代表取締役 吉弘和正
設立 | 2011年12月9日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://linkbal.co.jp/ |
パーティー、勉強、仕事を全てこなした大学時代
私は、小学生の頃から
「いつかは海外へ。その中でもアメリカに行きたい」
という思いを持っていました。
海外であれば、世界の中心であるアメリカに行くべきだと考えていました。
高校生の頃に、父の会社が倒産し、大学進学は半分諦めていたのですが、
20代初めにアメリカに行くチャンスが訪れました。
大学は、カリフォルニア大学のサンタバーバラ校。
サンタバーバラは、温暖な気候で全米屈指の高級保養地ということもあり、
ホームパーティーが日常的に開催され、
大学に隣接する学生街でもパーティーが溢れているような環境でした。
パーティーに囲まれた大学生活を送ったということもあり、
自分の中にパーティー文化がしみこんだのかもしれません。
とはいえ、私は遊ぶ以外にも、仕事と勉強に追われる毎日でした。
家庭の事情もあり、自分自身で生活費と学費を稼ぐ必要があり2つの仕事をこなす日々。
ただ、時間がある時はビーチに寝ころびながら勉強したり、
カフェで友人と楽しく勉強していました。
その甲斐があってか、ストレスを感じることもなく勉強できたことが
常にトップクラスの成績につながったのかもしれません。
こうして、趣味、勉強、そして仕事と、
楽しい大学生活を送っていたのです。
趣味ではじめたホームパーティがいつの間に…。
大学卒業後は、日本に戻りいくつかの仕事を経験しました。
その後、MBAへの興味が芽生え、MBAを取得するためにイギリスへ。
実は、アメリカ生活が長かったこともあり、
日本に息苦しさを感じて、日本を出たいたというのも理由の1つにありました。
海外での仕事に憧れ、様々な可能性を模索しているところ、
前職の会長から声を掛けていただき、
アメリカに本社のある、投資顧問会社に入社。
そこで、日本のオフィスを開くために再帰国をしたのです。
当時、私は海外生活が長く東京の友人も多くなかったのと独身ということもあり、
パーティーやワイン会など様々なイベントに参加していました。
しかし、残念ながら海外で体験したようなパーティーにはなかなか出会うことができませんでした。
ホスピタリティーを感じられるパーティが少なかったのです。
ホスピタリティーとは、
パーティーの主催者が、参加していただいたゲストに楽しんでもらう、
喜んでもらうということを考えて
心配りをすることだと思っています。
例えば、一人で佇む人がいれば友人を紹介するとか、
ドリンクを勧めるとか、話しかけるとか。
主催者が常に気を配ってこそ、ホスピタリティーの感じられるパーティーであると考えます。
当時参加していたパーティーには、それが感じられなかった。
それなら自分でパーティーを開いてしまおう!
そんな発想から、友人を自宅に呼んでホームパーティを開くようになりました。
最初は15人くらいのパーティーでしたが、
自分も楽しかったこともあり毎月開催するようになっていました。
気が付けば大きなパーティ会場を借りて、
300人、500人が集まる規模にまで大きくなっていたのです。
ホスピタリティーや、楽しんでいただく事を重視していたからこそ、
友人が友人を呼び、口コミでも広がり、どんどん大きくなったのだと思います。
自粛ムードの日本を元気にするために
「街コン」を始めたのは、約3年前の2011年。
3.11の震災後で日本全体に元気がなく、自粛ムード一色の頃でした。
しかも、日本経済が低迷していた時期でもありました。
もちろん、震災はとても辛く悲しいこと。
しかし、金融業界にいた私は、
日本経済のことも考えていくべきだと思っていました。
そのためにも、まずは日本全体が元気を取り戻さなくてはと考えていました。
もともと、地方で飲み歩きや食べ歩きをする交流の形態を知っていたのですが、
「大勢の若者がひとつの街に集まって地域が元気になる」
そんなイベントを全国に広め、日本を元気にしたいという思いから、
その年の6月に「街コンジャパン」という街コンのポータルサイトを作ったのです。
ポータルサイトと言っても、サイトを作る知識もなかった自分が見よう見まねで作ったもの。
最初は、1日数人しか見てもらえないところからのスタートでした。
そこで、それまでのパーティー経験を活かし自分でも街コンを開くようになり、
少しずつ「街コン」の開催数も増え、サイトへのアクセス数も増えていったのです。
その後、多くのメディアに取り上げていただいた事でアクセス数が急増!
「街コン」という言葉も世の中に広まり、
それをきっかけとして会社を設立し、
株式会社リンクバルが誕生したのです。
リンクバルの強み
弊社の最大の強みは、
街コンを全国に広めたフロンティアということもそうですが、
様々な大手企業・有名企業とのコラボレーションの実績です。
案件はどんどん増えてきていますし、現在も数多くの企画を打ち立て、
様々な企業様と準備を進めています。
それができるのも、弊社の企画力と実績があるからです。
また、弊社には全員参加型の新規事業ビジネスコンテストがあります。
入賞した企画をビジネスとして展開していくものですが、
現在、入賞した案が実際に事業化に向けて動いています。
この取組みを続け、役職関係なく社員から様々な意見を出してもらい、
常に新しいアイデアを事業化していきたいと思っています。
そういう意味で、これからもっと色々な経験をしたいとか、
成長したいと思っている人には楽しい会社だと思います。
やっている事も楽しいし、会社の成長している過程を見れるとか、
モチベーションが高い人たちと働ける楽しさなど。
これは弊社ならではの強みであり、やりがい溢れる環境だと思っています。
見れるものは、全て見たい!
私が考える会社とは、ある意味で船に近いものだと思っています。
最初は小さなイカダで自分で帆を立てたところから始まり、
現在では70人くらい乗れる船にまで大きくなりました。
船でどこまで行くかは、自分達次第。
ハワイなのか、カリフォルニアなのか、もっともっと遠くなのか。
そのためには一回りも二回りも大きい船にならなくては、
遠くまで航海することは出来ないでしょう。
それは会社も同じです。
現在の規模だからこそ、見られる景色があるでしょうし、
規模が大きくなった時には、また違う世界が見えてくるでしょう。
そして、出来る事もどんどん変わっていくはずです。
大切なのは、目標をどこに置くか。
私は社員に、みんなと一緒に世界一周旅行のできる船にしたいと伝えています。
そして、きっとその次は、宇宙船に乗りたいと言うはずです。
小さい船が良い。
そのように思う人がいても、それぞれの価値観ですから勿論良いと思います。
しかし、私は、見られるものは全て見たいと考えています。
自分たちが見たことのない世界を見ることは絶対面白いはず!
だからこそ、今もこれからも、ずっとこの思いを社員に伝えていくつもりです。
明るい、笑顔、素直、穏やか、真面目!
弊社は、現在、設立3年目です。
人とアイデアで世界をつなぎ
「社会を幸せにする」
というビジョンを掲げて突き進んでいますが、
会社の文化はこれから固まっていくものだと思っています。
とはいえ、すでに社員は70人。
今後も社員が増えることにより、
人柄の良い人が集まった自慢でもある今の文化が薄まっていくのではないか。
そんなことから、先日、社員一人ひとりの一番良いところを幹部で挙げていき、
どんな人が弊社の文化に合うのかを考えました。
そうすると、共通する5つのキーワードが浮かび上がったのです。
「明るい、笑顔、素直、穏やか、真面目」
集めてみると、社員の特徴は似ていました。
現在いる人たちは、本当に一緒に仕事をしていきたいと思える人柄の良い人ばかり。
成長意欲のある人のかたまりでもあります。
弊社は、自らを成長させられる土壌を持っています。
入ってくる人たちの成長にもなるし、現在いる人たちの成長にもなる。
もちろん会社の成長にも繋がる。
今いる社員同様に、これからも
「人柄がよく一緒に働きたいと思える人」
が採用基準になっていくのだと思います。
それが会社の文化となり、良い会社になっていくのだと思います。