株式会社ユトルナ 代表取締役 宮内亮太


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代表取締役 宮内亮太

代表取締役 宮内亮太

設立 平成17年6月
事業内容
    • 水・コーヒー・茶その他飲料水、食料品、調味料の販売並びに輸出入
    • 清涼飲料水の製造
    • 浄水器、給水機、製氷機、厨房機器、自動販売機、家庭用電機機械器具の製造、販売、輸出入及び賃貸、リース並びに保守点検業務
    • 浄水設備、給水設備の設計施工並びに保守点検業務
会社HP http://www.yutoruna.com

始まりは音楽

私のルーツは音楽にあります。
現在の弊社と関係ない事に思えるかもしれませんが、
全てのスタートは高校時代のバンド活動から始まります。
高校で音楽に出会い、プロミュージシャンになる夢を持った私は、
卒業後、アメリカへ渡ることになります。
月並みに言われている事なのですが、
当然その道で食べていく事は難しい。
私もその例に漏れず、苦労していました。
転機はとある野外フェス。
アメリカで生活中、私が所属するバンドに町で行う音楽イベントへの誘いが来たのです。
それまでもライブハウスなどで活動してはいたのですが、
野外でのイベントはライブハウスとは違う苦労や楽しさを味わうことが出来ました。
集客から、役所関係の事といった、いわゆる裏方の仕事。
これを一から自分たちで作り上げる経験が出来たのです。
仲間やオーディエンスが楽しむのは勿論、他のバンドのメンバーも一緒になって楽しむ。
そこに、ただライブを行うことよりも、もっと大きな楽しさを見出してしまったのです。
このままプレイヤーとして進むより、
自分でイベントを起こせるライブハウスを作ろう。
そう考えた私は、日本に帰りイベント会社へ就職することを決めました。

日本の凄さ

就職したものの、会社の中で自分が希望していた事業へは配属されませんでした。
音楽イベントを希望するも、
私が配属されたのはファッションショーやヘアーショーを扱う部署でした。
英語が出来たという事もあり、
外国人と仕事をする機会もありました。
ある外国人のモデルから言われたことをよく覚えています。
「日本は円が高くていいね」
何気なく発された言葉。
しかし、日本とアメリカしか知らない私には、
その言葉がとても印象的でした。
この世界には豊かではない国がある。
言葉だけで知るのではなく、その地を実際に訪れたい。
想いは大きくなり、
私はアジアという知らない世界へ飛び出す決意をしたのです。
タイの奥地の村。
水もガスも電気も通らない所で、私は一つの発見をします。
その村には一台の車がありました。
それは日本のメーカーの車でした。
何もないへき地なのにも関わらず、自分の国のものがある。
そして、現地の人々が嬉しそうにその車について話してくれることが、
とても印象的だったのです。
日本って凄い。
それが私の発見でした。

代表を継ぐ

イベントについての基本を学び、世界を回り見聞を広めた私ですが、
ライブハウスを経営するために、
自身のスキルに足りないのは何か考える様になりました。
一つは店舗経営の知識。
いくらイベントが出来ても、店として成り立たなくてはいけません。
せっかく店を経営するのであれば、海外から色々な物を輸入して内装などこだわりたい。
その為には海外とやり取りするための貿易の知識が必要なことに気づきました。
私はその後、大手喫茶店チェーン、産業機械商社を経て、
知識・経験値を高めていきました。
しかし、人生何が起きるかわからないものです。
ある日、父が病気で倒れ、父が社長を務める会社を私が継ぐ事になったのです。
どの様な業務をしているのか、現在どの様な状況なのか、
それすらもわからない状況。
しかし、今まで留学から何からお世話になった分、親には恩返しをしたい。
ただひたすらがむしゃらに一生懸命仕事をこなし、
数年の歳月を経て、ようやく会社も軌道にのってきました。

業務内容

現在弊社が行っている業務の一つに
飲料サーバーの販売・保守・管理業があります。
紙コップを置いてボタンを押すとお茶やコーヒーが出てくる飲料サーバーを
高速道路のサービスエリアなどで見たことがあるのではないでしょうか。
サーバーの不具合を無くし、安定的に安らぎの時間を提供することが私達の仕事です。
また、ウォーターサーバーの販売・レンタル・保守・管理に特化した
ウォーターソリューション事業もしています。
従来のウォーターサーバーは、
プラスチックのガロンと呼ばれるボトルから水を使用することが一般的です。
それに対し、弊社が取り扱うマシンは直接マシンを水道につないで
マシンの中で浄水を行うことができるものになります。
この業務を行っていて強く感じるのは、日本における水の嗜好品化です。
世界で一番安全な水が簡単に手に入るこの国で、
その流れは必然だったのかもしれません。
しかし、途上国ではどうか。
アフリカや東南アジアには危険な水を飲まざるを得ない人々がたくさんいます。
この様な地でも私達は活動しています。

常識を変える

水は、その国の人々に大きな影響を与えています。
私達が東南アジアカンボジアで浄水器に関連する事業を行う時にぶつかった壁。
それは、現地の人々の常識でした。
現在、カンボジアやベトナムを流れる人々の水源でもあるメコン川には、
ベトナム戦争の名残が、未だに残っています。
枯葉剤の影響を受けたその水は、人体に確かな害を与えています。
私達が扱う機械であれば、それを取り除くことができる。
とはいえ、残念ながらその機械を導入するには、
どうしてもお金が必要となってしまいます。
その地の人々には、安心・安全な水=体に良いと言う概念がありませんでした。
更にはなぜきれいな水を飲むためだけに、お金を払わなくてはならないのか。
それが彼らの最初の認識でした。
このような経緯から、まずは意識を変えるために啓蒙活動が必要だ。
と感じました。
水が与える人体への影響、きれいな水の必要性を説き、
より安心・安全な飲料水を提供できるように努力しています。

世界へ飛び出す

今後、日本のマーケットでは、飲料産業の成長は難しくなると言われています。
飲料業界のみに限ったことではないのですが、
日本の産業の多くは成熟してしまった為、伸び率は著しく下がってしまいます。
そのためには、もっと世界に目を向けていく必要性を感じています。
今後の未来を考え、弊社が目をつけているのが、
先ほど挙げた国々を含むASEAN。
また、この世界に目を向けるという事は、皆さんにも是非実践してほしい事でもあります。
比較的時間の取れる学生のうちに、たくさんの世界へ訪れて欲しいと思っています。
それも一人で。
さらに出来るのであれば多くの新興国と呼ばれる国々へ。
今、皆さんが当たり前だと感じている事、それが当たり前でない世界。
そこに飛び出してほしいと私は感じています。
貧困を知らなければ本当の豊かさは知れません。
言葉の通じない場所で一人という経験が、本当の人の有難味を感じることができます。
普段の自分の世界とのギャップに身を置くことで、本物について考えることができます。
世界に飛び出すために語学力など必要ではありません。
少しの勇気です。
これから訪れる未来は
未だかつて日本人が経験したことがない世界になると思います。
そのような未来で必要なのは、
どの様な場所でも、時でも、その場に対応できる適応力。
これを身に付けるためにも、世界へ目を向けてほしいと思います。

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