株式会社花大 代表取締役社長 澤野裕悟


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代表取締役社長 澤野裕悟

代表取締役社長 澤野裕悟

設立 1966年7月1日
事業内容
    • イベント装飾・展示会装飾・会場装花・ウィンドウディスプレイ
    • コンサルティング事業、パートナー事業
    • ガーデニング事業
    • 花大クラブ
会社HP http://www.hanadai.co.jp/

花のマーケットに興味を持つ

弊社は1966年に、私の父が立ち上げた会社です。
それを私が継いで、現在(2014年)8年目となりました。
もともと私は商社に4、5年勤めていました。
それから仲間とともに会社を立ち上げようと話がでたんです。
経営は順調に行っていましたね。
ただ私自身、その頃から少しずつ花のマーケットに惹かれていきました。
「子供1人を育てるだけの力が、花にはあるのか」
「花のマーケットとは何か」
そういった市場としての捉え方に興味が湧いてきました。
そこで父に相談をし、私にやらせて欲しいと願い出たことで会社を継ぐ形となります。
今まで会社を継ぐことを考えたことはありませんでしたし、
父も私が話すまで継がせることは考えてなかったと思います。
そもそも物心つく前も後も、私自身は家が「花屋」だといった意識はなく、
世間一般のイメージである花屋とは少し違います。
我が家に花は全くありませんでしたから。
なので、「花屋の息子」といった意識もなかったのです。
それでもこの道を選んだのは、
小さい頃から意識をしなくても父の背中を見ていたのだと思います。

千田副社長との出会い

もともと私はアメリカ進出に興味があって、
2013年にアメリカ支店が出来たのですが
距離としても日本と大きく離れていることもあって、
そこを信頼してお任せできる相手が必要でした。
そこで思い浮かんだ人物が、友人でもある千田副社長の存在。
彼は学生の頃からの仲で、共に学生時代アメリカ留学をしたこともありました。
しかし、お願いしようにも彼も社会人であり仕事をしており、
そこで彼を飲みに誘い、話をしたところ
首を縦に振ってくれたんです。
きっと相当に迷ったと思いますし、大変な決断でもあったと思います。
共にやっていく仲間となってくれたことに、本当に感謝していますね。
アメリカ支店には彼を含め3名の従業員がいるのですが、
その中の2名は現地で採用をした、日本人です。
そもそも出店した場所が日系のスーパーでしたので、お客様の半分以上が日本人。
そこは「日本人村」と言ってもいいようなスーパーで、一歩入れば日本と何も変わりません。
非常に良い場所にお店を構えることが出来て、よかったと思います。

アメリカで日本人をターゲットにする

弊社はアメリカに住む日本人をターゲットとして、アメリカに進出しています。
しかし、アメリカの中でも特にロサンゼルスでは日本と比べ、
季節を感じることが気候の関係で難しくなっているのです。
なので、日本のように桜の季節になったら自然と花見をしようといった感覚がなく、
年配の方などは「趣がない」と感じる方が多いんです。
そこで私たちは、
あえて日本より日本らしく商品を売る必要があると考え、
しっかりと目利きし、店内には日本の季節に合わせた花を置き、お客様に届ける。
それが弊社のこだわりです。

また、アメリカ人などは日本人と比べると大味の様に感じます。
それは花にも出ていて、ごそっと花を束ねて売っているからかも知れません。
量も質も日本人とは感覚が違っているので、
日本人で買う人は中々おらず、
日本は1本1本を大事に扱います。
なので、お客様の求める「和のテイスト」を選び抜くことが大切になってきますね。
最近は日本が欧米テイストになっていて、和がなくなってきている気がします。
それに比べアメリカの支店の方では、
現地民の富裕層の方が買いに来ることが多くなっているんです。
弊社は和の心を忘れず、日本の和を大きく広げていきたいと思っています。
お客様の心をくすぐるような商品を、お届けし続けていきたいですね。

花を使って頂ける場面を提供できる営業能力

私が1番に大切にしていることは、
「花を好きでいること。」
また企業理念としては、
「花を売るだけでなく、花を使っていただける場面を提供すること」です。
これが、弊社のやりがいでもありますね。
しかし花を買うことで迷っているお客様は、現状はほぼいらっしゃらない。
花を買おうと思えば、花屋や100円ショップなどがありますから。
その中で買っていただけるようにするためには、
花をこちらから提供し
花を使っていただける選択肢をお客様に用意することが必要になってきます。
そういった発想を、頭を搾り出して生み出すことのできる人材を弊社は求めていますね。

花を扱った営業というのは、ほとんど見たことがないと思います。
なので、弊社は花屋と考えて入社をするとイメージとのギャップが出てきてしまうと思いますね。
弊社はお客様に売って、それで仕事が終わりではありません。
頭を使って最後までお客様のことを考えて動くことが必要となってきます。

花を商品として考える

面接の時には、
「花が好きです。だから働きたい」
こういった方が多く来られます。
その気持ちは嬉しく本物だと思いますが、
ただ好きでは務まらない仕事でもあります。
弊社の“花”は「作品」ではなく「商品」です。
作品はお客様によって花の値段も代わります。
しかし、商品は代金と同じ価値を提供しなければいけない。
お客様に応え続けること、それが大切です。

それこそ将来は花屋でなくてもいい、と考えています。
私自身もそれに合わせて動いています。
現在はイベント事業が伸びていて、会場の装飾を行っています。
主体は花を取り扱った装飾が多いのですが、
花を一切使わない装飾も人気が出てきています。
なので、イベント屋の下請けで花を扱うことが出来ればいいと考えています。
それこそ、このまま花屋として行ってしまっては、失敗だと思いますね。

弊社は今も昔も変わっていません。
社員が幸せになって所帯を持つことのできる給料を渡すこと。
しかし花屋では、社員をしっかりと雇うことは中々難しいものです。
それを弊社は覆せるよう、頭を使って動き続けていきたいですね。

BtoBからハリウッドへ

これからの時代、厳しいとは思いますが、「○屋」などは無くなると思います。
花屋もそうですし、薬屋や米屋、肉屋や魚屋など全部が無くなってしまうのではと。
ほとんどはスーパーなどで手に入ってしまいますからね。
その中で、花屋だけは大手が中々参入して来ないんです。
それは、生物なので取り扱うことが難しいのと儲からないからでもあります。
しかし、それでも花屋は淘汰されている最中です。
だからこそ、視点を変えて動かないといけない時代になってきているんです。

また弊社がアメリカに進出したのは、
名だたる社長方と知り合うことが出来ることもポイントだと考えたからです。
日本では大手の社長方と知り合うとなると大変です。
しかし、アメリカの社長などは知り合える機会が多く、チャンスもまた多いんです。

それとこれは夢ではありますが、
ハリウッドでの装飾が出来たらと思ってもいます。
特に最近は造花が人気で、日本に買い付けに来ている人もいるほどです。
そういった随所にあるポイントを抑えて、
新たな展開をしていきたいと思っています。

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