代表取締役 中村シバン
設立 | 2011年7月 |
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事業内容 |
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会社HP | http://sivans.jp/?page_id=2715 |
幼少期に培った自立した考え
私はイスラエル人ですが、現在ここ日本で広告会社を設立し、経営を行っています。
皆さんはイスラエルという国を、ご存知でしょうか。
デモなどによる治安の悪さ、進歩したテクノロジーを持つ等、
持っている印象は様々なものでしょう。
私は、その小さな国イスラエルで生まれました。
「あなたの教育にはお金をかけられる。
けれど、もしお洒落をしたい、遊びたい、そういうお金は
あなたは自分で稼がなくてはいけません。」
決して豊かとは言えない家庭に生まれた私は、
母からこの様な事を繰り返し言われていました。
その言葉もあり、15歳にして学校で勉強しながら
ウェイトレスとして稼ぐ日々を送ります。
「とにかく頑張らなければいけない」
子どもながらにそんな気持ちを抱いたのを良く覚えています。
「誰かがやるから私も……」
そんな考え方が嫌いな私は、自分の考えをしっかりと持つ子供でした。
その後、女性にも義務である徴兵期間を経て、成長をしてもその想いは続き、
マインドを持ちながら世界を旅をすることに決めたのは、
ちょうど21歳の時でした。
最初の目的地はタイ。
そこから様々な場所を経てオーストラリアへ---
ここで、私の人生に一つの転機が訪れます。
経験もなく、言葉も知らない土地・日本へ
オーストラリア滞在を決めたのは、
元々母国語とは異なる英語のブラッシュアップを狙っていたためです。
勉強をしながら仕事をする、そんな日々をまた送ることにしたのです。
その地で、とある日本人の男性と出会ったことが、
夫との出会いであり、現在私が日本にいるきっかけです。
それほど長く滞在する気が無かった地で、夫と出会い、
結婚をするために再びイスラエルへ。
私の父は厳格なユダヤ人でしたから、
そう簡単には結婚を認めてもらえませんでした。
「ユダヤ人はユダヤ人と結婚するものだ」
父の言葉に納得がいかず、父を説得し続けました。
強い想いで認めてもらえたものの、夫の仕事がイスラエルでは中々見つかりません。
そこで決めたのが、日本での生活でした。
経験もない、言葉も知らない不安の多いその地でしたが、
しかし自分のモチベーションとパッションを信じて、日本へと渡りました。
一度のチャンスをものに強い情熱をもって
しかし、日本に渡ったは良いものの、当然そこでの生活には困難がつきまといます。
英語もネイティブというわけではなく、仕事の経験歴はウェイトレスと軍隊のみ。
そんな私には、仕事を見つけることはもちろん、
面接を受けることさえ難しかったのです。
仕事を探し、多くの電話をかけては残念な結果を繰り返す日々。
「一度でいい。一度のチャンスさえあれば」
この強い想いが、確かなチャンスを創り出しました。
とうとう、とある出版社での面接が決まったのです。
緊張のせいだったのでしょう。
9時からの面接に、7時半から会社の前で待ち続けていたことを思い出しますね。
その会社の女性社長に伝えたことは、私の本音全てです。
私には仕事の経験がなく、
日本に来るために、イスラエルでの進学も断念していました。
日本語もまだまだ勉強中でした。
ですが、気持ちだけは絶対に負けないという自信がありました。
想いを伝えた半年後、
当時の会社でトップセールスとして働く私がいました。
生来の性格のせいか、コミュニケーションやリレーションといった、
「人とのつながり」に接することが好きだった私は、
様々な職場を経験することとなります。
その中で芽生えた起業への想いによって、SivanSは生まれたのです。
NOがない会社を目指して
私は「NOが無い会社」を創りたいと考えています。
それが、初めに持った想いでした。
新しいアイディア、クリエイティブな物事に対して、
日本の会社はNOという選択をすることが多く感じられます。
若い人への軽視もそこから生まれているのでしょうか。
積み重ねてきた経験や伝統、それらを持った40、50代の人材も当然大切ですが、
若い人のチャレンジを活かさねばならないと私は考えています。
フリーランスとして始まった私は、
会社を会社らしくするのに1年の時間をかけました。
私はラッキーだったのでしょう。
多くの良い人に助けられ、
日本語の助けは勿論、会社作りに関わる所まで、
様々な場面で助けを得ることが出来たのです。
その中で、人とのコミュニケーションの重要性も再確認できました。
「Because we are different.」
全員が違う人間であることを悪く思うのではなく、 Made in SivanS. これをかなえる為には何が必要でしょうか。 更に、「人」も目標達成に必須な要素ですので、 あなたは何がしたいのですか? これが全ての始まりになると私は考えています。 決して諦めずに、次に向かい、自分のしたいことを考えながら生きてきた私だからこそ、 「あなたが本当にやりたいこととは何でしょうか」
むしろコミュニケーションをとるきっかけと捉えています。
若い彼らが何を考えているのか、
どの様なチャレンジ精神を持っているのか、
それらを会社に、仕事に取り入れ、活かしていきたいと考えています。
それを創り出すことこそが弊社の目標です。
「自慢したい」という気持ちが、これを目指させたのでしょう。
アウトソースからではない、
自分自身が創った物を、私が考えた物を、伝えていきたい!
これが原動力になっているのだと思います。
当然、私達オリジナルのアイディアやストラテジーを組み立てなければなりません。
その為に考えなければならないのは、クライアントの成功でしょう。
お金儲けを考えるのならば、アウトソースでも構わないかもしれません。
しかし、私達の目指している場所はそこにはありません。
自分達の価値を発信する為、
クライアントの成功を第一に願ったオリジナルを創らねばならないと考えています。
「インターナショナル=英語が話せる」といった図式ではなく、
その人の持つ考え方の規模を重視して、
本当のインターナショナルな考え方が出来る人を私たちは必要としています。
その中で、一人ずつではなくチームとして、
私の会社ではなく、皆の会社として、
次のステップを踏みたいと考えています。本当にしたいことを追う
他の人の意見ではなく、他でもないあなたは何をしたいのでしょうか。
本当に大企業に入社することがあなたの果たしたい想いでしょうか。
親や周囲の声に流されてはいないでしょうか。
もし、周りに流されているだけならば、もう一度よく考えてほしいのです。
社会に出れば、もっともっと複雑な想いは生まれてきます。
大切なのは、まだ単純に収まっていられるスタートなのではないでしょうか。
本当に自分がしたいことは、他の誰でもない自分がよく知っているはずです。
それを再確認できたなら、
あとは自分のモチベーションを、そしてパッションを信じて行動するのみです。
人生は一度、後からの後悔は意味がありません。
自信をもって、この想いを皆さんに伝えたいと思います。