かりました。
その後、M&Aの仕事をしたり、ITベンチャーで財務の仕事を経験しました。

二十九歳から三十歳になるときに、起業。
その当時は社長になることより、サービスを作りたいという気持ちが強かったですね。

なぜトークスクリプトなのか

当社の強みは、自分が言いたいことをトークスクリプトにすること。

これは、外国人と話す時に事前に英語で話す内容を書いておく、というものです。
英会話に限らず、会話は準備をしておくことが重要なんですね。

従来の英会話教室は、月に何万円も払って、週一回ほど通うのが基本ですが、
それはお金がかかる上に、話す場も少ないため、話せるようになりませんでした。

私たちが考えた英語学習における問題点は、二つあります。
まず漠然と学ぶ人が多いこと。
目標がないので何をしたらいいかわからず、毎週の習いごととして満足してしまいます。

そして、もうひとつは、あらゆる英語を話せるようになる、と高い目標設定をしてしまうこと。

これでは、自分が本来よく使わない単語が増えすぎて、頭がパンクしてしまいます。

ですから私たちの定義として、
自分で決めたシチュエーションに関しては話せる、というのをまず目指しています。
これがトークスクリプトにするということです。

自分が実際に使うことを想定した日本語を、英語で話せるようになれるところから、
英会話の本当の楽しさを実感してもらいたいのです。

日本のグローバル化に貢献する

日本のグローバル化に貢献するということが、一番やりたかったことです。

英会話関連の市場は5千億くらいあるのですが、
「これをやったら英語をしゃべれるようになる」
というサービスはないと思っていて、
どのサービスもソリューションとして機能していないと思っているんですね。

英語をしゃべりたいと思ってどこかに通っても、実際はそんなにしゃべれるようにならない。

私は留学以外のソリューションはまやかしだと思っているので、
そこをちゃんと提供することが、私たちの使命だと思っています。

本当に自分たちがやりたいことは何かを突き詰めていくと、
他社様との違いはマーケティングやセールスの違いではなく、
プロダクトの違いだというところに行き着きました。

プロダクトが良いから、効果が出ます、ということを提供する会社だと考えています。

色んな学習方法やメソッドがあっていいと思いますし、
当社のやり方は「自分英語」のように独特ですが、
私はこの方法が一番良いと思っているので、
それが良いと思う人を集めたいですね。

新サービスとシェア拡大

今後のビジョンはいくつかありますが、
まずサービスの提供先については個人から始まり、一年ほど前から法人への提供も始めました。
これから、学校教育や塾向けをやりたいなと思っています。

問題の根源を考えると結局、
大学時代までに英語をしゃべれるようになっていれば、
社会人になっても勉強する必要はないわけですよね。

学生のうちにしゃべれるようになれば問題の解決につながると思うので、
まずは、学校の教育を変えたいですね。

具体的にいうと、
例えば、大学で単位認定される形でオンラインの英会話ができる形にするとか、
文部科学省がやっているスーパーグローバル人材の育成など、
一部の学校がITを取り入れる教育を行っているので、
そこに加わりたいなと思っています。

サービスのプロダクトについては、アプリを出したいというのがありまして、
バージョン6.0へ向けてiphoneアプリの開発をしています。

英語学習のどこの部分をスマホでやるかという設計が重要だと思っているので、
PC版をそのままスマホへ持ってくるのではなく、
例えば、復習に特化したり、日本語入力に特化するなど
色んなやり方があるのではと考えています。

そこは誰もやっていない部分なので、企画や設計の段階で勝負は決まるのではないでしょうか。

会社としては、もう一度ファイナンスしたいなと思っています。
業務提携をいくつかしていますが、他にも増やしたいですね。
業務提携を広げつつ、事業会社中心にファイナンスしたいなというところです。

ファイナンスして人を増やし、組織やシェアをどんどん拡大していきたいですね。

コミュニケーション力のある人

新卒やインターンと、中途採用者では求めるもの・求められるものが違ってきます。

前者の場合、その人の地頭の良さやコミュニケーション能力の高さを求めた上で、
私は英語とWebが好きかどうかという質問をします。

好きなのかどうかと、必要かどうかは違いますよね。
それをやらなきゃいけないものだと思っていると、
「必要だと思います」というような答えが返ってくるんですよ。

当社で働くのであれば、必要だからではなく、両方好きという人材が望ましいですね。

ある程度能力のある人であれば、死ぬほど働けば誰でもうまくいくと思いますし、
いい社会人になれると思っています。

社会人経験のある中途採用者であれば、実際に働いてみないとわからないですね。

なので、過去に一緒に働いたことがある人を連れて来たり、
少しずつ業務に入ってもらって徐々に増員していく方法などありますが、
会社としては一気に人材を増やすのもどうかなという懸念もあります。

とことん経験

学生が起業するときに困るのは、お金とエンジニアだと思います。
でも、その二つさえあれば、何とかなるのではと。

お金に関しては、50万円くらいかかると思いますが、それをどう調達するか。
色んな選択肢がある中で、何らかの方法でそこを突破しないといけない。

エンジニアも、他で見つけるか、自分で勉強するかの二択ですね。
お金があってエンジニアがいれば、ものは作れます。

起業して、もし就職活動の時期までにうまくいっていなければ、
そこでやめて就職する選択もできます。

素質や要素は人それぞれだと思いますが、
起業することと会社経営を続けることは別です。

会社経営を続けるのであれば、きちんとビジョンを持った上で、
それを周りに伝えたり、外部株主を巻き込んだりということもありますので、
やはりコミュニケーション能力が必要ですね。

起業で成功したいなら、一度就職する方がいいと思います。
スタートアップにいる社会人は、フラットで許容度が高いメンバーが多いですが、
一般企業はそんなに自由な雰囲気ではないことが多いです。

就職経験なしで成功されている社長も多いのですが、
そういった経験もしておいた方がいいと思いますね。

実際に見てきて、インターン経験はあった方が良い場合が多いです。
経験の有無でコミュニケーション能力はあまりに違ってくるので、
社会人と触れ合うことは良い経験になると思いますよ。

就職活動をして、ベンチャーに行くのか、他の会社がいいのかも見た方がいいですね。
大企業にいきやすいのは、やはり新卒のうちの方がいいのではないでしょうか。
IT業界で仕事したいなら、プログラミングはできた方がいいと思います。

とはいえ、今、私が話しているような内容を「そうなんだ」と聞きながら、勝手に起業していくタイプが、
学生起業家としては実は成功しやすいかもしれないですね(笑)。