株式会社オフィスバスターズ 代表取締役 天野 太郎


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代表取締役 天野 太郎

代表取締役 天野 太郎

設立 2003年(平成15)年6月20日
事業内容
    • オフィス家具、OA機器の買取と販売
    • 環境コンサルティング事業
    • 不動産仲介、各種設置工事、デザイン設計等オフィスのトータルコーディネート
    • 新規商材の開拓および海外への販路拡大
会社HP http://www.officebusters.co.jp/

社長か政治家か

起業を意識し始めたのは中学生のころからです。
性格上、大きな組織の中で決められたことをするよりは、
自分の力で自由にプランを考えて物事を改革していくことに関心がありました。
将来は、会社の社長か、または政治家になりたいと思い、
学生時代はその両方を試してみました。
具体的には、書店の流通などに関連する会社の立ち上げと、政治家の秘書を経験しました。
政治は面白いとは思ったものの、関わる人が多く、人間関係がややこしいものでした。
「自分がやりたいことをどこまでやれるのか」と疑問に感じ、
経営のほうが、より私がやりたいことをやれるという確信を持つようになりました。

ただ、すぐではなく、一歩一歩着実に進んでいくために、
下積みとして一度は企業に勤めてしっかりとビジネスの勉強をしようと、
大学卒業後は商社に入りました。
多くの業種があるなかで商社を選んだのは、単純にビジネスを幅広く学べると思ったためです。
新卒で入社した丸紅では、プラントや電力といった大きな産業を扱う部署が花形でしたが、
プロジェクトが大きいため、なかなか若い社員に責任ある仕事を任せてもらえない環境でした。
また、起業に向けて早く経験を積みたかったので、
敢えて商社のなかでは不人気な事務器部署を希望して
ロシアや中南米、中国といった発展途上国向けにOA機器販売業務に10年ほど携わりました。
そして、ビジネスへのアンテナを国内外で常に張り続けていました。

起業の原点は途上国で言われた一言

丸紅で発展途上国向けにOA機器を販売するなか、
途上国の取引先に「こんな高い新品の商品ではなく、もっと安いものを売ってくれ。
日本には中古で安い製品がゴミになっているらしいじゃないか」と言われることが多々ありました。
たしかに日本では、まだまだ使用できるOA機器がどんどん廃棄され、
電子機器ゴミとして社会問題にもなっていました。
これを途上国で安く売ることができれば、
ビジネスとして成立するし、社会問題の解決にもつながると思いました。
しかし、日本のメーカーや総合商社は新品を製造・販売し、
売上金額を上げていくのが優先で、
新品の販売を妨げるような中古品の販売は構造上、難しい側面がありました。
そこで、既存のシステムのなかでもがくのではなく、
「今こそ起業のタイミング」と、2002年6月に株式会社アトライを創業しました。

アトライでは、コピー機やパソコンなど中古事務機の輸出事業を担い、
翌年、株式会社テンポスバスターズとの共同出資で、株式会社オフィスバスターズを設立しました。

「もったいない」精神を追求

オフィスバスターズが目指すのは、中古のオフィス家具やOA機器を途上国で販売することで、
現在のように先進国と途上国との間の偏りや矛盾をなくすことです。
また、日本国内に目を向けると、大企業と中小企業との間にも偏りがあります。
現在、1%以下の大企業と99%以上の中小企業が存在していますが、
大企業は、OA機器やオフィス家具などの新品商品を新しい状態で廃棄して、
再び新品を購入しています。
一方、中小企業や起業したばかりの会社は、古くなっていく商品を壊れるまで使っている状況です。
にもかかわらず、新商品の開発などは、
その1%以下の大企業向けに設計され、世の中のオフィス需要を喚起しています。
弊社では国内外でのオフィス商品の偏りをなくし、
多くの人が感じている”もったいない”の精神を、
オリジナルのオフィスづくりを通じて、徹底的に追求していきます。
モノが余っている時代だからこそ、いかにモノを大切に使うかが重要です。

オフィスや車などをシェアする「シェアリング」が流行っていますが、
今まさに「リサイクル」・「リユース」の波が来ていると感じています。
贅沢なオフィスを作ったり、
新しいものをどんどん取り入れていくことが世の中のためになるわけではないのです。

「リユースの総合商社」として

私たちの事業の大半は「BtoB」で、法人間の取引としてリユースの促進を目指しています。
例えば、不要になったロレックスの時計をヤフーオークションで売ると、
そのお金は個人の出品者に入ってきますが、
法人の場合、会社のモノを売っても個人の利益にはならず「面倒くさい」と捨てられてしまいます。
そこで私たちが出かけて行って、「リユース」への関心ややる気を高めてもらい、
企業のリユースを促進します。
赴く場所は、オフィスだけでなく、工場やデパート、病院などもターゲットにしていこうと考えています。
また、販売するモノも、オフィス家具だけでなく、
日本でいらなくなったジェットコースターをベトナムに持っていったり、
日本で不要になった重機を中国に売るなど、「リユースの総合商社」として、
既存の枠にとらわれないリユースの促進を実現していく予定です。

BtoBの事業を行うのは、個人を対象にするよりも、高いレベルで大規模に再利用を実現できるからです。

我々が新卒採用をする理由

リユース業界は今後20〜30年後に日本の主要産業になると考えています。
今までは影に隠れていたリサイクル業界は、これから表舞台へ舞い降ります。
その担い手は新卒学生だと考えています。
新卒学生は、長い目で仕事に取り組んでくれ、そして長く働いてくれる。
出来ればリユース文化をワークライフにして欲しいと考えています。
そんな人材を輩出出来ればいいと考えています。

「若いうちに人脈をつくれ」

「リユースの総合商社」を謳うリーディングカンパニーとして、
これから入ってくる若い人には、個性を持った人に来てもらいたいですね。
仕入、販売、卸売と、幅広い職種を事業として続けているので、
いろんな個性を持った人がいてもいい会社だと思っています。
弊社にはリユース・リサイクルという「オンリーワン」の強みがあることで、
すべての社員に“居場所”と“出番”を確保する会社でもあると自負しています。
人はみんな居場所が必要ですが、居場所だけでなく、
「この人でないと」という出番も必要です。
自分なりの個性を発揮しながら、この新しい市場で、何か大きく開拓していく気持ちで挑戦してほしいです。

また、若い皆さんに伝えたいのは、若いうちに人脈を大切にしてほしいということです。
現在、フィリピンに9の店舗をオープンしていますが、フィリピンで事業を開始できたのは、
学生時代の友人関係や日本でフィリピンの留学生を受け入れていたときの縁があったから。
ロシアでのビジネスは、ロシアに留学していた時のコネクションがあったからです。
若い時につくる人脈は、早ければ早いほどいいものとなります。
そして、それがその後の人生のカギになっていくと思います。

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