株式会社インタートレード 代表取締役社長 尾﨑孝博


LINEで送る
Pocket

代表取締役社長 尾﨑孝博

代表取締役社長 尾﨑孝博

設立 1999年1月25日
事業内容
    • 金融ソリューション事業
    • ITソリューション事業
    • ヘルスケア事業
会社HP http://www.itrade.co.jp

実力主義の会社で働くことを決意

大学時代に一番情熱を注いだのはアルバイトでした。
クルマが好きだったので、
ガソリンスタンドで働いて改造したり、賑やかなホールのバイトをしたり。
学生時代に「社会で働く」とは一体どういうことなのかを垣間見る機会が多かったと思います。
そして、気付けば大学4年の春になり、周りにならって就職活動を始めました。

当時の就職活動をする学生には、転職を通してステップアップという概念があまりなく、
一度就職したらその会社にずっと勤めるというのが一般的でした。
だからこそ就職活動は
自分の一生を左右する一大事であるという認識が強かったのを覚えています。

寝ても覚めてもアルバイトをして過ごしていたので、
あまり学問に対して真面目な学生ではなかったという負い目を何となく感じていました。
会社選びに関しては学歴ではなく、入社してからの実力で評価してもらえる会社という視点で
「実力主義」というイメージの強い証券会社に的を絞って就職活動を行いました。

そんな真剣な姿勢とバイタリティが評価されたのか、
5社ほどから内定通知をいただきました。
そのなかからインスピレーションを感じた某証券会社に就職をしました。

営業でバリバリ!と思いきや…金融工学に携わる部署へ

当時は株式市場が活況で、飛ぶ鳥を落とす勢いの業界だったこともあり、
周りには優秀な人材が揃っていました。
そんな人達に「追いつきたい」「負けてはいられない」という
熱い気持ちを持って営業でバリバリやるぞと思っていた矢先、
配属されたのはなんと金融工学に携わる部署。
コンピューターや統計学、オプション理論など数学的手法を駆使して分析を行い、
資産運用や投資について研究する日々が待っていました。

大学時代、勉強を真面目にしてこなかった私は
周りにおいてかれないようにくらいつくのに必死で、猛勉強の毎日でした。
部署としても少し特殊で、1年間専門的な研修を受けた後、人数が半分に絞られ、
残り半分は異動させられるという環境でした。
そんな中、私はなぜか5年間にわたって勤めることができました。
その後は株やデリパティブを運用する部署に5年間。
あまりに大きな金額の運用を任され、胃が痛くなるといった状況は日常茶飯事でしたが、
一方で勝負の世界で勝つ高揚感ややりがいは代えがたいものでした。

証券業界の将来を私達が創る!その思いから起業へ

そんな私が起業するきっかけとなったのは、
現在の会社の創業者となる人物、西本からの誘いです。
1990年代末期、証券業界自体が不況になり、
会社や顧客に対して心ない言葉を発する人も出てくるなど、
社内の雰囲気も悪くなってきていました。
証券によって不幸な人が増えている…
その状況に違和感を感じたのです。

西本の方も、インターネットが一般に普及する前から
「ネット証券を手掛けるべきだ」と会社には何度も提案をしたのですが、
聞き入れてもらえない状態でした。
大企業ならではの難しさがさまざまな局面で表れていましたね。

そんな時、先輩であった西本から
「自分達のやりたい形を実現できる会社を創ろう」と声をかけられたのです。
誰にでも人生には1度や2度は大きなチャンスが訪れると言われます。
それに気付き、踏み込めるかどうかがその後の人生を大きく左右すると思うのですが、
まさにこの時が私にとってのチャンスだと思い、
会社を退職して起業することを決意しました。

システムの開発、販売に成功し、上場へ

2000年を迎える寸前の1999年、
私と西本、そして営業系の仲間の3人でインタートレードを設立。
ちょうど33歳になる頃でした。

設立当初からこれからの証券業界はシステム化が著しく進み、
オンライン化、PTS(私設取引システム)や自動売買システム等が重要になってくるだろう
ということを見通していたのですが、
当時それを理解してもらえるお客様は多くはありませんでした。
1年目はある証券会社の自動発注システムの設計等の仕事で黒字にはなったものの、
毎年同様の仕事の案件を受注していくのは難しいと思いました。

そこで、2年目からは裾野を広げ、
証券業界のディーリング、トレーディングシステムの開発や様々なビジネスにチャレンジしました。
ディーリングシステムの開発には相当な資金が必要であるため、
出資を募ったり、他のビジネスで収入を得るためできることは同時進行で何でもチャレンジしました。
思い返してもシステム開発や営業、資金繰りなど、本当に苦しい時期でしたね。

3年目に入ると、
開発したディーリングシステムが1社の証券会社に導入されたことをきっかけに
30社以上の会社への導入が決まりました。
順調に売り上げを伸ばし、ようやく軌道に乗せることに成功しました。
そして、第6期目には東京証券取引所マザーズ市場に上場することができたのです。

5つの柱を作るために新しい事業をスタート

最近でこそアベノミクス効果もあってか株価も上昇、安定してきましたが、
リーマンショックの時は非常に厳しい時期を過ごしました。
その経験から金融とシステムの得意分野だけで経営を行っていくことは、
リスクだということに気付きました。

そこで新しく始めたのがITソリューション事業とヘルスケア事業です。
ITソリューション事業では、
金融以外のシステム開発や、会計パッケージ、MSPと呼ばれる資産管理を
システムが行う仕組みを作って販売しています。
特にMSPに関してはまだまだ国内では珍しいので、伸びしろが大きいと考えています。
現在、世界の人口は増え続けているため、
近い将来、資源や食料が不足する事態が引き起こされるでしょう。
我が国日本もTPP参加など、色々な規制が緩和されるだろうと考えています。
現在当社が注目しているのは、ハナビラタケというキノコ。
一時期、アガリクスというキノコがブームになったこともありましたが、
同じように健康面における効果が期待されるキノコです。
国内では生産量も少なく、認知もされていませんが、
それだけに大きなチャンスがあると考えています。
健康や長寿は人間にとって永遠のテーマですから、近い将来注目されることでしょう。

他にもいくつか子会社を抱えていますが、
インタートレードを中心として双方で支え合うような
グループ組織を作っていきたいと思っています。
インタートレード自身も3つの事業で、
総額100億円ほど売り上げる規模にまで成長させていきたいですね。

会社成長に向けて求める人財とは?

新事業へ向けて大きく動き出した当社に必要なのは、チャレンジ精神あふれる人財。
時間が経つのを忘れてしまうくらいがむしゃらに仕事に向かっていくバイタリティと
経営理念でもある「迅速」「誠実」な面を備えた人物が理想的。

企業には決められたことをこなす能力を持った人間も必要ですが、
それだけでは企業は成長しません。
マネージャーとリーダーの違いはそこにあると思っています。
マネージャーは決められたことを遵守できる人。
リーダーは時として、ルールや固定概念を破ってでも正しい方向に導くことができる人です。
上場企業でありながら、ベンチャー企業の側面も併せ持つ当社にとっては、
攻めも守りもどちらも大事。
どちらもバランスよく事業を展開していきたいですね。

昨年を振り返ってみると、成長が光る社員が何人か現れ始めたと思っています。
自ら課題を見つけて解決する方法を考え、実行できる社員が現れてきたのです。
こういった社員は成長を続ける会社にとって必要不可欠な存在です。
そして会社はそういった社員を守るためにもきっちりと実績をあげ、
組織の活性化を保ち続けることが大事。
まだまだ勉強という真摯な姿勢で、社員一丸となって邁進していきたいと思っています。

LINEで送る
Pocket