株式会社アンテリオ 代表取締役社長 仁司与志矢


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代表取締役社長 仁司与志矢

代表取締役社長 仁司与志矢

設立 1994年
事業内容
    • 医療用医薬品、医療機器を専門とした市場調査
    • 製品ポテンシャルの測定
    • プロモーション戦略アドバイス
会社HP http://www.anterio.co.jp/

業界への入り口

学生時代はアルバイトばかり。
お金を貯める事に一生懸命になっていましたね。
当時専攻していたのは心理学。
当初はその方向での就職を目指していたのです。
大学を卒業し、アメリカの大学院へと進もうと考えたのですが、
残念ながらお金の都合で日本へと戻らざるを得なくなりました。
その結果として、今の事業へと繋がる経験をする事が出来ました。
見つけた募集は「英語と統計が出来る人」。
そこへ応募する形で医療領域の市場調査を行う会社へと就職することとなりました。
今と同じ業界であったため、そこでの経験から学べたことも多くありますね。

その場所で働いていたある日、
弊社の先代社長からのお誘いを受ける事となります。
「自分でやってみたい」という想い、そして前社に感じていた価値観の相違。
それが理由となり、自分達ならもっと違う価値提供が出来るはずだと、独立を決めました。

弊社はその意味で、前社と同じ業界でありながら
異なる意思を持って立ち上がった会社と言えます。

管理しない経営

せっかく仕事をするのだから、楽しんで行いたい。
それが基本に置かれています。
前の会社で良くないと思ったことは全て取っ払い、
就業時間を決めず、コアタイムを定めず、会議もタイムカードもない。
即ち、社員を管理しない会社を目指そうとしていました。

さすがに完全にそれらを取っ払ってしまうと問題が起きる為、
ある程度の規定は設ける事となりましたが、
根本にある理念は「管理しない」という所にあるのです。
弊社が持つ想いには「プロを育てたい」という物があり、
そのためにも、この「管理しない」は重要な事項となるのです。
プロという人々は、無理矢理行動させられるような人物ではありません。
自発的な行動から仕事を行うという事が出来なくてはならないのです。

そのプロを育てる為、管理という方法ではなく、
自然と社員が行動へと移る様な環境を整える事に力を入れています。
管理すると、会社の経営としては楽になりますが、
やはりそこには成長がありません。
管理していては、管理する側以上の力を出す事が出来なくなってしまうのです。

専門性を最大限に生かす

我々が行う、マーケティングやリサーチ。
同じような業務を行う会社は多くありますが、
この医療という場において、弊社は確かな強みを持っています。

処方するであろう医者、処方される患者の声、
その両方を調べ、何が必要かを調査するという事が我々の主な仕事です。
さらにそこから、
どの様なターゲッティングか、どの様なメッセージで語れば理解してもらえるかというPRまで考える。
そこまでを仕事として深く関わっていく事も少なくありません。

この仕事を行うのに必要なのは何よりも専門性。
製薬会社を多くクライアントに持つ私達には、それに対する専門性が求められるのです。
その為、他の調査会社が同じことを行おうとしても、
その専門性の薄さから、同じクオリティで仕事を行う事が出来ません。
この強みから、弊社は日本一の地位を確立することが出来ています。

しかし、備わっているのは専門性のみではありません。
本当に価値を伝えたいという想いから、お客様の考えと共に仕事を行う事。
それを大切にする事を強く意識しているのです。

お客様の考えと共に

先述した「お客様の考えと共に」という事を突き詰めていくと、
時にはクライアント相手に喧嘩の様な状況になってしまう事もあります。
様々な事に共に取り組むため、
「言う事だけを聞いていてほしい」と考えるお客様には迷惑がられる事があります。
しかし、その中でも確かに弊社が行うやり方を喜んでくださる方も多いのです。
中には薬の開発から関わり、
15年前からお付き合いさせて頂いているという例まであります。

本当に価値を伝えるために、
「どうやって意思決定していくのか」という事を考えた結果が
この「お客様の考えと共に」という事に繋がったのです。
仕事をする中で関わる事柄から、弊社は多くの経験を積んでいます。
それは、薬の開発に携わるお客様以上の経験であることもあるのです。
その経験の多さを生かし、更なる進歩を行えたのだと私は実感していますね。

しかし、会社が大きくなるにつれ、弊害が出てしまっている事も確かです。
大きくなった会社のブランドに傷をつける事を恐れ、
自分のカラーを出して仕事を行える人が減ってしまっているのです。
その改善にあたりながら、まだ更に先の地点へと、目標を定めています。

3つの目標

先に定めた目標は大きく3つ。
まず一つ目は「グローバルで戦うという事」です。
現在は日本でトップという立ち位置ですが、ゆくゆくはアジアでのトップを目指しています。
その為に必要なのは人材ですね。
その人材というのも、リサーチという性質上、人に興味を持っている人物である必要があります。
なぜインドネシア人はそう考えるのか、なぜこの商品は中国では売れないのか。
その様な事を気にする人を求めているところです。

二つ目は、「よりお客様の上位課題に入っていくという事」が挙げられます。
現在よりもっと近い地点でお客様に接し、
抱えるより上位の課題を解決できるようにしていきたいと考えています。

そして三つめ。
「製薬会社と患者を結ぶ役割を果たすという事」です。
今後、世間では患者が重要な意思決定者となっていく時代が来るでしょう。
しかし、製薬会社が直接患者に語り掛ける事が出来ない規制がある事が現状です。
その中においても、製薬会社が患者を知り、
メッセージを伝える手伝いをしていきたいと考えています。

これらの目標を掲げ、更なる前進を果たそうとしているのです。

学生へのメッセージ

現在、若い皆さんを見ていて感じる事は、受け身すぎるという事ですね。
自分で考えて自分で行動する。
それがこれからの時代で必要になってくるのではないでしょうか。
夢を大きく持って、小さくまとまらないようにしてください。

そして、語学をしっかりと学んでおくことも大切です。
現在多くの情報を得る事が出来るインターネット。
実際の所、その最新と言われる情報のほとんどは英語で書かれています。
語学が出来ない為に機会を失う事の無いよう、
しっかりと学んでおく必要があるでしょう。

また、起業する事を考えている人は、
常に前進し、常に新しいサービスを届ける事を意識してください。
私の実感として、今は昔ほど起業が簡単でないように思えます。
具体例として、契約書を挙げましょう。
私たちが扱う契約書、これは年々厚みを増しています。
その理由はコンプライアンスなど、気にしなければならない事が多く、増えているからに他なりません。
本当にしたい事に没頭することが難しい環境が、現在の実状。
その事を理解した上で、先へと進んでほしいと思います。

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