株式会社アメディア 代表取締役 望月 優


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代表取締役 望月 優

代表取締役 望月 優

設立 1989年2月14日
事業内容
    • 視覚障害者向け機器の開発・販売
    • 視覚障害者及び福祉関係者向けパッケージ・ソフトウエアの開発・販売
    • 点字プリンタの販売
    • 視覚障害者向け電子機器の販売
会社HP http://www.amedia.co.jp/

コンピュータを学ぶきっかけ

私は、幼いころに病気で失明をしました。
中学生までは、生まれ育った静岡の盲学校へ通い、
高校は憧れでもあった東京への進学を決め、全寮制の盲学校へ入学。
その後、千葉の大学でドイツ語を専攻し、
卒業後は英語の非常勤講師として4年間勤務をしました。

そこで、今のビジネスにつながるコンピュータの必要性を感じる出来事に出会います。
当時は、教員の会議資料をガリ版印刷というものを使用していたのですが、
ある時から、コンピュータで印刷した資料の配布に変わったのです。

その時に思いました。
もっと私にコンピュータの知識さえあれば、それを点字で打ち出せるのではないかと。
私のように目の見えない人は、文字情報から隔離されているケースが多いのですが、
その範囲を、コンピュータを取り入れることにより、大幅に解消できると考えたのです。

そこで私は、コンピュータの勉強をはじめる決意をし、
国立職業リハビリテーションセンター電子計算機科へ入所しました。

情報とテクノロジーで障害者の自立支援を!

一通り学び、プログラムなどもかけるようになった私は、
就職への道、そして起業への道という2つの進むべき方向を考えていました。
もともと、言語翻訳の仕事に就きたいという思いを強く持っていましたので、
アプローチした会社もありましたが、
残念ながらその企業とはご縁が無く断念…。
そこで迷わず起業をする道を選択したのです。

私がそもそもコンピュータを学び始めたのは、
コンピュータを取り入れることにより、
目の見えない方々の、ハンディキャップを大幅に軽減できると思ったから。
視覚障害者は文字を書くことができません。
実際、パソコンの普及で、私自身も文字でコミュニケーションをとることができ、
世界が大きく広がりました。

それを実現するために設立したのが、株式会社アメディアです。
1989年2月に起業しました。
アメディアの経営理念は、
「情報とテクノロジーで障害者の自立支援」。
私たちは、情報とコミュニケーションで人々がつながり、
技術と交流で障害者が自立できる環境づくりを促進しています。

視覚障害者を支援する商品を総合的に

弊社は、視覚障害者に役立ち、
自立できるための情報機器やソフトを総合的に取扱いしています。

主に海外からの輸入や国内から仕入れた商品の販売していますが、
自社で開発した商品の製造販売も行っているんですよ。
印刷物を音声で読み上げるという技術については、
20年程前から力を注ぎ取り組んできましたので、
弊社のトップランナー商品となっています。

また、1990年代前半の頃から、
ソフトバンクさんに対する、視覚障害者用機器の卸売り窓口も行っています。
ソフトバンクさんには、様々な情報機器の卸売業者として活動されているという部門もあるんです。
大手の企業ですから、様々なニーズが上がってくる中で、
特に視覚障害者向けの商品については、弊社に依頼をいただいています。
そのニーズお応えし、提供をしているというのも主な事業の一つです。

本当に必要なものを提供し続けるために

弊社の常に軸となる目標は、
世界中から、最も良いもの、最も便利なものを徹底的に探して、
日本の視覚障害者の方に提供する事業を展開していくことです。

世界中の様々な商品をリサーチし、
探して、探し抜いて皆様に提供しています。
そして、リサーチをしていくと、
本当は必要な物なのに、どれだけ探しても実在しない事があります。
その時こそ、その本当に必要な物を弊社が作ればいいのです。

すでにある物を作って競争しても仕方ありません。
視覚障害者が必要な物をとにかく提供し続けるのが使命ですから。
なので、私たちはまず第一にとことん探します。
これを繰り返し行うことによって、
国内外から自然と情報も入ってくるようになってきました。

大きな社会貢献のためのビジネスモデル

自立支援業界の発展は、その国の経済力と比例しています。
ヨーロッパやアメリカが進歩していて、次に日本、続いて韓国、
そして、中国が伸びつつあるというのが現状です。

国の経済が発展すると、最初は福祉以外の大切な物に流れ、
それがある程度全体に伸びていくと、福祉にまわってくるんですね。
現在の中国の経済成長の伸び率は飛躍的だと思いますが、
福祉にまわってくるのは、これからです。
そこで弊社では、中国への進出を視野に入れて活動を進めているんですよ。

また、私は長期スパンで収益が見込めるようなビジネスモデルを目指しています。
それが最も社会貢献できる形だと思うからです。
早く儲かることを目指しも、大きな社会貢献はのぞめません。
例えば小学生を教育し、その子達が大人になり活躍する。
その活躍により国が伸び、国が伸びるからこそ福祉も伸びる。
要するに、基盤から掘り起こす活動をしていくというストーリーですね。
これらを実現するためには、発展途上国にもどんどん進出していく必要があります。
そして、そのためには、もっともっと会社に力をつけていかなくてはと考えています!

壁を持たずに柔軟な姿勢を

弊社には、障害者もいれば、外国人のスタッフもいます。
そういう意味でも、様々なことに対して、壁をもたない人材を求めています。
自分自身の狭い社会での価値観とらわれず、
例え異なるタイプの人に出会ったとしても、
受け入れられるという柔軟な人が良いと思っています。

また、今「何ができているのか」ではなく、
「何をするべきか」と考え、行動できることも重要です。
例えば、これから展開を考えている、中国やその他の国々にも
躊躇することなく、「行きます!」と言えるぐらいの人。
中国語ができないなら、中国語を勉強すればいいのですから。

皆さんは、どういう視点で企業を選んでいますか?
私は、特に最初に就職する企業は、
学べる企業、自分の成長できる企業はどこかという視点で選んでほしいと思っています。
人生70年、80と考えた時の20代の数年間は、
まだ学習期間と捉えても良いのではないでしょうか。
待遇が良いかどうかというよりは、より多くの事を学べた方が、
40代、50代になった時に、より稼げる人間になれるはずです。

どの会社の寿命が長いか、短いかなんてわからない世の中です。
今が華やかだから長いとは限らないし、
同じ会社にずっと所属できると思ったら大間違い!
だからこそ、自分を磨き、
どこでも活かせるようなプロフェッショナルになってください。

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