株式会社 Beat Communication 代表取締役 村井 亮


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代表取締役 村井 亮

代表取締役 村井 亮

設立 2004年1月6日
事業内容
    • ソーシャルネットワークサービスの構築、販売
    • ソーシャルメディア全般のコンサルティング・企画・開発・運営
会社HP http://www.beat.co.jp/

科学少年が、銀行員になった理由

父の仕事の関係で、ニューヨークに住んでおり、
現地の学校で行われる科学の授業が大好きでした。
宿題とは別に、自らテーマを設定してレポートを書いて先生に提出したり、
色々な実験をして見てもらったりということをしていました。
将来は科学者になりたいと思うようになっていました。

学生時代は、自分でパソコン販売の営業に行ったり、
スキューバダイビングのアシスタントインストラクターをやったり、
学校の図書館にこもって延々と研究を続けたりと、
興味があることにはとことん探究するタイプの学生でした。

その後、同級生の紹介で、ある銀行のOBと接触し、
慶應大学のネット環境などについて紹介をする機会がありました。
何名かのOBの方にお会いして、説明をしていたのですが、
実はその方々は銀行のリクルーターでした。
気が付いたらそのまま内定とつながり、
銀行へ就職することが決まりました。
実家が代々経営者だったこともあり、
財務の知識を身に着けることで ビジネスの「イロハ」が学べると思いました。

科学熱、再燃。本当の意味で社会に貢献したい

銀行員としての仕事は充実しており、
非常に恵まれた環境にいたと思っています。
仕事が大好きだったので昼夜問わず働き、
海外の大学にも最年少で留学させていただきました。
若くしてこのようなチャンスに恵まれたことで、
金融の知識やいろいろな方々に出会うこともできました。

しかし、29歳のとき祖母が亡くなったことをきっかけに、
自分の人生を改めて見直すこととなりました。

祖母の葬儀に立ち会い、
灰になった祖母の姿を見たとき、
人生というのは一度きりで、死んだらそこで終わりなんだということに
強いショックを受けました。
一度きりの人生、
自分は生きている間、
世の中のために何ができるのかということを真剣に考えました。

金融機関は経済の動脈として非常に重要な役目を担っていますが、
所詮はゼロサムゲームであり、
人類が助かる何かを生み出すものではありません。
誰かが得をすれば誰かが損をするといった仕組みは空しく、
一生をかけるほどの何かがある訳ではありません。

祖母の死をきっかけに、
自分の生き方を再度考えるようになったとき、
幼いころに一度諦めた科学への情熱が再燃し、
世の中の課題を次々と解決するような発明家の道に
再び挑戦したいと思うようになりました。

かの有名なエジソンも、実は起業家です。
あの自動車を発明した自動車王のヘンリーフォードも
実はエジソンの会社の元従業員でした。

そこで今の時代、
多少、自分が損な役回りをしてでも
世の中の事を真剣に考えられる誰かが起業家になって
次々人類を襲ってくる、世の中の問題に挑戦しようとしない限り駄目だと思って
会社を立ち上げたのです。

今の時代、みんな賢くなってしまって
残念ながら自分の事しか考えていない人が増えてしまった。
そういう世の中だからこそ、
そんなバカな事ができるのは自分にしかできないと思ったのです。

個人的な意見として、
「世の中お金でどうにかなる」と考える経営者も大勢いますが、
私はそれでは子どもたちに示しがつかないと感じています。
たとえ目立たなかったとしても、
世の中の問題をひっそりと解決する会社があってもいいじゃないか、
そう考えて当社を立ち上げたのです。

世界初!イノベーション型ベンチャーが生み出した社内SNS

当社はイノベーション型ベンチャーであり、
ソーシャルやITを通じて、企業の問題点を解決しようとしています。

中国、日本の国境問題や、
北朝鮮が情報をコントロールすることでコンフリクトが起きているているように
情報の格差が起こることで、いろいろな問題が発生します。

ソーシャルは1929年にハンガリーの小説家、フリジェシュ・カリンティが
著書『鎖』の中で
5人の知人を介すると世界中の誰とでもつながると述べてから、
1967年にはイエール大学の心理学者スタンレー・ミルグラム教授が
スモールワールド実験を行い、
アメリカ国内における人から人へのHOP数が平均5.83人であることを証明しました。
それが『六次の隔たり論』として呼ばれ、
1993年にはあのウィル・スミスも出演する
『Six Degrees of Separation』という映画が放映されます。
1994年には米国でケビンベーコンゲームが流行し、
1997年にはsixdegrees.comというサイトが
ソーシャルネットワーキングサービスを最初にインターネット上で提供します。

我々は、2003年頃SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)の研究室のメンバーと、
六次の隔たり理論について研究をしていました。
最初は、投資家と事業家のマッチングエンジンの実験からスタートし
2004年には、世界で初めて企業向けのSNSを立ち上げました。
社内SNSという概念は、海外にはまだありませんでしたので、
当社の取り組みが海外の有名企業にも注目され、
取り入れられるようになっていきました。
弊社内のアイデアが広がり、
世界中でバタフライ=エフェクトが起きたのです。

SNSが、世界を、未来を、変えていく。

具体的に、SNSで企業のどんな問題に活用できるかといえば、
たとえば自然環境の変化が挙げられます。
地震や台風など、企業活動に甚大な被害が生じるような自然災害が起こったときも、
社内SNSで在宅勤務で活用するなど、
企業活動を継続できたという報告が幾つもあがってきています。

大企業にありがちな、
過度の分業化により自部門の都合ばかりを優先するような事象も、
部署や肩書きを超えて、人々がコミュニケーションを取ることにより、
そうしたセクショナリズムを防止することができます。

当社は、今後も社会に訪れるようなあらゆる危機に対し、
立ち向かっていけるような会社でありたいと思っています。
アップルのステーブ・ジョブズも
製品を通じてフィランソロフィー(社会貢献)を行いました。
我々も同じ考えです。

いまやソーシャルは、仲間同士が交流するためのものだけではなく、
緊急時のライフラインとして、市場調査の手段として、
あらゆる役目を果たしています。
今後は、スマートシティと呼ばれる、
家のテレビや電気、スマートフォンやカーナビなど、
あらゆるデバイスが連携していくしくみが生まれようとしています。

そうしたデバイスを制御するためのプラットフォームとして、
ソーシャルを役立てていきたいと考えています。
このしくみができあがれば、
東日本大震災のような震災が起きたとしても、
被害を最小限に食い止めることが可能です。
今後は海外でもこうしたしくみを持って進出していきたいです。

また、近年は科学的な分野で活躍するベンチャー企業がたくさん存在しており、
当社ではそうした他社とも協同して、
新しい取り組みにチャレンジしていきたいと考えています。

努力の天才こそ、社会を変える

私は東日本大震災を題材とした本を書いており、
経営ビジョンや、世の中をどうやったら立て直せるか
政治家にも向けてつづっています。
社員に対してもこの本を配り、私の思いを共有しています。
また、人を採用するときに、
その人がもっとも重視している価値観を見ています。

現実は、理念や思いだけで企業活動を営んでいくことはできません。
しかし、夢を持って突き進む「情熱」を絶やさないでください。
どんな大企業に入ろうが、人は必ず壁にぶつかります。
そのときに、その壁を乗り越えていけるかどうかがとても重要です。
その問題が嫌になり、
その会社を辞めて別の会社に転職したとしても、
必ず同じような問題にぶつかるからです。
その問題にきちんと向き合い、解決できたとき、
後から振り返ると、その問題は自分にとっては何でもないことになっているのです。
お金のためだけに仕事をしている人は、
そうした問題にぶつかっても 乗り越えられず、
苦しいので逃げてしまいます。
しかし、自分がやらねばという強い夢を持っている人ならば、
時間がかかったとしても必ず乗り越えられるはずです。

また、常に成長意欲を忘れず、
何でも素直に吸収しようという姿勢を忘れないでください。
人は、一生学んでいく生き物です。
常に、挑戦し続けてください。
人間は、一度や二度失敗したら、もうだめだとあきらめてしまうものです。
しかし、過去偉大な成功を収めた偉人たちは、
みんな何千回も挑戦してやっと成功を収めているのです。

エジソンでもカーネル・サンダースでも
ウォルト・ディズニーでもスティーブ・ジョブズでも皆、
成功するまでいばらの道を通ってきました。
何があっても絶対にあきらめない強い心を持ってください。
自分に才能はない、天才じゃない、と思っているならそれは間違いです。
天才は来る日も来る日も諦めず努力をするから天才になるんです。
努力を惜しまない人こそ、
最終的に社会を変革する力を持っているのだと思います。

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