株式会社エックスグラビティ 代表取締役社長 金子篤史


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代表取締役社長 金子篤史

代表取締役社長 金子篤史

設立 2000年11月
事業内容
    • 企業の情報システム設計・開発・運営
    • ウェブシステムの企画・デザイン・制作・更新・運営
    • テレワークのコンサルティング
会社HP http://www.xgravity.co.jp/

システムエンジニアとして

社会人生活を始めてから現在に至るまで、私はシステムエンジニアです。
専門学校卒業後、東京に出て最初に勤めたのは、独立系のSI(システム・インテグレーター。
情報システムの設計・管理を行う企業でした。
この会社で仕事を通じてシステムを学ぶつもりでいましたが、
配属になった部署にはプロジェクトが無く、毎日暇を持て余していました。
その一方で同期は3連徹や4連徹など仕事をこなしているのを見ていて、
マネージャーに会うたびに
「仕事がしたい!社内リソースの利用だから外注コストを抑えられます。
 他部署でもいいので仕事をさせてほしい。」
とお願いをしていました。
そのおかげで、他部署の仕事をすることになったのですが、
システム全体が把握できないなかでのシステム開発に疑問を持ったタイミングで、
友人の誘いがあった会社に転職しました。

全国に30店舗ほど店舗を持つ高級品宝飾の小売会社だったのですが、
以前の会社の業務と違って、会社のシステム全体の企画・設計・開発・管理を行う仕事でした。
経営管理室という部署であったので、
経営数字に目を通し、分析するうちに、会社経営の問題点が浮かび上がってきます。
その会社は売上至上主義の傾向があり、
より重要な、会社の利益という部分に重きが置かれていないという矛盾がありました。
最初の一年はおとなしくしていたのですが、
そのうちこのような点について、かなり強く意見するようにもなりましたね。
と同時に、自分が身を置く会社としての、
経営に対する不安や疑問を覚えるようになっていました。

インターネットの時代に

当時は、インターネットが世の中に普及する前で、
まだネット人口が300万人程度の頃に、
これからはインターネット業界が伸びると確信していました。
そこで、会社を退職してフリーランスになりました。
フリーランスとして働きはじめ、
マーケティング会社の新規事業のメンバーとしてWebコミュニティ事業の構築に2年ほど携わった後、
別の企業から手伝ってほしいと声がかかりサラリーマンに戻り、
大手のメーカーと商社の担当プロデューサーを経て現在の起業にいたります。

さまざまな会社に務めましたが、やはり思ったのは
自分にはサラリーマンは向かないな、ということでした。
会社の中にいると、組織の事情というものをどうしても優先する必要が出てきますが、
「前例がない」と言われると「前例を作りましょう」と、
「現状のルールではだめ」と言われると
「時代に合わなくなっているのだからルールを作り替えましょう」と言うわけです。
そうするとほとんどの場合、できない理由ばかり並べてくるわけです。
阻害要因を取り除いて「どうやったらできる」のかと考えない組織は肌に合わないのです。

働くことへの意欲は学生の頃から人並み以上に持ち合わせていたのですが、
サラリーマンという形で働くのは性に合わない、
それならば自分でやっていくべきであると考え、
いわば消去法で選んだのが独立という道でした。

企業全体を考えたシステム構築

弊社のサービスは基本的には受託事業です。
依頼に沿ったシステム設計やウェブのリニューアル・運営という仕事になるので、
提供するサービスという点では他社と強く差別化することができないのですが、
それでも「言われたことを作ればいい」という発想はありません。
システムエンジニアとして、単に顧客の依頼に応えるだけでなく、
システムの本質から考える癖がついているからです。
私がシステムを設計しても、
それを運用する段階でクライアントの現場環境・オペレーションが整っていなければ、
無駄なシステムになってしまいます。
実際、他社が開発したシステムを導入した担当から
「使いものにならないから何とかしてもらえないか?」
と頼まれたことは1度や2度ではありません。
クライアントの目的を達成するために、
システムの全体を考えつつ現場がスムーズに使うようなプロセスを重視しています。
差別化しにくい部分ではあるのですが、
その分、長いお付き合いをさせて頂いているクライアントが多く、
そこが弊社の強みであると思っています。

自社サービスを

前述にもあげた、受託中心のビジネスだけでなく、
今後は自社サービスの開発にもトライしていきたいという考えがあります。
クライアントからの受託という形だと、やはり景気の波に左右されてしまうからです。
周りの経営者の方々と会う機会があるので、
ヒアリングして仕入れた情報から自分で考え、運営面等を計算してスタートさせていきます。
6、7割「いける!」と思えるタイミングがスタートにはベストだと思っています。

とはいうものの、実際に何度かトライしてるのですが、
自社サービスを作り、広げていくのは正直、なかなか難しいところです。
今までは「作り出す」こととはしていたもの、「売り出す」部分が弱かった。
いざ始めるとなったときに、
セールス部門も自社でこなしていくのか、他社とアライアンスを組んで行っていくのか、
他の方法を選択するのかなど
今後の課題でもあります。

自分探しは必要ない


現在社員は私を含め4人だけで、人財採用に関して話が進んでいませんが、
求めたい人ということの根本をいうならば、
「素直さ」と「行動力」がある人と働きたいです。
現在、学生の皆さんと話をしていると、
私の世代に比べて「賢くなっているな」と思います。
ネットで得られる大量の情報をもとに話はできるでしょう。
でも、大量の同じ情報を見て
「みんなが言ってるから私もそう思う」
と思い込んでいて思考停止しているのではないかと思うことがあります。
突っ込んだ話をするとすぐに矛盾点が露出して取り繕うとする。
だから説得力がないので伝わらない。

「自分探しをしているんです」と言う人は、
他人の目を気にしすぎて自分を出していないか理想の姿になっていないのを
受け入れられないだけではないでしょうか。
「本当の自分は違うんです」と言うなら違う部分を出せばいいのに、
嫌われることを恐れて思っていることさえも出さない。

何のための自分探しなのか。
探して何をするのか。
そんなことに時間を費やすなら、萎縮せず行動しながら考え続けることが、
学生の皆さんにとって一番為になると思いますよ。
これから仕事をするにしても、与えられた仕事に素直に向き合いやりこなす。
仕事を通じて人と出会い、行動し、考えることで、仕事が皆さんを成長させるでしょう。
その結果、自分が見えてくると思いますよ。

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