株式会社ワイズ・インフィニティ 代表取締役 山下 奈々子


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代表取締役 山下 奈々子

代表取締役 山下 奈々子

設立 2000年2月24日
事業内容
    • 放送翻訳・通訳
    • 字幕翻訳・吹き替え翻訳
    • ゲーム翻訳
    • クローズドキャプション制作
    • 映像翻訳スクール運営
会社HP http://www.wiseinfinity.com/index.html

フリーランスの翻訳者から社長へ

留学から帰国した80年代、ビデオデッキが普及し始めた頃でした。
ある会社が日本未公開の映画を買い付け字幕をつける人が必要となり、
声を掛けられたのが字幕翻訳との出会いです。

また、テレビ局で情報番組やニュースなどで海外の人が喋る映像に
テロップをつける放送翻訳の仕事もしていました。

紹介等で順調に仕事が増え、DVDの普及、CS・BS放送開始で更に需要が増し、
手が回らなくなりました。
字幕の仕事をやりたい人は居ても、当時は学校が殆どありません。
ならば、会社にしてスクールを始めようとしたのが起業のきっかけです。

スクールを始めるため会社形態の方がやり易かったこと、
法人にしか発注できない会社があったことも法人化の理由です。
一人で自宅の5畳1室から始めました。

現在、会社面積は50坪、社員15名、アルバイト3名、外注翻訳者は約700名です。
最近はクローズドキャプションという聴覚障害者字幕の事業も始めました。

愛ある経営

理念は「愛ある経営」。
14年前に決めたこの理念は今も持ち続けています。

順調に仕事が増えたのは「断ったらこの人は困るだろう」という気持ちで仕事をしていたから。
そうさせたくないという気持ちが原点です。
「愛とは相手に関心を持つこと」というマザーテレサの言葉にあるように、
相手に関心を持っているから困るだろうということにまで関心が及ぶ、
常にそういう気持ちで仕事していきたいですね。

私には世話を焼きたい、おせっかいな部分があり、
その気持ちを集約すると「愛」という言葉になるのだと思います。

経営者として一番大事なことは会社を存続させること。
社員を一人でも雇ったらその人と家族の生活に責任を負います。
存続のために常に取捨選択していかねばなりません。
だからこそ利益が上がらないなら、例えそれがメイン事業である翻訳でも執着せず、
会社存続のためを考えていきます。
また、共に考えることができる社員を育てたいですね。

お客様に必要とされる会社になる

会社の存在価値はどこにあるか、お客様から求められるから、
お客様の役に立つから存在価値があるのです。
現在は字幕翻訳、放送翻訳でご要望があるから会社が成り立っています。

去年からクロースドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作事業を開始しました。
映像用字幕というカテゴリでは従来の業務と同じで、
これはお客様からの要望で始めたことです。

将来的にクローズドキャプション事業が大きくなればその会社になるでしょうし、
10年後にまた別の新たなご要望が大きくなればそれを事業として拡大していきます。
その時に翻訳は他社が安く提供できるならその会社に任せれば良いと考えています。
10年後は翻訳会社じゃないかもしれないと社員にも話しています。

ただし、その時も経営理念は変わりません。
お客様に頼られる存在、いろんな知識やノウハウを得たら
それをお客様に還元する仕事をしていきたいですね。

企業が新卒採用を行う理由

知り合いの経営者の方々が口を揃えて「新卒は良いよ」と話していた理由が最近分かってきました。
会社は新卒社員に真っ白な素直さを求めているのですよね。

思考とうものは癖付くもので、良い思考を癖付けることが大事。
言ってみればただの習慣にすぎません。
ところが、伸び代のある人材でないと良い思考を癖付けることはできないんです。
会社の理念やビジョンといった考え方を癖付けることができる
真っ白で素直な人材であろうという期待が新卒社員にはあるんでしょう。 

多少、面接慣れしていないところがあっても、
会社の教育で何とかなりそうなのであれば良いわけです。
当社としてもそういう光るものを持つ新入社員を採用したいと考えています。

最近の学生はプライドが高いと言われていますが、
そのプライドを挫かれても大丈夫な、打たれ強い人ならなお良いですね。
自分の学生時代のプライドをゼロに戻して、当社の考え方を吸収できる素直さを求めています。

当社の求める人物像

お客様が考えている以上のことをできる会社にしていきたいと考えています。
お客様が求められる100%をやるのは仕事として当然。
1%でも2%でも多くご提供して、お客様に感動していただけるような
プラスアルファの何かを考えつく人を採用の条件として重視しています。
ただ、言われたことだけをやるのは当たり前ですから。

また、伸び代がある人材を求めています。
若ければ若いほど、今既にできる人でなくても良いのです。
伸び代があって教育次第で伸びそうな素直な人が良いですね。
実際の採用では「この子と一緒に仕事してみたい」とか、
「面白そう」だとか、雰囲気によるところも大きいのは事実です。
柔軟性があり、会社のために頑張ろうという気持ちが出ている方と一緒に仕事したいですね。 

悲観的でありつつ、楽観的に

今のうちにいろんな経験をしておいてください。
アルバイトも1種類のだけでなく、いろんなアルバイトを経験すると良いでしょう。
旅行、映画、テレビなど、偏らずに視野を広く持って様々なことを経験しておくと良いですよ。
パソコンやスマホに頼るだけでなく、実際に自分の目で見て感じてください。

私自身が大学時代にやってよかったのは「苦労」。
正直に言うと自分では「苦労」だという意識はありませんが、
周りからはそう言われますね。
苦労をして何が良かったかというと、決断が早くなったこと。

また、トラブル解決のスキルも身に着けました。
予め最悪のことを想定しておけば、実際に最悪の事態になったとき
「こういう手だてをとれば良い」と冷静に対処することができます。
悲観的になって解決策を持った上で楽観的になれば良いですよ。
社員にも最悪の事態とその対処さえ押さえておけば、どんどんチャレンジしてくださいと話しています。

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