株式会社インフィニット・フィールド 代表取締役 山本 豊


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代表取締役 山本 豊

代表取締役 山本 豊

設立 2002年8月22日
事業内容
    • システム開発
    • IT技術研修
    • ITコンサルティング
    • 管楽器販売
会社HP http://www.infinite-field.co.jp/

社長を目指した理由

高校を卒業してフリーターになりました。
大学へ進んだ先輩方から話を聞くと「勉強なんかしないよ」と。
どうせ遊ぶんだったら、大学に行かずに働きながら遊ぼうと(笑)。
ただ、パソコンは好きだったので、勉強は中学生の頃からやっていましたよ。
将来はプログラマーになりたいと考えていましたね。

社長になろうと思ったのは、働いていた会社の社長の影響です。
社長室からはいつもテレビの音、新聞をめくる音、時にはいびきが聞こえてきたり。
呼ばれて行ってみるとパソコンの画面には将棋のゲームが映っていたりもして、
仕事をしている様子はまったく無かったんですよね。
この時から「いつか俺も社長になろう」と社長を目指し始めました(笑)。

この会社に勤めて3年ほど経った頃、
そろそろかなと思い、東京に出てきました。
仲間と資本金を貯めにかかることに。
上京後はSEの仕事をしていましたが、
将来起業した際に仕事をとるには営業力が必要だということで転職。
入った会社で就いた仕事は完全歩合制の営業職でした。
未経験でしたので、最初の3ヶ月ぐらいは成果が出せず、給料なしでした。
加えて、営業経費も自己負担だったので、貯金を切り崩しながらの生活でしたね。
それでも社長になる夢に向けて踏ん張っていたのを思い出します。

1年ほどして、成果も安定してきたし、実力も付いてたかなと思い、退職を申し出たところ、
システム開発事業を行う関連会社を新しく設立するので、
そちらへ出向するように促されました。

社員を抱えてみて

他の設立メンバーの技術者経験が浅いこともあり、関連会社での仕事は大変でした。
まずお金がまわらず、仕事もとれない。
ようやくとってきた仕事の内容もプログラマーばかりで、
SEやコンサルなどの仕事はあまりとれませんでした。
しかし、大変だった分、会社を立ち上げるというプロセスを学ぶことができたので、
出向して良かったなと思いましたね。

関連会社には1年半勤めて、ようやく起業です。
社長になる夢が叶ったわけですが、
思い描いていた社長像とはかなり異なっていました。
お給料の額は上がりましたが、思っていたよりも多忙だし、自由がきかない。
また、どんな困難な状況でも逃げられないのが大変でしたよね。
ですが、そのような状況だったからこそ、
創業メンバー4名の中で一番成長できたような気がします。

創業メンバーは、私が口説いて参画してもらっていたので、
簡単に投げ出すことはできませんでしたね。
大手企業にいた仲間を迎える際にも
「絶対同期の中では一番稼げるようにする」
と約束を交わしていましたから。
ようやく額は追いついてきましたけど、まだ一番と言えるまでにはなっていないので、
まだまだ当分逃げられませんよ(笑)。
と言いながらも社長業はやればやるほど自分が成長できるので、
やっていて楽しいですけどね。

品質第一

現在のメインとなる事業は、システム開発です。
開発はもちろん、導入、運用、保守まですべての工程を一貫して請け負っています。
特にこだわっていることは、サービスの品質。
良いものを作るということは当たり前で、
お客さまとの打ち合わせの段階から、
お客さま自身が気付いていないニーズ、ウォンツを見つけ、
より良い提案をしていくことにこだわっているつもりです。
現在は、テレビ局向けのデジタルコンテンツ開発、
大手求人サイトの保守・運用・開発、ネット広告会社の保守・開発、
などなどいろんな仕事をしています。

また、ホームページを見ていただくと分かるかと思いますが、
経営理念や年商などが細かく掲載してあります。
これには理由があります。

以前から教育には力を入れてやっていたんですが、
採用に関して新卒よりも中途未経験者の比重が多かったんです。
ところが、しっかり教育して知識や能力が身につくと、
他社から引き抜きをされてしまうことが多く、それが悩みの種でした。

どうしたものか……と考えていたところに追い打ちをかけたのがリーマンショックでした。

当社が小さな会社ということもあったためか、先行きに不安を感じた社員たちが、
引き抜き、業種変更、Uターン、より規模の大きい会社への転職などで、
大量に辞めていったのです。

そこで採用を見直して中途未経験者よりも新卒を採用し、理念や想いを共有し、
本当に一緒に成長していってくれる仲間だけを募集しようと思ったのです。

そして社員との価値観のズレをなくすためにも、しっかりした情報共有をしなければと思い立ち、
想いや情報をより詳しく開示するようにしたのです。

当社の一員となった方には、
徹底したプロ意識を持って仕事に取り組むビジネスパーソンになってもらう。
これがサービス品質の良さにもつながるのだと確信しています。

新規事業、海外展開…今後のビジョン

現在はシステム開発事業が中心ですが、
今後は新規事業をどんどん立ち上げていきたいと思っています。
ここ2年で言うと、
IT技術研修事業、管楽器販売事業が立ち上がりました。
また、現在は未経験者向けIT技術研修付き求人サイト事業の立ち上げを行っています。

新規事業にこだわる理由としては、
リーマンショックで苦い経験をしましたので、
景気に左右されないような会社にしていきたいからです。
事業領域を増やすために、
まずはシステムを開発することで報酬をいただくビジネスではなく、システムを使ったサービスを提供し、
その利用に対して報酬をいただくビジネスに移行していけたらと思っています。

現在も大事にしていることなんですが、教育にはより一層力を入れていくつもりです。
まずは自社の社員がきちんと育つことによって、
時代のニーズに応えられる会社のモデルケースとなることが必要だと思っていますし、
最終的にはIT技術研修だけでなく、
さまざまな業種、職種に対応した教育サービスが提供できたらと思っています。

しっかりした社員を育成するために、
今考えているのは研修をいかになくしていけるかにこだわっています。
もっとも理想的な姿は研修に時間を割かなくても簡単な説明をして、
先輩社員がOJTとして1日だけ一緒に仕事をするだけでその仕事のやり方を覚えられる、
そんな仕組みを作っていけたらと考えています。
その上で、社員が自らで考えて、動けるようになること。
そうなれば自ずと時代に求められる企業になれるかなと思います。

また、海外への展開についても考えています。
海外展開といってもただ拠点を作って社員を駐在させるのではなく、
現地の人を雇い入れることがポイントです。
当社では、エコノミックビオトープの創造という長期ビジョンを掲げているんですが、
海外拠点には学校や病院、宿舎を併設し、
恵まれない地域で不自由な生活を送っている現地の人を採用し、
彼ら(彼女ら)の経済的自立を支援していきたいと考えています。

そうすれば、働く側にとってもプラスが大きく、WIN-WINの関係が築けますよね。

自ら考え、素直であること

一緒に働きたい人物としては「自分で考えられる人」でしょうか。
最近の若者に関して抱いている印象は、非常に優秀な人が多いと思っています。
ただ、きちんと考えられる人は多くないと思います。
インターネットもない一昔前では、
少ない情報の中からいかに仮説を立てて検証していくかが当たり前にできていたと思います。
今はインターネットで検索すればすぐに答えが見つかることもあってか、
そういった経験値が少ないと感じています。

限られた情報の中で試行錯誤をするという経験は、
より大きな仕事をしていくためには必須だと思うので、
若いうちから訓練しておくことは非常に大事だと思います。
教えたことができるのは当たり前ですからね。
社内でも欲を言えばもう少しこういった人材が育って来てくるといいなぁと思っているところです。

さらに大事な素地としては「素直な人」でしょうね。
頭が良く、知識量が豊富なだけに
上司や先輩に教えてもらっても、その通りにやらない人もいます。
自己流でも結果がきちんと伴えば素晴らしいことなんですが、
そんなにスムーズにいくほど仕事は簡単ではありません。
一度すべてを受け容れて、教えられた通りにやってみる。
オリジナルを出していくのは、その後からでも十分だと思います。

若き起業家たちへのメッセージ

最後に学生、若者に対してのメッセージですが、
社会のルールを学んでほしいなと思います。
学校を終えて社会に出ると、
社会では一回りも二回りも歳が離れた人と仕事をすることが多くなります。
世代の違う人同士が一緒に仕事をしていくにあたっては、
これまで許されていたことや、スルーされてきたようなことでも
タブー視されることがたくさんあります。
また、社会は先生のような存在が注意してくれる世界でもなく、
自分が犯したミスに気付けないことも多々あり、
たいしたことではないと思っていたことが
とてつもなく大きな損失につながってしまうことだってあります。

特に人間関係はちょっとしたことで亀裂が入ったり、修復できたりするもの。
だからこそ、基本となるあいさつや礼儀、気遣いなんてことが重要になってくるんです。

専門的な知識やスキルは会社に入ってからいくらでも吸収して身につけていくことは可能です。
学生の内はしっかりした人間の基本を身につけてから社会に出てくるようにして欲しいですね。
そういった人であれば、どの業界、業種でも重宝されると思います。

当社としても、もっと会社を成長させるために、
将来幹部候補生となる人材を求めています。
入っていただいたからにはどこに行っても恥ずかしくない、
ビジネスパーソンに育てるつもりでいますので
我こそはと思う方、成長したいと思っている方には
ぜひ関心を持っていただきたいですね。

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