代表取締役 鈴木 章裕

代表取締役 鈴木 章裕

設立 2013年9月4日
事業内容
    • アドプラットフォーム事業
    • インターネット広告関連ソフトウェアの企画・開発・販売
    • デジタルマーケティング支援事業
会社HP http://www.geeen.co.jp/

軽い気持ちで入った会社は、弱肉強食の世界だった。

新卒で入社した会社は、新聞社系の広告代理店です。
当時は、30人採用して1年経ったら5人しか残らないくらい、ハードな環境でした。
新人研修と称して1週間も山の中で合宿をしたり、
自分のポケットマネーではとても手が出ないような高価なスーツや時計を買わされたり、
会社としてあるべき人材になるよう、徹底的に教育されました。

まさに弱肉強食の世界でしたので、
実力のある者だけがどんどん上に上がって、
高いインセンティブをもらうことができました。
結果の出ない社員は辞めていくしかない、という厳しい環境です。

そんな厳しい会社で5年間踏ん張り、
史上最年少で営業部長にまで上り詰めることができました。
当時は、よその会社がどんな雰囲気なのか知らなかったため、
これが当たり前なんだと思っていました。
それに、元から負けず嫌いだったこともあってか、
厳しい会社でもやり抜くことができたのだと思います。

自社のサービスで勝負!分社化した理由とは

営業部長に上り詰めたあと、入社5年目で退職。
次に入社したのは、インターネット広告の会社です。
まだまだ規模の小さい会社でしたので、休みも返上して死に物狂いで働き、
7年半で売り上げ30億円、グループ会社4社の規模まで育て上げました。

その勢いで独立し、設立したのが当社設立のもととなる「コミクス」です。
コミクスは、GoogleやYahooといった検索エンジンで、
いかに効率よく、より多くの有益なアクセスをクライアントのサイトに誘導できるか、
という、検索エンジンに対しての様々なソリューションに強みを持っています。
そのほか、PRのコンサルティングや、交通広告など、
企業の広告・宣伝にまつわる事業を展開する企業です。

当社は、企業のデジタルなマーケティングの支援ツールの提供や、
web広告のプラットフォーム提供を目的としています。
もともと、コミクスのサービスの一環として、
会員登録や資料請求など、
企業のwebページにある申込フォームの途中離脱に対する対策ツールを提供していましたが、
始めた当初は月20社程度しかなかった案件が、1年で60社近くにまで増えたことを受け、
コミクスからこの事業を分社化させたのです。

コミクスでは、Yahooやgoogleなど、他社の検索エンジンの
リスティング広告の運用やSEO対策を事業としています。
一方当社は、自分たちがデジタルマーケティング領域で、
アクセス解析などのクライアントの費用対効果を最適化するツールを制作しています。
受注発注ではなく、自社で創造したものを多くの人に使ってもらう、
というところが、コミクスとは大きく違っています。

社名に込められた3つの「e」

当社の社名には、「次の世代に残したい」という意味が込められています。

社名は「GeeeN」と、間に「e」が3つ入っていますが、
今、という世の中を元気にしたい、という思いから
「元気」のゲン、
このツールを作った人物が通称「ゲンさん」と呼ばれていること、
また、私の息子も「ゲン」という名前であること、
この3つに共通する「ゲン」というフレーズを社名に取り入れました。
そのため、「e」が3つ入っているのです。

当社では自社ツールを多く作成しています。
そのため、世界にふたつとない、オリジナルなものを所持しています。

今は、まだコミクスのほうが規模は大きいですが、
5年、10年と経てば、きっと当社のほうが大きく成長するはずです。
ゆくゆくは、グローバル化や上場などを実現していきます。

やはり、会社としてクライアントだけを幸せにするのではなく、
当社に関わるすべての人、ひいては社会全体を幸せにしていきたいのです。
そのため、会社にも利益があって、
かつ社会にも影響を与えられるような取り組みを常に考えています。
たとえ会社にとって利益の出る仕事があったとしても、
社員がぼろぼろになるくらい辛い仕事ならば、
あえてその仕事を断ってしまうこともあるくらいです。

もちろん、仕事は大企業に比べたらよっぽどハードですし、
この考えに甘えてだらける社員に対しては、しっかりと指導します。
ただ、経営者として、人間として、最後は感謝されるような存在でありたい。
だから、目先の利益だけにとらわれない仕事をしていきたいです。

最新技術搭載!期待のプラットフォームとは

当社のサービスの中で特に注力しているのは、
「Web CUBE DSP」と「EFO CUBE」の2つです。

「Web CUBE DSP」は、今年の10月からテスト配信を始めた、
Web広告を配信するために使用するアドプラットフォームです。
日本国内の様々なWebサイトを束ねており、
現状で月間150億インプレッションという在庫を保有し、
広告を出稿したいクライアントと、各種の媒体を
最適にマッチングさせるためのしくみとなっております。

配信メディア・ユーザーを最適化するために、
クライアントのサイトで取り扱っている商品やサービスに関連するメディアに対し、
広告を出稿できる「コンテンツターゲット」や、
メディアごとの配信実績に応じて、メディア出稿のための入札単価を調整できる
「プレスメントターゲット」といった機能を設け、
配信メディアの選定およびユーザの絞り込みを行います。

また、人気メディアに広告を出稿する場合、オークション方式で競売することがありますが、
入札する場合にも、曜日や時間ごとに細かく入札金額を設定したり、
一度商品購入や会員登録に結び付いたユーザーに対し広告の配信を防ぐなど、
限られた予算を効率的に使用できるようなしくみを備えています。

このサービスは、サーバー構築に月100万、200万といった膨大な費用を投資しています。
しかしながら、最新の入札システムを搭載しており、
広告主にとっても、媒体側にとっても、win-winの関係となるプラットフォームです。

導入企業の97%に効果あり、最強ツールで頂点に立つ!

「EFO CUBE」は、資料請求や会員登録といった、
申込みフォームでのユーザーの途中離脱に対する対策ツールです。

登録が増えない、申し込みが増えない、といった課題を抱えたクライアントに対し、
入力フォームのどこまでは入力してもらえたのか、
項目ごとに入力率を分析したり、
入力ミスが多かった項目に対し、入力ミスをリアルタイムでチェックし、
エラーに対して入力ガイドを表示させたりといった機能を搭載しています。

このツールは、導入した企業の97%が、
ユーザーの商品購入や会員登録の割合が平均6%増えたという結果が出ています。
当社は、このサービスをお試しとして1カ月無償で提供し、
結果が出れば有料で、というかたちで提供しています。

こうした申込フォームに対するツールは、
今まで提供する業者もなく、
ニッチな市場でありながらも、かゆいところに手が届く、
非常に重宝されるものです。
今後もweb広告やデジタルマーケティングに関する支援事業を続け、
市場のトップシェアを握っていくことが、
会社のさらなる成長につながっていくと思います。

目に見えない「本質」を見極めよ!

目に見えるものだけが真実だと思わないこと。
オフィスのきれいさや、応対してくれた社員など、
表面的な要素だけで就職先を決めてしまう人が意外に多いのです。

その会社の本質、つまり経営方針や仕事内容など、
会社を構成する様々なことを視野に入れなかったために、
入社後にギャップを感じてしまう、馴染めない、という不幸な事態に陥ってしまうのです。
自分がどういう人生を過ごしたいのか、
どういうライフスタイルにしたいのかをしっかり考え、
その考えとマッチするような会社選びをしましょう。
経営者と話す機会があるのなら、ぜひその会社の経営理念や姿勢を聞き出しましょう。

人生は一度きりです。
会社勤めだけにとらわれなくとも、
フリーランスや起業など、
社会には様々な選択肢が存在します。

ただし実際には、会社に入ってみないと分からない部分もあります。
これで完璧だと思って入っても、違っていたりします。
しかしどんなにきつい状況になっても、
最低3年は努力しないと何も得るものはありません。

私も、ドラマに影響されて会社を決め、後悔したひとりですが、
そんな苛酷な環境の会社に5年もいたのですから、間違いありません。
すぐに諦めたり投げ出したりせずに努力をすれば、必ず得るものがあります。
自分を信じて頑張ってください。