代表取締役社長 伊野部 博孝

代表取締役社長 伊野部 博孝

設立 1999年9月1日
事業内容
    • ウエディングプロデュース アライヴァル
    • ウエディングプランナー育成スクール運営 アライヴァル ウエディングカレッジ
    • ドレスショップ ドレスギャラリー アリュール
    • フラワーショップ ヴェロニカ インターデコール
    • 飲食業 モダン ヴィンテージ
    • デザイン設計事務所 マッハデザイン
会社HP http://www.arrival-wedding.com/

悔しさからの独立意思

小学生の時に感じた悔しさ、それが私を起業へと導いたものでした。
元々高知の旧家であり、地元ではそれなりの格式を持っていた我が家でしたが、
私が幼いころは落ち目になってきていて、何か目立つことが欲しいという状況でした。

そんなある日、祖母がテレビで甲子園のピッチャーを見ながら
「うちにもこんな子が一人いればね」等と呟いたのです。
当時の私にとって、父親はマウンドで投げるピッチャーよりも輝かしいエースでありヒーロー。
その存在を否定された私は、言いようのない悔しさを感じたのです。
「それならば、自分がそのエースになってやる!」
そういわんばかりに、将来の活躍を心に決める事となりました。
この時の思いが、中学生になり起業への意識を明確にし、今に至るのです。

バブルの空気が広がり、「将来大物になる」という夢を持ちやすかった環境であったことも、
大きな要因だったのでしょう。
その足がかりとして、私が始めたことが皿洗いのアルバイトでした。

ただ働く事からの脱却

ただ皿を洗うだけという仕事であった事もあり、
時給はとても低く、面白いものでもありません。
ただ淡々と仕事をこなす事に飽き飽きしていた私が始めたこと、
それはタイムを計るという事でした。
皿を洗う事に対してタイムをつけ、日々それを更新する事を目標としていたのです。
洗い方に工夫を凝らし、更新する度に書き換える。
そうやって、楽しみながらアルバイトをこなしていました。

しかし、皿洗いの技術のみで時間を短縮するのにも限度があります。
これ以上は技術だけではどうにもならない、そう考えた私が目を付けたのが、
ウェイターとの関わり。
ここを改善すれば、タイムが縮むのではと考え、
例えば残飯のある皿とそうでないものを分けて下げてもらう等の工夫を、
ウェイターに頼む事にしたのです。
この様に、自分以外の改善要因を見つけていくという経験は、
今の私になるまで大きな糧となりました。

信じるか、そうでないか。

その後は、高校3年でありながらホットサンドの店舗を開業するなど、
様々な経験をしながら大学へ進学。
アルバイト先がホテルであったことから、
ブライダル業務の関係の人と接する事が多くありました。
その縁もあって就職した先は、ブライダル業界。
ブライダル業界の社長からヘッドハンティングされたことがきっかけでした。
当時は自身が学んでいた、ホテルでの経験を生かす形での採用なのだと思っていたのですが、
社員の方々に紹介される際、驚きの一言が社長から発せられたのです。
「彼は我が社のトップセールスになる!」
今まで営業など経験したこともない私は、
その様な期待がかけられているとは思いもしていなかったのです。

しかし、社長の思いに答えようという意思から、仕事への取り組みは本気。
2か月後は本当にトップセールスにまで上り詰める事が出来たのです。

自分の起業の際にも、その人を見抜く目がほしい。
そう思った私が、どうしてトップセールスになると分かったのか、と社長に問うと、
「実は、誰にでも同じことを言っている」
との返答があったのです。
つまり重要なのは、初めの言葉を信じて素直に頑張ったかどうか。
これが分かれ道になったという事なのです。

苦労から成功へ

その後、自身で独立する事になったのですが、
最初は苦労の連続でした。
資金がないため、法人化もできず、事務所もありません。
それでは、東京では見向きもされないのです。
そこで、出発点として選んだ場所が福岡。
東京の文化を受け入れようとしつつ、立地的にも文化が伝わるまでの時間がかかる場所、
そのような理由で選んだ地でした。

しかし、そこでもうまくお客様はなかなかつきません。
様々な所の手伝いに出向き、ようやく仕事が出来るという日々でした。
そんな努力を見てか、応援してくれる風潮も広がっていたような気もします。

3年後に法人化したのですが、その中でも苦労したことは採用。
先述したとおり、仕事もオフィスも実績もない我が社。
当然良い人材が集まるはずはありません。
増えては減りを繰り返し、社員3人の壁が破れない日々。
その壁が破れれば6人の壁、と次々に壁が立ちはだかるのです。
しかし、仕事だけは順調に増え続け、それに伴う事務所の拡大などが理由となり、
気づけば40人程の社員数となったのです。

望む人物像

我が社は今、プロデュース業から発展させた様々な業務を展開しています。
そのそれぞれの業務において集団を作り、それらを組み合わせる事で成り立っているのです。

そんな我が社が求めている人物像は、
まず長くこの業界で楽しみながら働く意思のある男女。
この業界の8割の人は女性という現状ですが、
結婚等のやむを得ない理由で長く仕事を続ける事が出来ないというのも事実です。
我が社はそれでも働きたいという意思を持つ女性に対して、
様々なフォローを行っていきたいと感じています。
そのフォローがあれば続けたい、そう考えてくれる方を求めていますね。

そして、男女関係なく自分に合った場所を見つける意思を持つ人を欲しています。
様々な分野で業務を広げていこうとしている現状に、
自分の長所を生かせる場を見つける、
あるいは自身で作り出そうとする人が必要だと感じているのです。

さらに言うとすれば、不器用でも構いません、一芸に秀でた人がほしい所です。

成長の場を選ぶ

野望や欲望、あるいは希望。
その様に呼ぶ事が出来るのが「起業」の意思。
そう私は考えています。
それらを持って起業しようとしている若者を応援したいのです。

しかし、起業と言っても、それは難しい事ではありません。
会社を興すことは誰にでも出来る事なのです。
しかし、難しいのはその先、何よりも継続なのだと考えています。
まずは、自分自身が売り上げや支払いを常に考える事が出来、
何よりも飽きずに楽しんで行う業務を見つける事が重要です。
それは、自分の得意不得意を見つける事とも言えるのだと思います。
自分にとって、得意な業種は何なのか、楽しめる業種は何なのか、
それを是非早めに判断してください。
それが出来た後は、その領域で早く成長する事を考えてください。
会社選びはとても大切。
しかし、それ以上に、自分の成長する場として業種選びも大きなものなのです。